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【 旅 × 修行 】 遊行(ゆぎょう) 始めました .

 皆さん、こんにちは。はねだまさひろです。
 藤源寺を通じて " 禅の世界観 " と出会い、 " ギフトエコノミー " という考え方に共感する一方、目の前の世界とのギャップを眺めています。
 正解を探すのではなく、目の前の世界を多様な視点から眺めたいと感じて、僕は遊行(ゆぎょう)に出ることにしました。

聖徳太子の創建と伝えられる、京都・法観寺の五重塔(八坂の塔)

自分なりの遊行を定義する #DIY

一般的に遊行(ゆぎょう)とは?
僧侶が、衆生教化や修行のために諸国をめぐり歩くこと。行脚(あんぎゃ)。

(精選版 日本国語大辞典より)

 大学生の頃に出会いハマった、旅。
 これまで " 建築やまちづくり " をテーマに日本各地や東南アジア、ヨーロッパを歩いてきました。あちこちの素敵な場所に出会いましたが、スリランカの旅が本当に素敵で、過去の写真を見ながら思い返していました。
 これまでの旅も遊行的でしたが、今後はあえて、遊行する上で大切にしたいことを定義してから、歩いてみることにしました。

スリランカ「Heritance Kandalama」からの早朝の風景 

遊行のコンセプトを定める

⑴自分のエゴや枠を取り払う

 これまでの旅と大きく異なることは、" 師匠 " を求めて歩くところです。そして師匠達の言葉をジャッジせずにまず受け取り、目の前の出来事をあるがまま眺める意識を大切にします。受動的なイメージを持たれるかもしれませんが、より主体的に現実に寄り添うイメージです。
 「善・悪や好き・嫌い」といった、エゴや個人的視点を思い切って手放し、視野や視点を変化させながら、すべてをあるがまま感じ取るアプローチです。

⑵率先してギフトする

 師匠に受け入れて頂き、日々の営みにそっと混ぜて頂く。言葉にするとあっけないですが、本当に貴重な機会であり、多大なギフトを頂いてる実感があります。
 直接頂いたギフトへの返礼だけでなく、これまでの人生で頂いたギフトを社会にお返しするイメージでギフトを実践していきます。それがギブアンドテイクの関係を越えていけるひとつの方法だと思いますし、見返りのないギフトがもしかしたらできるかもしれないと期待しています。

思想家の内田樹は、「贈与は『私は贈与した』という人ではなく、『私は贈与を受けた』と思った人の出現によって生成する」と述べています。

(困難な成熟 | 内田樹 207頁 、世界は贈与でてきている | 近内悠太 97頁)

Global Goals Jam Kyoto/Keihoku 2023

 今回の遊行先のひとつ、京都市京北。
 人と自然の健やかな関係性が再構築されることを目指した " 工藝の森 " という新しい概念をヴィジョンに掲げ、モデルフォレストとシェア工房 " ファブヴィレッジ京北 " を運営する(一社)パースペクティブの皆さんに受け入れて頂いています!
 そして、GGJという国際的に開催される2日間のアイデアソン+ハッカソンに出会いました。工藝の森とファブヴィレッジ京北を中心としたフィールドワークやチームで取り組むアイデアソン+ハッカソンです。
 フィールドワークを通じて、視点を変えることで見える世界が変わる事を教わり、僕たちは工藝を支える職人にフォーカスして、森と工藝の循環が次の世代へと繋がる未来を考えました。
 
チームで考えた提案が下の動画にまとまってますので、よろしければご覧ください!職人さんの裏側にある美しき世界の一端に、触れられるような気がします。


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