今まで通り 190920


多分年末年始に腎臓の病を治すための手術をする。
この手術ができると決まったのが2019年9月中旬。
出来なければ人工透析人生となる所だった。
それを回避出来たということで当初はとても嬉しかった。

あれから約2週間。
腎臓の病ってのは自覚症状がゼロなのです。
更に生活習慣やら食生活を見直した成果から、体調は更に好調。
仕事もプライベートも中々順調になりつつあるのであります。
その流れを手術をする為に一旦ぶった斬ると言うのが、不安なのであります。

だが、この不安は恐らく僕の周りの人達が、腎臓の病だとか関係無しに「今まで通り」接してくれているおかげで成り立っている現象なのね。

会社の人たちは「今まで通り」自分にミッションを与え、「今まで通り」弄り通してくる。
友人たちも「今まで通り」自分を色んな集まりに誘ってくれたり、「今まで通り」バカ話をふってくる。

周囲の人らのおかげで享受出来ている「今まで通り」が手術によって一旦リセットされる事が怖いのね。

「心ある人の支えの中で、なんとか生きてる今の僕です」
とはよく言ったものだ。

腎臓の悪化は当初はショックで落ち込んだが、今はそういう気持ちが微塵もない。
この心の状態はかけがえのない人による「犠牲」と「今まで通り」に接してくれる周囲の人らのおかげで成り立っている。

生きていくってことは残酷な分だけ美しいのかも知れないですね。

以上、今まで思ってて形に出来なくてもどかしかったことを強引に書いてみたw

つづく

>>腎臓移植の手術をするにはドナーとの血液適性検査を行い、相性が一致しなければいけない。
これは検査の結果手術に支障はないとの結果を得た時に書いた日記。
しかし、1度手術に踏み切る為には仕事も今までの生活も全て中断せねばならず、当時はそれがとても恐ろしかった。

周囲の人たちもそんな俺の気持ちを察してたのか、元気な時と変わらず接してくれた。
それがとても嬉しかった。