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うちの嫁さま【第19話】上海ガニサバイバル!

仕事を終え帰宅すると…

上海ガニ食べる?
いや、いらん。
なんでだよ?
食えよ!
いや、いらん。
なんだよつまんねーな…
せっかく4匹買ったのにぃー!

近所のスーパーで買ったらしい…

あ!
いいこと思いついた!
こいつらまだ小さいから育てて大きくしてから食べようか?
(この時7月で旬の10月ごろまで育てて食うらしい…)

上海ガニなんか育てられるのかよ?
大丈夫だよ。

こうなると何を言っても無駄なうちの嫁さま…
ブレーキの壊れたダンプカーモード突入😱

ガチガチに亀甲縛りで縛り上げられた4匹の上海ガニを次々と解放!
小さい水槽に放り込まれる4匹の上海ガニ達。
生きたまま蒸される直前で、奇跡の生還。
もう二度と手に入れる事の無いと思われた自由を手にし大暴れの4匹の上海ガニ達。
あっ!
という間に水槽をよじ登り脱獄成功。
部屋の隅に逃げ込む4匹の上海ガニ達。

凄い~!
かわいいや~
こいつら!
しばらく猫と遊ばせよう。

あほか!
早く探して捕まえろよ!

こうして上海ガニを飼うことになった便太郎一家…

翌日、生き延びる事が出来なかった1匹…
嫁さまによる死亡確認が完了したのち、死体はそのまま蒸され、バラバラに解体され、食われた。

これ美味しいや~!
と、ご満悦の嫁さま

これが噂の食葬というやつか?

生き残った3匹にガイア、マシュー、オルテガとな名づけ可愛がる。
(どれがどれかなのか?判別不能であるのだが…)

黒い三連上海ガニ!!!

見よ!
この美しいフォーメーション!
ついにジェットストリームアタックの完成にこぎつけたのであった!

エサは何喰うのかな?
冷蔵庫の奥底にいにしえより冷凍保存されたエビ…
いつからそこで眠っていたか誰も知らないエビ…
そんなエビを嫁さまが発見し水槽に無造作に入れてあった…

インターネットで調べると、上海ガニの本場「阳澄湖」ではトウモロコシをエサとして与えているらしい。

嫁さまにその事を告げると、
かんけーねー!
残り物のごはんでいいんだよ!

冷凍のエビは全く食っている気配は無かった。
ごはんはなんか食っている感じがする。

カメちゃんを飼っていた経験から水の交換もお手の物。
だんだん上海ガニに愛着が出てきた便太郎一家。
そんな中。

マシューが戦士する…

またしても食葬である。

よく食えるよな?
あんまり美味しくない。
てか、マズ!

当初の計画ではいっぱい食わせて大きくして10月に食う予定をしていた嫁さまであるが、エサもあんまり食ってる気配無いし、脱走したりして逆に痩せて身がスカスカになっているような気がする。

黒い2連上海ガニとなったが元気いっぱいのオルテガとガイア。
とにかく朝おきたら、まず水槽に居るかの確認。
その後、ぶくぶくやってるかの生存確認。
これが日課になっていた。

そんなある日…
オルテガが突然逝く…

見よ!
オルテガの最後の雄姿を!

良い色に蒸しあがってますが…
全く美味そうに見えないんですよね…

それでは、オルテガの嫁さまによる食葬!!!
お願い致します!!!

不味いと吐き出し
一口食って捨てられた

とうとう残りはガイア1匹のみ。
次々と仲間を失いアムロ、じゃなくてうちの嫁さまへの復讐に燃えているのか?何度も何度も脱走を図るガイア!
もの凄い執念である。

そして、とうとう…

ガイアも、力尽きたのであった…

しかも、嫁さまはガイアの食葬を拒否。

こんなカニ食えるか!!!
と逆切れ!!!

こうして、約1か月半に及んだ「うちの嫁さまプレゼンツ!
上海ガニサバイバル!」は幕を閉じたのでした。

みなさんも一度、上海ガニを飼ってみては如何でしょう?
私は二度と飼いませんがね。

飼うのは意外と簡単なんですよ。
2,3日に1回水槽の水を交換するだけ。
エサは残り物のごはんで大丈夫です。
出来れば繁殖させたかったのですが、
ネットで調べたが相当難しいらしいです。
まーそこまで行く前に死んでしまいましたが…
もう少しちゃんと飼えたらもっと長生き出来たんでしょうね…

しばらく私も、嫁さまも上海ガニロスでした…
いやまじです!

つづく。


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