答え合わせが早すぎるよ。
答え合わせ早すぎんだろマジで。
高転びに転がりし候
基本的に、自分は他地方自治体の事は知ったこっちゃない、その地方自治体の住人が決める事だという考えだ。
にしては、ちょっと引っかかる発言をインターネットスラム街でぶちかましまくる明石市の泉市長に対する違和感、市政に対する疑問、そして危惧を上げた。
[抜粋]
とり得る政策というのは国土や歴史によって必然的に変わってくる。それは地方自治体でも同様だという典型例が明石市だ。
交通の要衝という立地的優位性を利用し、同規模の地方中核自治体だと自前で行わなくてはならない企業誘致やインフラ整備を国や近隣都市に依存(悪く言えば寄生、フリーライド)する形でこれらの予算を思い切りカットして子育て支援施策にガン振りして、子育て世代の税収を横取りした挙げ句ドヤ顔しているのは御門違いも良い所だ。
(私が周辺自治体の首長ならいい加減にしろと言うだろうが、恐らく「自治体としての自助努力」を口実に反論するだろう。こういう所がネオリベ的で維新の精神的兄弟と揶揄されるのだが…)
[抜粋終了]
「私が周辺自治体の首長ならいい加減にしろと言うだろう」
重要なので繰り返します。
加古川市、遂にキレる。
そうしたらですよ。西の加古川市がブチギレました。
[抜粋その1]
「明石市でやったことは全国どこの自治体でもできると泉氏は言うが、人口規模が異なる自治体に対し、事業所税についても同じことが言えるのか」
(むしろ、事業所税より住民税の方が痛いのではないだろうか)
[抜粋その2]
「民間企業でも他社の実名を挙げる比較広告はしないのに、市の広報物でここまでするのかと衝撃を受けた。そのようなビラを明石市民にだけでなく、神戸市内の商業施設マリンピアなどでも配った。姫路や加古川、神戸市の評判を傷つけてまで、周辺自治体から人口を流入させようと血道を上げていた」
(これは初耳でした。比較広告を出すにしても普通は同社旧製品を使いますし、他社製品使うにしても名前はボカします。それが民間企業同士の共存共栄の仁義ってモノです。その両方を破っておきながら、民間の精神を…というのは噴飯ものでしょう)
[抜粋その3]
「(中略)泉氏は田舎からも人口を吸い上げようとした。(中略)まちの明石市が転入を促すことにより、その動きが一気に加速した。たとえ過疎地ができても、その地域を維持するには多くの税金を投じる必要があることにも思いを致してほしい」
(多分、黒字の部分は馬耳東風ですよ。あの人、自分のネオリベラリズム性を全く自覚していませんから)
[抜粋その4]
「数字のマジックの入ったビラで他市の評判を下げてまで自市を良く見せ、転入を促した手法には、市長として正式に抗議し、撤回したり、市民に『やりすぎた』と表明したりしてもらうべきだったと後悔、反省している」
…とまぁ、ボロカスである。
そりゃそうでしょうよ、数字のマジックを利用した明らかな誇大広告のビラを市の公金使って近隣の地方自治体にバラマキしたあげく、過疎地域を維持する多くの税金を投じる必要こそムダなバラマキと公言しこき下ろすその精神性、明らかに維新の会の双生児なんですよね。
これからの未来の暗示
しかし、このえげつない手法を使ってまでも人口増加を目指した泉市政はこれからの日本の暗い近未来を暗示している。
何故なら、これからの日本は(朝敵こと財務省の緊縮財政が続く限り)どんどん人口が減っていく。税収も、予算も、経済規模も、全てにおいてダウンサイジングを余儀なくされる。
そんな中で、現在の地方自治体の業務を維持しようとするならば、人口を維持していかなければならない。たとえそれがどんなに仁義に反することであってもだ。
そういう覚悟を含めてやっているのなら、泉市長はやっぱり辣腕だと思う。
但し、金輪際維新の会に対するアンチ発言は止めるべきだ。
やっている事は市場原理主義的であり、維新の会の精神的双生児なのだから。
[追記]
建設業者をサンドバッグにするのは勝手だが、そのサンドバッグ役を担っていた建設業者がいなくなったら次は誰をサンドバッグ役にするんでしょうかね。医療福祉関係ですか?
いずれにしても、いざ災害が起こった時の復旧は誰がするんでしょうかね。特に、ほぼ確定とも言われる南海トラフによる巨大地震の際には、建設業者から「喧嘩売りまくった明石市は一番後回し」と言われてもしょうがないような気がしますが。