32歳からの毎日メイク 初日(2)
明日はその後1週間で私の意識がどう変化したか(しなかったか)まとめたい と前回の末尾に書いた。書いたが、その前に自分が何をしたのか(しようと決意したか)を記しておく。
メイクをする、と決めたものの、私がメイクを続けるためには3つの難点があった。手軽さ、時間、意志である。
まず、手軽さに関して。
私は面倒くさがりなので、メイクを手軽にできる環境にしないとすぐ止めてしまう。私にとって手軽さは、選択の工程を省くこと、アクセスをしやすくすることで成立する。なので、まず手持ちの化粧水と日焼け止めを捨て、購入品に切り替えた。つまり、選択する工程の省略である。結婚披露宴参列時などに使用していた化粧品はそれ以前にたまたま全部捨てていたので、スムーズに切り替えができた。
また、自室にメイクコーナーをつくることにした。アクセスのしやすさの確保のためだ。自室の鏡は腰高の棚に設置してあるが、年中布がかけられていた。その前に程よい高さの椅子を置き、棚の上にあった本と小物を移動させて化粧品とライトを並べた。こちらはもっと改善の余地がある。
次に時間の確保について。
メイクにかかる時間を測ったところ、洗顔を含めて30分はかかることがわかった。メイクを落とす時もほぼ同時間がかかる。そのため、朝晩必ず行っていたソシャゲの時間を減らすことにした。具体的には毎日1回ログインさえすれば自分を許すことにした。私のやっているソシャゲはイベントが多く、最近ついていくのに疲れ気味だったのでちょうど良かった。
また、起床時間を早めた。出勤開始50分前に起きれば十分だったのを1時間半前に起きることにした。これに合わせ、睡眠時間も前倒しした。
最後に意志の継続について。
私は行動の意味を口に出したり、行為の記録を残すことで、ある行為をルーティンに落とし込みやすくなるタイプだ。
まず、マーク・ジェイコブズの動画を見返した。私がメイクをしたいなと思うようになったきっかけの動画である。
彼は言う。
「メイクや服を選ぶ上で一番大切なのは
それをまとう自分が幸せであること」
出典:マーク・ジェイコブスに学ぶ、毎日の服の選び方と美しさの秘密。| Beauty Secrets | VOGUE JAPAN https://youtu.be/YJMNIa4eY9o
私にとって幸せとは、心地よいこと、納得できること、そしてうきうきできることで構成されることが多い。正直、心地よさを最大限確保するならメイクなんてしなくて良い。だが、メイクは私にとって目新しく、綺麗になった自分が楽しいと思えるし、うきうきするのだ。このうきうきが続く限りはメイクをしてもいいだろう。
また、私は女性体で恋愛対象が女性なのだが、メイクしている女性としていない女性とでは前者の方が好みだと気づいた。自分の好みにそった見た目になりたい。これもメイクをする意義になるかもしれない。
あとは、メイクをすることで社会における通行証を手に入れたような気持ちになれるというのも浮かんだが、これについて掘り下げるとメイクのやる気を削ぎそうなので、今はいったん棚に上げておくことにした。まとまりはないが、メイクの意義が言葉になった。
続いて、毎日のメイクの時間やコットンの消費量、自身の変化についてはメモを残すことにした。そうしてたまったメモは区切りごとにnoteに書き残すことも決めた。これで、自身の意思の言語化と行為の記録化ができた。
以上のように環境や気持ちを整えてメイクを開始した結果、今のところ1週間続けてメイクをしている。昨日は休日で、部屋から一歩も出ていなかったが、やはりメイクをしていた。楽しかった。だが、ここであっさり楽しいと思えるまでに私はまたいくつかの工夫をした。
次回こそ、「その後1週間で私の意識がどう変化したか(しなかったか)」をまとめ、先述の工夫を書きたい。
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