ウェブデザインの感覚の違い ~日本企業が海外展開を目指すなら~
こんにちは、ママ起業家・女性起業家のBHです。
弊社は翻訳と通訳業務を主に行っていますが、海外企業や外国人と多くプロジェクトを行うため、海外向けのウェブサイトデザインも依頼される事があります。
そこで、私個人が感じる欧米と日本のウェブサイトのデザインの違いを少し書いて、今後海外展開を目指す企業様のウェブサイトデザインのヒントになれば良いなと思っています。
海外展開を目指すなら、企業ウェブサイトに力を
インターネットやウェブサイトというものが世に現れてから、すでに25年程経ちます。
気になるのは、日本の中小企業でかなりの実績がある企業が未だに1990年代のウェブサイトを利用しているところがあるという事。
ここで海外展開や、これから新しい展望を考えている企業が気を付けるべきウェブサイトについて書いてみます。
写真が小さく文字ばっかり
まず、25年前とはネット環境が違います。
25年前はスマホもなければ、ネットも電話回線と共有していました(昔の事知っている人いますよね?)
私は学生の時、実家にいてネットを使いたいときは、親に「ネットを使うねー」と断って使っていました。
当時は
ネットを使う=電話回線を使う=その間、固定電話を受ける事ができない
という事でした。
今の30代以下の人に言ったらびっくりされる内容だとは思いますが (笑)
今はネットも高速回線が当たり前、大きな画像や動画でもある程度のスピードで取り込み、閲覧する事ができます。
百聞は一見にしかず
というわけではありませんが、多くの場合、文字よりも、視覚に訴える方が理解が早い場合があります。
企業を象徴する、または記憶に残る画像をウェブサイトのトップにもってきたり、感動するような動画を企業ウェブサイトに使うのも大切です。
画像・動画で直接御社の強みを感情に訴える事が出来るのです。
とても良い英語版動画として、京都の松本酒造さんの動画を紹介させて頂きます。
見ている人が体感できる、商品や製造方法を知る事ができ、感情を移入できるものになっています。
文字は大切なのですが、興味ない人にまず訴えるのは、写真や動画だという事も覚えておきたいですよね。
スマホ用デザインとしても併用できるレスポンシブ対応できてない
レスポンシブ対応というのは、ウェブデザインでは誰もが知っている言葉ですが、ウェブ制作に詳しくないと分かりにくい言葉ですよね。
この京都の制作会社がきちんと説明してくださっているので、ぜひご覧ください。
同じデザインで、PCの時とスマホの時にキレイにレイアウトが出来るようにするのが、レスポンシブ対応という事です。
何か検索する時にスマホを利用する人が年々多くなっています。だからスマホできちんと情報が見えるようになる事がとても大切な時代になっています。
たとえしっかりした事業をしていても、この対応がなっていないと、「時代遅れの企業」または、「ウェブに力を入れていない企業」、「ウェブのメンテナンスは誰もやっていない企業」と捉えられ、海外から取引や業務提携などの声がかかる事はまずないでしょう。
3つ程のカラムにサイトが分かれていて、90年代のデザイン
特定の企業様のサイトを掲載するわけにはいきませんので、3つのカラムに分かれている90年代のサイトというサンプルで、ある英語のサイトを掲載させて頂きます。
上のようなサイトは、昔よくありました。
ただ、今、スマホで検索して、閲覧する人が増えているため、ボタンが小さい、ボタンが文字だけなど1つの指で押しにくいサイトデザインはSEO(ネット検索順位)を下げてしまう要因にもなります。
問題外の話なのですが、やはり20年以上前のデザインのままで置いておくことは企業にデメリットしかもたらしません。
良い物やサービスを提供している企業でも、今やウェブサイトでの存在感を増す、またはウェブ上で企業の正しい価値を表現する事は不可欠です。
「海外からの案件なんて必要ないんだ」
「今現在のお客様だけで手一杯」
という企業はもちろんウェブサイトにお金をかける必要はありません。
でも今後何世代にも渡って飛躍していきたい。
海外展開も視野に入れたい。
という企業であれば、20年前のデザインでの勝負は無理です。
お金をかけて、出来れば5年おきにマイナーデザイン修正、10年おきに大幅デザイン修正が必要かと思います。
実際に弊社が海外向けにデザインを行った会社が台湾との取引、また国内にはなるけれども、全国放送番組からの問い合わせなどがあったのも、きちんとした海外向けウェブサイトを数年前に構築したから。
よかったら、上記サイトをご覧ください。
美味しそうなトンカツが今にも食べれそうなデザインになっています。
すでにウェブサイトは企業の顔となり、24時間、四六時中営業してくれるツールとなっています。
今日はここまで!
またデザインについて書きます。
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