移住4年目と稲刈り
こんにちはバットです!
前回のブログからだいぶ経ちましたが(いつも通りw)、移住して4年目が経ちました。今回のブログでは、また新しい体験ができたので、ブログに残しておきたいと思います。
9月の終わりに、安曇野で面白い農業コミュニティーをしているZen Zen Clubさんの稲刈り体験にお邪魔しました。実は今年の夏にZen Zen Clubさんが主催したお米の田植え体験に家族で参加していました。
水が張る綺麗な田んぼで、一つひとつ丁寧に田植えをした青々とした赤ちゃんたち(=苗)が、
秋になりすくすくと成長して輝く金色へと変貌を遂げました。
稲刈り体験に集まったのは6人。愛知から来た人や安曇野でシェアハウスを始めた人など、様々な人たちが集まり稲刈りに参加。
作業の流れを簡単に説明:
①田んぼにまず鉄パイプを設置して、稲を置く「はぜかけ」用の土台を作ります。
「はぜかけ」とは?稲を束ねて稲架(はさ)に掛けて2週間程度、天日(太陽光線)と風によって乾燥させます。 この自然乾燥を稲架掛け(はさかけ)と言い、地方によっては稲掛(いねかけ)、稲架(とうか)など、さまざまな呼び方があります。
②バインダーと呼ばれる機械を使って、田んぼを刈って行きます。
このバインダーが重くて、勝手に先へと進んでいってしまうので、コントロールがとにかく難しい!例えるならば、大きいゴールデンレトリバーが散歩中に走り出して、振り回される小さい子供を想像して頂ければ分かりやすいかと(違うか?)
バインダーは自動的に稲を刈って束ねる作業をしてくれます。束ねられた稲は右側に放り出されるので、田んぼの端側から時計回りに田んぼを刈って行きます。そうすると束ねられた稲は全部右側に出されるので、運びやすくなります。
束ねられた稲を運び、はぜかけ用のパイプの上に置きます。ここで注意しないといけないのは、必ず稲を逆さまにして置く。逆さまにすることで養分が稲の方に行き届くので、美味しいお米になります。
そして束ねた稲を交互に隙間がないようにギュッギュッと詰めて置きます。なぜ詰めないといけないかと言うと、稲を天日干しして乾燥させると、密度が減ってスカスカになって行きます。もしはぜかけに隙間があると、スケスカになり地面に落ちてしまうからです。これを防ぐために、ギュッギュッと詰めて置いていきます。これを2段積んで置いていき、はぜかけは完了します。
気持ちいい青空の下で、畑仕事に勤しむ。最高の汗が流れます。10月の終わり頃には、お米が出来上がるので、今からすごく楽しみです。お米の値段が高騰している今日この頃、作業に加わると「お米は高くてもしょうがないな〜」と思えます。だって美味しいお米を作るのは大変だと実感できるからです。
さて稲刈り体験の前に、松本市内で美味しい食事を提供する宿を経営している友達家族「Mitsubikiya」の両親がやっている梨農園に収穫のお手伝いに行きました。
この農園では「豊水(ほうすい)」と「南水」(なんすい)を育てており、豊水は名前の通り瑞々しさが爆発する、まるで飲み物のような梨です。
そして南水は豊水の少し後に収穫時期がくる、甘さとシャリシャリ感MAXな最強美味な梨です。
2つのはどっちも美味しいので、気分によって食べ分けるのがベストかなと思います。
収穫時には「痛んでないか」「緑色じゃないか」を確認してから、ヘタを切ってバスケットの中に入れていきます。ある程度溜まったら検品してカゴに積んでいきます。
カゴに積み終わったら、トラックに積んでJAに持っていき作業は終了。
ありがたいことに、梨をたくさん頂いたので早速家族で晩ご飯のデザートとして食べると、子供たちも大喜び。テーブルに出した瞬間無くなったので瞬殺でしたw