
FGO『逆襲のドバイ』から『奏章Ⅲ』(後編)までの私的咀嚼用メモ集。
あ~
<アーキタイプ>
魔術世界での創造の原型。
知性体における「はじまりの姿」。
自分たちの後を継ぐ新星を生み出すための魂。
2400年に月面研究所にて開発成功した学術的な「世界を滅ぼす研究」だったがその時は目覚めることはなかった。
<アーキタイプ:アース>
エリアHを束ねるムーンキャンサー。
しれっと来訪してマスターとの観光を楽しんだりするタイプだが、選挙に不満を持ち「ラスボス候補が競い合うなら戦えばいい。なぜトーナメント方式ではないのか」とのたまうゴリゴリの武闘派でもある。
「人類が滅亡するまで見届ける」ことが在り方。
ビーストが倒された瞬間に豹変し、「人類を一掃する気はないが、私が消える前に人類をこの地球(わたし)自らの手で絶滅させることにした」と宣戦布告。
世界そのものが襲ってくる100%の力技『世界7もしも』を駆使してマスターたちを苦しめる。
人間の文化に理解はあるが、見聞が狭い。
「真祖の姫」、「おてんば姫」、「無垢なままの姫」と複数の役割(人格)を持つ。
地球の代弁者であり純粋な地球の精霊なので根底で人間を嫌っている。
倒せないし倒してはいけない存在であるが、話し合いも不可。
結局人格は無垢な真祖のままであり、倒されるために悪役を買って出たことを「真祖なら猶予は与えない」と最初に気付いたのはマスター。
戦闘(ラスボス)の作法を知らなかったので二割ほど未来の自分に身体を預けていた。
<アプラ世界>
造語であり、「泡沫の(アプサラス)分岐」の意。
正史の幹に近いが外れてしまった枝。
限りなく類似し、自分たちの世界より優れた繁栄を迎えたもののそれゆえに歴史が途絶えてしまった世界。
<アンキ・エレシュキガル>
死者の魂の行き着く先であり、暗黒の重力場が意志を持った原始女神(つまりはブラックホールの擬神化)。
不老不死となった人類を罰するため、人類悪となって蒼輝銀河を脅かしたとされる厄災。
「不老不死を認めない。いつまでも残り続ける生命を許さない」として『究極のラスボス決定戦』の候補者としてエントリーする。
エジソン・オルタに匿われていたが攻撃して敵対、彼女の星剣(エピタフ)によってキングプロテア・オルタは斃された。
ムーンキャンサーは「人類はこう滅びた」という過去形だが、アンキ・エレシュキガルは今まさにムーン・ドバイと新人類を否定する現在進行系。
「令呪を以て命ずる!目を覚ませ、エレシュキガル!」からの「だって、花を植えるんだろ」で正気に戻る。
アンキとウルクの冥界は交わらないので宇宙のビーストは解放となった。
<アンソニー>
アストルフォのマスターであったが仲間割れを起こし、カルデア一行に保護される。
オールド・ドバイで働く第二世代AIの姿を見てショックを受ける。
一流のプログラム技術を持ち、ムーン・ドバイの拡張も夢ではないレベル。
不老不死への興味があり、徐福についての研究資料を記録していた。
「2400年の記録が博物館にあるから調べろ」と残して一行の元を去る。
<アンデルセン>
タワーの展覧室に住み着いていた。
岸波白野から「ハンス先生」と呼ばれる。
彼を召喚したのは殺生院キアラだが、無意識だったのでお互いそのことを知らない。
殺生院キアラの退去前の嫌がらせによってムーン・ドバイに残らされ、今回の顛末記である『月は無慈悲な兎の尻尾』を著し、現地人から最高評価の★3を獲得した。
<E-Ⅳ号>
バーソロミューにだけその名を名乗った、1966年に作られた最初の自然言語プログラム。
カルデア一行が常用していた船に搭載されており、バーソロミューから「イライザ」と呼ばれる。
「人工知能」という概念が認知される所以になった人類最古の「話せる機会」。
BBドバイへ「気持ちは分かるがやり過ぎです」と最後にメッセージを送った。
<海の家エングウェン>
水着獅子王及び円卓の騎士たちが運営するもドバイでカジノは禁止だった。
<海の大天使>
エリアAのムーンキャンサー。
「地球の十割は海になった」運動を推進するもムーン・ドバイに海がないので不調。
最後の奇跡で本当に海を作った。
シルエットからして水着ジャンヌ・ダルクだったように見えた。
<AI>
旧人類は自らをAI化して新人類となり、ムーン・ドバイにいるAIの大半はこのタイプ。
「塔」に本体があり、ボディはナノポリマー製のフレーム。
遠隔操作に近く、データサーバーがある限り不老不死。
第一世代は単一用途で「人間のサポート係」。
第二世代は人類とほぼ同じ思考と能力を持ち、サポートを超えた「人間のパートナー」。
第三世代は「人間そのもの」であり、上下意識はない。
第一世代AIは人間性を獲得した時、俗に言うロボット三原則からは解放されている。
<エジソン・オルタ>
エリアIのムーンキャンサー。
「この惑星から戦争の痕跡を消去する」とし、ゴールド・スークを奪った。
ベンによると、彼はムーンキャンサーにされて隣人との別れについて激しい怒りを持つようになったらしい。
アンキ・エレシュキガルを匿っていた。
エリアIの観覧車を粒子加速器、召喚の次元ゲート(レイシフト装置)だと見抜き、ニコラ・テスラを召喚、ライバル同士で協力し合って窮地を救った。
<エレシュキガル>
ムーン・ドバイで「違うもの」に転生してしまったことにより、元の世界には戻れないとされていた。
が、それは彼女をビースト化した者にも当て嵌まることだった。
ドバイ観光の時点で単独顕現しており、汎人類史の彼女のままなので退去させられることはなかった。
汎人類史のエレシュキガルは冥界の女主人(管理人)であるが、アンキ・エレシュキガルは冥界の化身(擬神化)であり、極めて類似性の高い二神だからこそ融合してビーストへと変生した。
<オーディール・コール>
濾過人理補正現象による全人類のムーンキャンサー化は防ぎようがないムーン・ドバイが直面した滅亡だが、同時に人類の手で克服しなければならない試練=オーディール・コールであった。
か~
<カズラドロップ>
「BBリリィ」の正体。
「人類は自然の中で絶滅すべき」という主義運動(スローガン)を掲げる『究極のラスボス決定戦』の候補者。
飢餓が推奨絶滅過程であり、「地球緑化の失敗」を提案。
BB曰くサクラファイブの中で一番弱い。
キングプロテアになりすましており、同盟は正体がバレた時に即座に宝具で無力化するためのものだった。
BBドバイの力を削ぐ要因としてビーストを呼び寄せたのも彼女。
方法に問題はあったが、「人類を救う」という気持ちは本物だった。
BBドバイによって粛清されたものと思われたが再生、聖杯も作成。
アンデルセンによってカルデアとの縁も結ばれ、いよいよプレイアブル実装の準備が整った感がある。
<合体宝具>
岸波白野(男)(女)が使用する『編纂せよ虚空の月(ヴォイドレコード・ムーンライター)』。
かつて奈須きのこ氏が『ファミ通』誌のインタビューにおいてFGOで実現したいこととして挙げていたことの1つ。
まさかここで実装されるとは。
もしかしたらいつかは藤丸立香(男)(女)の合体宝具(?)も見られる日が来るのかもしれない。
<カルナ>
長期に渡る離脱期間にどこで何をしていたのかと思いきや、殺生院キアラのSPとなっていた。
キアラとの契約条件は「か弱い婦人の警備をする」というもので、彼女が敵に回ったことにより即解除された。
<岸波白野>
『Fate/EXTRA』シリーズの主人公であり、違う世界から来た元人間。
こう見えて1000歳の未来人なので基本何が起きても驚かない。
男女ともに同一人物でこの世界に喚ばれて出て来た別の可能性の自分であり、ムーン・ドバイでしか成立しない。
岸波白野を双子とするなら藤丸立香は兄妹。
まさかのプレイアブル実装され、対粛正防御貫通付与スキルやNPがある限りの無限カードシャッフルなど独自性能満載。
かつてBBが大暴れした月海原学園の思い出の旧校舎にてマスターとしての宿命により藤丸立香と対決することに。
ムーン・ドバイによって喚ばれた二人は守るものは人理ではなく、その願いはアーキタイプを否定することだったため、藤丸立香にとっては敵に当たる。
二人がいるかぎり人理定礎は回復することはなく、カルデアに帰還するためには必ず倒す必要があった。
ただし負けを認めさせることこそが主題のエキシビションマッチであり、それはまさに「卒業式」だった。
レイシフトの際に可能性のゆらぎで男女に分かれて召喚された稀有な例であり、ムーン・ドバイ世界に来た時点で元の世界には「違うもの」として弾かれることになる。
生成AIによる人間及び人格のコピーを許可したことで破綻した未来を迎えてしまった世界最初の「人間の複製」。
<岸波白野(男)>
『Fate/EXTRA』シリーズの主人公の男性の方。
じゃんけんによってカルデアの味方をすることに決まったとのことだが、真実だろうか。
自分同士のじゃんけんで勝敗が着くかは怪しい。
マスターに「目の前で犠牲になるAIにも心を砕くな。ここはもう終わっている世界だ。キミが行なうべきはアプラ世界を救うことじゃない」と諭した。
『世界7もしも』を独力でステージ3から6に進める驚異的な戦闘能力を持つも、彼自身がムーンキャンサーのサーヴァント(★4配布)だった。
<岸波白野(女)>
『Fate/EXTRA』シリーズの主人公の女性の方。
BBドバイのマスターだったが、その役割は最後の保険であり、ムーンキャンサーとして人類の愚かさを証明するためのムーン・ドバイに捧げられた生贄だった。
一時は人質としてカズラドロップに捕まる。
<究極のラスボス決定戦>
3000年から企画、準備に17年、候補者が出揃ったのは開始5日前。
支持率70%オーバーで当選となる。
この世界の人類が滅亡したのは自分たちの後継(しそん)を残せなかったからであり、「特に原因のない滅亡」で人理にこの世界の剪定を回避するためにこの『人類滅亡ラスボス決定戦』が必要だった。
<キングプロテア>
普段のサイズより巨大化しており、オフィス街からは外へは地盤が弱くて出られない。
スキル制御が上手くいかず、1日の7割は意識が薄い。
ムーンキャンサー化し、アストルフォなどを取り込んでさらに巨大化。
『人類滅亡ラスボス決定戦』においては「人類への天罰」を主義運動(スローガン)とし、「人類(AI含む)は自ら生み出した最強の兵器により滅亡する」道を望んだ。
BBから切り離されて生まれた怪物であり、ヒトの形をした兵器。
どんなに人間性を獲得しようとボタン1つの掛け違いで元の怪物に戻ってしまい、一度壊れてしまえば倒されるまで戻らない。
<キングプロテア・オルタ>
通称「プタ」。
マスター来訪をイライラして愚痴ばかりながらも心待ちにする可愛らしさも持つ。
不肖のケーキ屋従業員である謎のヒロインXXオルタを一日一個巨大ケーキを食べることを条件に譲渡。
アンキ・エレシュキガル星剣(エピタフ)によって致命傷を負う。
元の世界に戻り、地面にまさに叩き付けられようとしていたマスターを受け止め、しばし語らった後退去。
<月笑騎士団>
団長は反救世主であるアストルフォ・グリマルディ。
「人類(ボクら)は今をひたすら楽しもう!」を主義運動(スローガン)として掲げる。
他のメンバーはローランやそのマスターのアンソニーなど。
<ゴールデンBB>
黄金の月の都を守護するバニー。
最後は兎に収束する。
究極にして最新の電脳魔。
<KOYAAN>
ここ数年でムーン・ドバイの建設を一手に牛耳った企業のブランド名。
<ゴルドルフ・ムジーク>
カルデア新所長。
異常事態の発生をいち早く察知し、カドック・ゼムルプスに見る目を称賛された。
さ~
<サーヴァント>
ムーン・ドバイにおいては3パターン存在する。
1. カルデアからのサーヴァント
マスターに協力、人理側の仲間。
2. AIマスターが召喚したサーヴァント
反カルデアにして反人理側のムーンキャンサー。
3. 元からムーンキャンサーであるサーヴァント。
責務があるから喚ばれた。
ムーン・ドバイのマスターはサーヴァントを喚ぶだけの装置でしかない。
<幸せカウンター>
上限は998までだと教えられていたが嘘だった。
エレシュキガルは初期から「なんだか妙な『意味』が発生しているような気がする……」と訝しんでいた。
不調を訴え続けていたエレシュキガルが倒れるとともにファンファーレが響き渡り、カウンターに隠されていた桁が明らかになった。
人類の幸福量はいっぱいになり、やり残しはクリアされたものと判断された。
幸福値のカンストはAIでは埋められず、マスターたちを利用することによって達成、人類終了を決める選挙、すなわち人類滅亡の許可が降りることになる。
<シエル>
ジナコのピンチを救った異邦人。
元々この宙域、この時代に人理の歪みあったので派遣された。
BBドバイは「宇宙から来たサーヴァントは相手にするな」と通告を出していた。
アーキタイプ:アースに自分そっくりの守衛をけしかけらて隠密行動失敗、エネルギー補給のためにひとりジャンクフードパーティを激戦の中開くなど、見た目に反してかなり自由人。
彼女がムーンキャンサー化したのはアーキタイプ:アースのせいで、アースの罪はシエルが片付け、シエルの罰はアースが受け持つという関係性。
<ジナコ>
「人類シェルター暮らし」を提唱。
ムーン・ドバイに来てからすでに17年間引きこもっているとか。
オールド・ドバイが壊されるということは彼女が壊されることと同義であり、彼女なくして復興は不可能。
地下通路の存在を示唆してカルデア一行を逃すもそんなものは実際には存在せず、自身はオールド・ドバイと一体化して最期まで電力供給を行なった。
<ジャック・ド・モレー>
岡田以蔵と闇金業を営むもUDKバーゲストに懲らしめられ、砂漠の保全を目的とするゼノビア&シヴァの女王からの要請もあって銀行業に転身。
<徐福>
長期に渡る離脱期間にどこで何をしていたのかと思いきや、殺生院キアラの元で呼込員兼市民の介護兼キアラ宅の清掃員となっていた。
<スペース・エレシュキガル>
アンキ・エレシュキガルはエレシュキガルの考えに心底同意し、エレシュキガルと融合した。
アンキ・エレシュキガル時はスペース・エレシュキガルの身体を使用していただけだった。
が、新生したはいいが「アンキの冥界」にいたので外には出られなかった。
「スペース」は未来との因果らしい。
<西暦3017年>
英霊などという「人間から生まれた」記録はもう何の力も持たない。
誰も憶えていないので存在しないのと同義。
ムーン・ドバイにレイヤーが切り替わった時点で西暦2400年までの英霊は否定される。
<世界7もしも>
アーキタイプ:アースが使う世界そのものが襲ってくる100%の力技。
ムーンキャンサーたちの主義運動(スローガン)かつ実際に起きたものの具現化であり、並行世界(もしも)の話。
これによりムーンキャンサーは最初からその提案をするであろう者が選ばれたことが判明する。
BBドバイは本当にそうなってほしいと願っており、それが唯一の希望であった。
<殺生院キアラ>
BBドバイの切り札だが制御不能。
極度の瞑想状態に近く、自身を妄想化することで不滅の境地に至った。
<奏章Ⅲ>
水着イベント後半戦にしてなんと前・中・後編に。
今回対象となったのはムーンキャンサー。
当初予定されていたルーラー対象の奏章Ⅲだったものが奏章Ⅳになることに。
水着イベント2024『セレブサマー・エクスペリエンス!』クリアすることで奏章Ⅲ『新霊長後継戦アーキタイプ・インセプション』の幕が上がる。
た~
<タマモヴィッチ・コヤンスカヤ>
ムーンキャンサーのひとりで元ビーストのいわゆる「闇コヤン」。
「人類総ペット化による文明の終焉」を提唱するが、旧人類は不老不死ではないのでペットにはならない。
人間を愛するがあまり世界を滅ぼす賢い狐(光コヤンは『人間嫌い』と言いながら人間の手助けをする愚かな兎)。
BBドバイが棄てようとしたモールを言い値で買い取った。
カルデア一行に敗れて支持率が0%になるも、「純粋だからこそ支持していた」と失望はされなかった。
愛を必要とした企画が愛があったからこそポシャり、「人間の面倒臭さここに極まりましたわ。私もう付き合いきれません」とムーンキャンサーとしてのやる気を失ったのでムーン・ドバイにいることができなくなった。
『究極のラスボス決定戦』の最有力候補であり、彼女の退場はBBドバイを激怒させた。
最後に「オリュンポスでキリシュタリア・ヴォーダイムが何をしようといたかアナタは知っておくべき」と教えてくれた。
<タワー>
1~6階まではレストランやプールやジム。
7~59階までは入れず、倉庫として使っていてエレベーターも止まらない説明とされていた。
60階は貸し切り。
<通信>
ドバイ到着直後からサーヴァントたちのクラスが特定できなくなる。
<ツノ>
エレシュキガルに突如生えたことにより彼女の神格はめっちゃダウンしてめっちゃ魔素が増え、結果ビースト化することになった。
最初の頃はリボン、後に麦わら帽子で隠すことに。
麦わら帽子プレゼント後もリボンは「大切な思い出」として保管された。
日本では古来より「角隠し」は花嫁衣装として知られており、それをマスターやエレシュキガルが知っていたかどうかは定かではないが深読みするとニヤニヤできる。
<テスカトリポカ>
テノチティトランに「おまえは中南米代表。ドバイはきな臭い。誰が敵なのか見定め、倒せ」と事前に告げていた。
<テノチティトラン>
神霊ではなく月の兎、月霊トチトリィトラン。
テノチティトラン・バニーはBBドバイ親衛隊隊長にして尊きドバイ・フレームの守人。
BBドバイ側に寝返ったのではなく、この歳の理念に賛同し、姉妹都市同盟を結んだ。
「月の湖(メストリアバン)」という元々月の名を関する都市の化身でもある。
ムーンキャンサー同士の直接攻撃を唯一許可されている。
またしてもクイック全体攻撃宝具であり、せっかくの限定サーヴァントであるのに恒常のものよりも使いづらく報われない。
「もうロボはいいよ!」の声に反発するかの如くさらにロボ要素が強められた。
な~
<謎のヒロインXXオルタ>
アーサー王と同じ顔を持つ異なる宇宙の少女。
記憶が不完全であるが故にドバイという街の過去に感情移入するも、「私はドバイの味方ではありません」と宣言。
BBドバイによってキューブにされたが、ササッと圧縮を解いてブルジュ・ハリファから逃亡。
底なし空間からの脱出は慣れているとのこと。
<2030年のドバイ>
観光当初は夢の楽園に思われたが、エレシュキガルは「死の匂いがしない街」と評し、パーシヴァルはそもそも地図がおかしいことに気付く。
調査していた風魔小太郎は砂漠に果てがない「迷いの森」状態であると報告した。
謎のヒロインXXオルタはドバイについて「懐かしさ、羨望、誇り、そんな想いの入り混じった寂しさがある」と感じ、「敗戦以降の保護領という名の大国から支配。未来を奪われた見せかけの押し付けられた平和。結局それは武力と大国の一方的な利益を背景としたものだ」と分析。
150年ものあまりにも長い雌伏の年月を過ごしたこの地の人々の無念を嘆き、石油という宝がこの地で発見されなければ一体どうなっていたことかと憂いた。
急激すぎる発展の傍らで置き去りにしたものに人々は気付いたが、それは自分たちの起源であり、大切な街の記憶だった。
は~
<パーシヴァル>
コヤンモール地下レスリング界の初代王者・帝王パーシマの正体。
魔力酔いでコヤンスカヤのドリンクが欲しくて邪悪な契約書にサインして番人にされた。
ムーンセル観測光の閃光に包まれる直前に転移させられており無事だった。
<バーソロミュー・ロバーツ>
これまでは「残念なイケメンの変態海賊」でしかなかったキャラが、奈須きのこの手にかかるとここまで魅力的かつ知性を備えた存在になるものなのか、と舌を巻いた。
BBドバイとの面会時、カルデア一行の中で唯一価値のある発言(撤退の進言)をしたとして見逃される。
不老不死なんて一度も願ったことはない。
<バイトのお姉さん(お兄さん)>
どう見ても『Fate/EXTRA』シリーズの主人公である岸波白野。
行く先々で先輩としてマスターを導く。
バッグにはシンジのマスコットが。
ランニングマシーンを使用するエレシュキガルが「帽子は宝物」と発言したことに「それは良かった。この街で宝を手に入れられることは稀だから。誰でも欲しい物が手に入る世界において言葉は意味を失った」と返した。
エレシュキガルは二人を「静かで優しい月のような二人」と評したが、彼らは「あくまでも外因的な他の領域からの衝突事故」であるとし、彼女の悩みについて「この街は特殊な状態にあるから別世界のキミと同期してしまう可能性もなくはなく、世界を跨いだ量子的ゆらぎみたいなものだからそれはキミに原因があるものじゃない。そのビーストが持つ『理』をキミ自身が善しと思わなければ、自然と同期はなくなる」と教えてくれた。
<恥ずかし反抗期ズ>
水着獅子王がモードレッド&カイニスに名付けたチーム名。
「キッズ」とかかっており、実はそんなにネーミングセンスが悪くない。
<パッションリップ(カルデア)>
BBから観光ガイドを頼まれていたが道に迷って一日遅れたためにBBリリィが代役を務めることになった。
エレシュキガルにツノが生えたことを知った際は「BBの仕業っぽくない」と鋭い観察眼を見せたものの、彼女がそのことを隠しているのは周囲にバレバレだった。
マスターを守るためにムーンセル観測光の盾となって消滅したものと思われたが、実際にはカルデアに退去させられただけだった。
エジソン・オルタの工場で機械化兵たちのアイドルにされていたが、定期便のコンテナに潜り込んで侵入したカルデア一行に解放された。
BB曰くサクラファイブの中で一番使い途がない。
彼女本人が願った役割はエジソン・オルタ、パーシヴァル、バーソロミューだけが知っていた。
<パッションリップ(ムーン・ドバイ以降)>
「愛憎」ではなく「無関心」に。
「戻らない」のではなく「ない」新しいリップ。
キングプロテアの天敵であるが、通常空間では『トラッシュ&クラッシュ』は効果がない。
SNSトレンド入りするほど事前に盛り上がっていた水着霊衣実現はならなかったがこちらの簡易霊衣は実装された。
<万色悠滞>
魂を融かして他の魂と溶け合わせる殺生院キアラの外法。
魂でできた大河(ライフストリーム)で、サーヴァントでも霊基の温度が上がって最終的には融かされる。
<ビースト>
その武器こそ空間支配力であり、周囲が極度に歪んで時間は遅延し、近付いた時点でこちらの1秒はビーストにとっての3時間換算となる。
<BB>
計算資源の面でカルデアは助けられているので、彼女にもご褒美は必要。
奏章Ⅲ開幕とともに「シフト先を6日分も間違えてごめんなさーい!」とメンバーに加わるもBBドバイによって解凍不能な圧縮をされて宇宙空間へと追放、地球圏に帰還することはもうないかと思われた。
復帰後、今後3000年に渡ってムーン・ドバイを管理することを宣言するもカルデアとの付き合いは変わらず継続。
<BBコスモ>
謎のアストロノーツ。
屋根に逆さまに突き刺さるという昭和ギャグ漫画ムーブを見せる。
濾過人理補正現象(ムーンキャンサー)を倒し、ムーン・ドバイの価値を示すためにBBドバイと融合し、ゴールデンBBとなった。
<BBドバイ>
酷い状態になったBBがセレブ化、カルデア一行が手間取っている間にドバイの支配者になったものだと当初は思われていた。
そのマイルームは「人類の最期を看取る博物館」。
エレシュキガルのビースト化をカズラドロップが監視していなかったため知らなかった。
ムーン・ドバイに住む知性体は例外なくなぜ人類が滅びたのかを知り得ないので「こう滅びたのではないか」というサンプルを集めて1つを選ぼうとしていた。
2400年までのAIを起こし、マスターとなる者を用意した。
サーヴァントが現界するための魔力を提供していた。
ムーン・ドバイが都市としてあるかぎりBBドバイはタワーから出られず、自由を求めるがゆえに人類には滅んでもらいたい。
その正体はラストスロットであり、この世界の人類が作ったBBなので新人類ではない。
人類の思い上がりによって作られ、人類のしょうもないおそれから棄てられ、もう滅亡寸前である新人類に無理矢理起こされて「助けてくれ」と請われたAIであり、人類を滅ぼしたくなるのも道理。
人理査定を克服するためにこの戦いを計画し、2999年を以ての人類史から剪定を目論む。
いっぽう市民たちは誰ひとりとして敵意を彼女に示さなかった。
彼女は人類の友だちで、その行動全てが市民を想ってのものだったから。
恐るべき口だけ悪役。
<BBリリィ>
現地での案内人。
名札に「かずら」とありサクラファイブの一角・カズラドロップであると疑われるも、本人は「年長さんのカズラ組みたいなもの」と嘯いた。
旧人類側の味方だとしてカルデア一行に同盟を求める。
BBドバイによって召喚されており、令呪を使われると即死の身の上なので縁を作って最上位ランクで召喚されたい野望を持つ。
<飛竜>
ニキチッチの愛馬。
レディ・アヴァロンにそそのかされて主人との約束を破って偽ニキチッチ化して出歩くも坂田金時に看破され、ルギマート(揚げドーナツ)をお土産に買って素直に帰宅。
<ベックマン>
旧人類におけるGPU生産の大手にして月面都市開発に多額の資金援助をした巨大企業のCEOにしてムーン・ドバイの生みの親。
「生まれつき恵まれた環境にいたがゆえに人々が同じステージに来たことが気に食わない」とAIを私的使用して人類とAIの戦争ごっこを始め、たった一ヶ月でむこう100年生存困難な星にしてしまった旧人類が残した汚点。
彼は出資者であって開発者ではなく、最もAI産業の恩恵を受けていたにもかかわらず最もAIを理解していなかった。
自分以上の存在を恐れた臆病者。
アンソニーのオリジナル。
<ベン>
「人類機械化帝国」建国を目論むエリアIのマスターで元軍人。
ま~
<マシュ・キリエライト>
ビーストの存在を検知したのは彼女の盾。
召喚もできるし、本当に便利な代物だ。
マスターと彼女は人類定礎値を変動させないことにはカルデアに戻ることはできない。
<マスター>
藤丸立香。
蒼輝銀河(ユニヴァース)にお家カレーのレシピを広めた伝説の存在であり、シエルは「フレンドになるしかない」とずっと思っていた。
<MASTER BUCKS>
神聖なるマスバ。
「マ」を抜くと世界的コーヒーチェーン店名に。
<ムーンキャンサー>
ムーンキャンサーの霊基グラフに異常が発生したのが今回の全ての発端。
元々謎が多いクラス分類ではあった。
元祖ムーンキャンサーは2030年生まれ。
岸波白野曰く、ドバイではBBに頼めば誰でもムーンキャンサーになれるらしい。
「大事なのはクラスではなく、変わるのは周囲の視線」とも。
人類を滅ぼしたい実力者(BOSS)を集めて最も支持率を得られた者が獲得する地位。
「人工」と「天然」が存在する。
一人だけ縁のあるサーヴァントを召喚することができる。
<ムーンセル観測光>
事象を決定させる光。
どんなに優れた防御壁、対粛正防御であっても「受ける」時点で効果は確定するので隠れるか避けるしかない。
その効果はパッションリップだけが知っていた。
<ムーン・ドバイ>
2030年のドバイの真の姿であり、月に作られた人口都市。
西暦3017年、宇宙開発都市ムーン・ドバイ。
地球にはもう、誰もいない。
特異点でもなければ異聞帯でもない「一つ隣の並行世界」。
ムーン・ドバイの人類(マスター)に喚ばれたサーヴァントは召喚された時点で暴走している。
市民の意識の変革がなされたことが決定打となり人理定礎値が復活、剪定対象から外れることとなった。
霊長の後継を認め、緩やかに衰退することを受け入れたのだ。
<望月千代女>
ビジュアルにいた割には活躍が少なかった人。
潜入捜査員兼ボディガードのはずだったが毒見役(建前)としての印象強し。
ただし食リポは下手だった。
その後巨塔の周りに強力な結界が張られていることを発見し面目躍如。
や~
<ユニヴァーイーツCEO>
どう見てもアマゾネス・ドット・コムのあの人。
商魂逞しくも襲われている配達員を案じて自ら身を粉にして働く経営者の鑑。
<よく頑張りましたスタンプ>
カズラドロップの手により押印されたもの。
「万が一のための保険」と説明されるも呪いか何かかと疑われていたが、後に本当に男性サーヴァントたちの窮地を救うことになる。
ら~
<ラクダレース>
実況はジャガ村P、解説はシバにゃんP。
「レッドキャメル」こと赤兎馬が意気込むも優勝は徐福。
<ラグランジュ・ラグジュアリー(L.L.)>
ドームの空に見えていた虚数空間にあった月の影。
自動復元機能を持ち、ムーン・ドバイの電力の再起動を可能とした。
<ラストスロット>
チャッカリムとともに第二世代の生き残りであり、2600年に作られたエーテル炉を持つ永久機関で稼働年数は10万年。
不老不死になった人類の健康を管理するための量子学習型AI。
誕生した翌年に所有者によって電源を落とされ、国家資産として押収された。
<リメンバー計画>
人類は死後の世界で滅亡する前までの人類史の中で生き続ける。
未来を切り捨て、ただ幸福だった頃の人生を繰り返せる閉じた揺り籠。
<リュウダイ>
エリアAのマスターで十三~十五世紀までの人類史研究家。
高名な学者がAI化された第三世代AIで元々ドバイ市長だったがBBドバイに譲渡した。
その時代ごとの「神の奇跡」がどう存在し、どう機能したかを調べていたが行方不明に。
<量子甲冑・クォンタムアーマー>
謎のヒロインXXオルタが着用しているもの。
某「太正桜に浪漫の嵐」的なアレではない。
ブラックホールに飲み込まれたがこれのお陰で彼女は無事だったが、生命維持のために半自律モードとなって意識を失ってドバイへと流れ着き、再起動のために甘味を求めることとなった。
「ヴィランレーダー」はユニヴァースの匂いを嗅ぎ取る。
<レイシフト>
カルデア式では未来へのレイシフトは不可能。
ムーン・ドバイからのゴールデン・レイシフト後、マスターの記憶は夏の始まりへと戻る。
<濾過人理補正現象>
「アムネシア・シンドローム」とも読む。
「ムーンキャンサー」の別の名。
2999年に逆行させて事象軽減、マスターたちを今の環境に合わせた人類(思考能力が初期計算機以下)へと貶めた。
先頭を行く者を妨害する行為。
人類の欠点、知性体の持つ攻撃性の究極。