藤居朋が勘違いされがちなこと。

藤居朋は『アイドルマスターシンデレラガールズ』のアイドルのひとりで、「占いアイドル」として広く知られている存在だ。
滋賀県出身の19歳の蟹座のO型、163cmと意外にも高身長のスレンダー美人である。
その彼女の趣味が「占い」なのだが、そんな彼女にはよく勘違いされがちなことがある。

第一にお伝えしたいのは、彼女自身は運が良い方ではないということ。
いやむしろ「悪い」と断じても構わないだろう。
だからこそ彼女は開運の手段としての占いに傾倒していったのだ。
「そんなこと知ってるよ」の声はまだもう少し待ってもらいたい。
ここで私が言いたいのは彼女が運が悪いからこそ占いにのめり込んだということではなく、あくまでも占いは「趣味」でしかないということを強調したい。

藤居朋に対してこれまで浅く広くしか相対してこなかった人たちからすれば、「いやいやいやいや！あの占い好きは尋常じゃないでしょ！」とでも言いたいかもしれないが、彼女のことを知れば知るほどそうではないことが分かってくる。
決して『轟轟戦隊ボウケンジャー』27話のボウケンレッドの開運フォームや『ウマ娘』のフルアーマーマチカネフクキタルレベルまでのような突き抜け加減もない。

藤居朋は占いに依存も執着もしていない。

くどいようだが藤居朋にとって占いは趣味であり、日々の生活の行動指針にしているだけである。
よく『デレぽ』などで彼女が「今日の占い結果が～」と嘆いている印象が強いだろうが、そうだったからといって「今日はもう仕事したくない！」とか「家から出たくない！」などの泣き言を言ったことは実は一度もない（はずだ）。
最悪の結果から少しでも運勢を良くしようとはするが、そのショックで心が折れてしまって無気力になったり自暴自棄になったりすることは決してない。
朋は占いというものが心底好きなので、悪い結果が出ても絶対に占いを嫌いになったりはしないし、悪いことが起きても占いのせいにはしない。
藤居朋はただただ占いが大好きなのだ。

藤居朋にとって占いは人生のスパイスである。

結果が良ければ当然気分が良くなるし、悪いと「注意しよう」と気を引き締める。
いずれにせよ、日々の生活の行動のきっかけとして活用しているのが主な役割だ。
彼女はそこから自分でより上を目指す。
悪かった時は良くしようと努力するし、良かった時はその恩恵を周囲にもおすそ分けしようと動く。
占いは藤居朋というアイドルに彩りを与える。

朋は『ミス・フォーチュンfeat.朋』『ミス・ラッキー・テリング』『ミス・フォーチュン・テリング』などの開運ユニットに所属している。
元来運が悪い方である彼女がそこに参加できているのはなぜか。
それはすなわち、彼女が運との付き合い方のスペシャリストだからに他ならない。
運が良い時には良い時の、悪い時には悪い時の「こうしたらいいんじゃない？」をいっしょに考えて教えてくれる。
鷹富士茄子や依田芳乃のような現人神レベルの能力は藤居朋にはない。
だが、朋は彼女たちになんら劣ってはいない。
あくまで同格の存在なのだ。
むしろ一般人に近しい存在だからこそのアドバンテージがある。
我々の近くに寄り添ってくれる、それがアイドル・藤居朋だ。

占いアイドル・藤居朋。
豪運アイドルでも、開運アイドルでもない。
百発百中の占いができるわけでもない。
ただ占いが好きなだけの彼女。
そんな朋にしかできないことがたくさんある。
彼女から与えられるものがたくさんある。
我々ファンはこれからも、彼女といっしょに泣いたり笑ったりして、彩りのある日々を過ごしていく。