『デレラジ☆』OPドラマ台本のつくり方(2024/1/23 Ver.)。
2024年1月22日に放送された『デレラジ☆』にてOPドラマが採用された。
実に2023年8月7日以来の採用であり、過去最長記録であるほぼ半年まではいかなかったものの、なかなかにヤキモキさせられたものだ。
ここnoteでこうして定期的にガス抜きをしていなければ、プライベートでの精神状態もあり、とっくに黒化していたかもしれない。
それに今だからこそ言えるが、noteを始めたての頃に偉そうにラジオメールについて色々語っていただけに正直めっちゃ肩身が狭かった。
でもまあそれもこれも、今週でめでたくリセットですよ!
またしばらくは気楽にOPドラマとスターアルバムを送るサイクルに戻れます。
来週の出演者に大石泉役の大木咲絵子さんがデレラジ☆初登場となるのでぜひともOPドラマの採用を狙いたいものだが、私も2週連続OPドラマ採用は過去に1度しかなくその難しさは熟知しているつもりなのだが、その夢は捨てきれないのが人情というものだろう。
さて、せっかくなので採用OPドラマがいかにして作られたかを順を追って解説してみよう。
いるかどうかは分からないが(まずいないだろうが)、OPドラマを書くことに興味がある人がいれば参考にしてみてはいかがだろうか。
実際に私が送ったメールが上記のものだ。
採用されたものがこれ、というわけではなく、これしか送っていない。
私は毎週OPドラマとスターアルバムがある時にはそれぞれに1通ずつしか基本送らない。
ふつおたを送らないのは過去記事である『ふつおたには快感がない。』をご一読いただけると幸いだ。
そしてなぜドラマとスターアルバムも1通ずつなのかというと、義務にも負担にもしたくないからである。
あくまでレクリエーションの一貫に留めておきたいのだ。
最初にすることは当然アイデア出しだ。
今回の面子であればMy-Style Revoの2人が揃っているのでそこを主軸にするのが王道であり鉄板だ。
奇を衒うのはよほどそのネタに自信がない限り得策ではない。
使えるアイデアが2~3個浮かべば次にやることは書き始めることである。
完璧な起承転結が出来上がってから書き始める必要はない。
書きながらどんどん軌道修正して成形していけばいいのだ。
セオリーなんかない。
採用されたものこそがその週の正義なのだから。
『デレラジ☆』の出演者は基本4人で、イレギュラーケースとして3人で放送することがしばしばある。
X(旧Twitter)において次週の放送予定出演者発表が放送終了間際もしくは直後に告知されるが、その時点で3人でも週末近くになると追加出演者が出ることも珍しくなく、3人の場合は一旦ステイするのがこの番組のメール職人の基本スタンスだろう(異論は認める)。
今回のこの台本に関しては、1月19日金曜日の時点で書いたものだ。
金曜日まで待ち、もう追加出演者はないものとして書き始めた。
そしてこれは私独自の書き方になるが、後に追加出演者があってもいいような造りにし、緊急措置が取りやすいようにしておく。
よほどのことがなければそれでこれまで対応してきた。
新たに最初から完全にもう一本アイデア出しから始めるのは本当に大変なので時間との戦いになる。
日曜日にライブがあって翌日に放送がある場合などは毎回間に合うかどうかヒヤヒヤする。
ドラマを書く上で最も気を付けなければいけないことは、世界観を保つことだ。
「この子はそんなこと言わない」こそ一番言われてはならないことで、「もしかしたら言うかもしれない」というラインの見極め方は知識とセンスを問われる。
「それもアリだな」なんて反応をもらえた時の快感は採用者にしか味わえない代物だろう。
『アイドルマスターシンデレラガールズ』においての世界観とは、アイドル同士の関係性及びプロデューサーや関係者などに対する接し方が最重要である。
口調や呼び方を間違えてしまっては即崩壊につながってしまう。
今回の3人で言えばまず一人称が非常に特徴的だ。
早坂美玲は「ウチ」。
砂塚あきらは「自分」。
結城晴は「オレ」。
ここを間違っては話にならない。
次に呼び方だ。
美玲はプロデューサーのことは「オマエ」と呼ぶが、アイドルのことはカタカナで呼び捨てにする。
あきらは同年代や歳下は「~ちゃん」で、目上の人間に対しては「~サン」になる。
晴は誰に対しても基本呼び捨てだ。
この辺りが必要最低限の予備知識となる。
前半はMy-Style Revoのユニット曲である『Hardcore Toyworld』の歌詞の内容に沿ってエモさを強調。
でも完全には引用しない。
権利問題への配慮も必要。
そしてこのままでは終わらないのが犬飼BGL。
それまでのエモさからの急激な方向転換。
ようこそ犬飼BGLワールドへ。
元大阪人であるこの私、「で、オチは?」などとツッコまれては死刑宣告にも等しい。
「流れ変わったな」のコメントが流れればこっちのもの……ありましたしめしめ。
晴の「今すぐ逃げた方がいい気がする」は『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』(以下『デレステ』)の1コマ劇場からのネタ。
あえて丸ごと引っ張って来ずに「なんだか」を外しておいたのだが、ラジオで流れたものにはしっかり足されていた。
放送作家さん、さすがです。
私が毎週Xに送ったメールをアップしているのは聴き比べをすることで違いを楽しめるのみならず、「なるほど、放送作家の好みはよりこういう感じなのか」と勉強になる意図もある。
ほぼそのまま使われるとより達成感があるし、プロットぐらいしか使われていないとなんとも複雑な心境になる。
これも採用者ならではの感情だろう。
ここまで読んだ型の中には「え、こんなに手取り足取り教えてよかったの!?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが。
いいんです。
簡単に真似できるのなら苦労はしませんし、真似されたところで私がその上を行けばいいんです。
たとえテクニックは真似できても私の世界感は真似できないでしょうし、真似してもその人の得には決してなりません。
それに『ラジオメール採用は最終的には運である。』ので。
さああなたも『デレラジ☆』のOPドラマ台本を書いてみませんか?
新規参入大歓迎。
だってそもそも投稿者がどれぐらいいるかも分かりませんので。
デレステのサービスも縮小運営が進みつつある現状、どんな形であれ少しでも愛する『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』を盛り上げていきましょう。
負けねーからな!?
記録よりもこの私が誰よりも記憶に残って爪痕残してみせる!