【評価:⭐8/10】ジャイプル
手番でやることはカードを取るかカードを売るかの2択。シンプルでいいねぇ。
カードを売るときは、手札から1種類の品物カードを何枚でもまとめて売れる。売った枚数と同じ数だけ、対応する品物トークンを獲得する。
例えば、布を2枚売ったら、布の品物トークンを2枚ゲット!
なんか数字書いてありますね?これが点数です。ゲーム終了時に、獲得した品物トークンの点数を合計して、最も多いプレイヤーが勝ち👑
けど品物トークンの数字が違いますね?
実は、準備の段階で各品物トークンごとに、数字が大きいものが上になるように重ねます。
品物カードを売ったら上から品物トークンを獲得します。
つまり、早く売るほど点数が大きい品物トークンを獲得できる!
じゃあ早く売ったもん勝ちなのかと言うと、そんな単純じゃないんですよねぇ。
品物以外にこんなトークンもあります。
これは、まとめ売りをしたら貰えるトークンなんです!
例えば、布を3枚売ったら、布の品物トークンを3枚と、3枚で売ったボーナスとして、カードが3枚書いてあるボーナストークンを1枚ゲットします(上写真右端)。
ボーナストークンは裏に数字が書いてあり、それも点数として計算します。内訳はこんな感じ。
3枚売却ボーナストークン:1〜3点
4枚売却ボーナストークン:4〜6点
5枚売却ボーナストークン:8〜10点
まとめ売りをすると、品物トークンに加えてボーナストークンの点数も獲得できます!
これがこのゲームのおもしろポイントの1つ目。
品物をさっさと売って点数の高い品物トークンを狙うか、カードを集めてまとめて売ってボーナストークンを狙うか、悩まされます!
いずれにせよ、品物カードを取らないと話にならないわけですが、じゃあカードはどのように取るのか。
場にはカードが5枚並んでいまして、そこを市場と呼びます。そこからカードを取ります。
取り方は2通り。
1つ目は、市場から品物カードを1枚取る。
1枚取ったら、山札から市場に1枚補充します。
2つ目は、市場から複数枚の品物カードを取る。
2枚取ったら手札から2枚の品物カードを市場に返す、3枚取ったら3枚返すといった感じで、交換をします。品物を売ることで得点できるので、せっかく獲得した品物をまた市場に戻すのはもったいないですよね。もしラクダを持っていれば、品物カードの代わりに、ラクダを返すこともできます。
手番では品物カードを取る代わりに、市場にあるラクダをすべて取ることもできる。市場にラクダがたくさんあるときに一気にラクダを獲得してしまえば、市場から品物を複数枚取るときに、手持ちの品物を失わずに済む!
しかしここでも頭を悩ませる問題があります。
ラクダを市場から取ったら、山札から補充します。つまり、相手が集めている品物が出てきてしまう可能性があります。
ラクダを取って自分だけ有利になるかと思いきや、相手にも有利になる可能性があるんですねぇ…。
遊んでみればとてもあっさりしたゲームなのですが、この中にジレンマがしっかり盛り込まれており、面白い作品になっています。
…とは言いつつ、1日に2戦も3戦もやりたいかと言うと、別にそこまでではないかな…。2ヶ月に1回でいい。