# 009 スイングを考える時に大事なこと①
今回はスイングってそもそも何を意識していかなければいけないかをお話したいと思います。
SNSを見るとたくさんの情報が溢れています。
その時代によって流行りがあるので、聞いた事のないワードや、
みる人を惹きつける様なワードなど挙げればキリがありません。
以前にも書きましたが、
有益な情報と今の自分に必要な情報はイコールではありません。
スライスを治したい人はスライスを打つための情報を必要としないですし、
フックの人も然りです。
もし運よくスライスを治すための情報を見つけたとしても、
その人が発信する内容が、
今の自分のスライスの根本原因を治すものかどうかはまた別の話です。
じゃあ何を基準に情報を探せばいいの??
その具体的な判断を自分でするのは中々難しいです。
なぜなら、まずは自分の今のスイングがどうなっているかを『正しく』把握しなければいけないからです。
今回は、その『何を基準に』ということについてふれて行きます!
いつも生徒さんにスイングについてお話する時には、大きく3つの重要な要素があるとお伝えしています。
①スイングプレーン
②ローポイントコントロール
③フェースコントロール
です。
全部話すと長くなってしまうので、今回は①のスイングプレーンについてお話していきます。
これまでに聞いた事があると思いますが、
スイングプレーンを意識して練習やスイング作りはしていますか??
この画像の赤いラインがスイングプレーンです。
バックスイングではこのラインの少し上をヘッドが通ってトップまで行きます。
バックスイングの途中から腕が上に上がるので、トップではラインからヘッドが少し離れます。
ダウンスイングでは、トップで少し離れたヘッドが切り返しの早い段階でこのラインまで戻って来ます。
戻って来たら、そこからはライン上をヘッドが通りながらインパクトする、
というのが理想的な(シンプルな)動きです。
まずこのスイングプレーンが安定していない人は、
そもそもフェースの真ん中で安定してボールを打つ事は、極めて難しいです。
簡単な話で、アドレスからフィニッシュまで、
スイング中にヘッドが通る所が安定していないと、
アドレスでセットしたクラブヘッドと同じ位置に、
インパクトで戻って来にくくなるからです。
ほとんどの方が、
バックスイングではスイングプレーンの下をヘッドが通って、
トップではスイングプレーンからヘッドがかなり離れて、
シャフトがクロス(トップでヘッドが手元よりも頭に近い所にある状態)になります。
そこからダウンスイングでは大体2パターンあって、
スイングプレーンから離れた所にヘッドがあるトップの状態から
1、直線的にボールに向かう(スイングプレーンのかなり上をヘッドが通る状態)
2、一度スイングプレーンに戻るが、そのままスイングプレーンのかなり下を通ってインパクトする
になります。
どちらにしてもいいコンタクトが出来る確率はかなり下がります。
え!?
でもプロはそうじゃない人もいるやん!
と思うかもしれません。
確かにプロは人それぞれいろんなスイングをしている様に見えます。
細かい話をすると、
スイングのP6と言われるポジション(ダウンスイングでクラブが地面と平行まで降りて来た位置)で、
PGAやLPGAの選手のスイングを止めてみると、
選手の身長やその時に持っているクラブや打つ弾道にもよりますが、
ほぼ100%の確率で手元とクラブヘッドがみんな同じ位置に来ていることが分かると思います。
いわばこのポジションでこの形が安定して作れるのであれば、
良いインパクトが出来る確率が高くなるという事です。
一度、ご自身のP6と比べて見てみてください。
きっとその違いにすぐ気付くと思います。
それではまた。
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