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米国株2023年度決算発表結果 注目銘柄(2023.09.17)



・7/13~で四半期決算発表された米国株注目銘柄について解説(2023.9.17現在)

・決算ミスが無く9/15終値時点で決算発表日以降も上昇している銘柄

 四半期決算結果、ガイダンスにミスが無く決算発表日以降9/15終値時点で決算発表前の終値比(マーケットオープン前の発表の場合は前日の終値比、マーケット終了後発表の場合は当日の終値比)で上昇している銘柄は下記51銘柄。

BK(Bank of Newyork Melon)
BX(Blackstone Inc.)
BRK.b(Berkshire Hathaway Inc.)
CME(CME Group Inc. )
V(Visa Inc.)
CTAS(Cintas)
GD(General Dynamics Corporation)
ALV(Autoliv, Inc.)
ADSK(Autodesk, Inc.)
ROP(Roper Technologies, Inc.)
HPE(Hewlett Packard Enterprise Company)
DELL(Dell Technologies Inc.)
AMAT(Applied Materials, Inc.)
GE(General Electric Company)
TDY(Teledyne Technologies Inc.)
EMR(Emerson Electric Co. )
DHR(Emerson Electric Co. ) 
JNJ(Johnson & Johnson)
REGN(Regeneron Pharmaceuticals, Inc.)
AMGN(Amgen Inc.)
LLY(Eli Lilly and Company)
NVAX(Novavax, Inc.)
MRK(Merck & Co., Inc.)
MEDP(Medpace Holdings, Inc.)
MCK(McKesson Corporation)
google(Alphabet Inc. )
META(Meta Platforms, Inc.)
AMZN(Amazon.com, Inc.)
FFIV(F5, Inc. )
AKAM(Akamai Technologies, Inc)
TTD(The Trade Desk, Inc.)★
MNDY(monday.com Ltd)
ZM(Zoom Video Communications,)
CRWD(CrowdStrike Holdings, Inc. )
OKTA(Okta, Inc.)
IOT(Samsara Inc.)
NCNO(nCino, Inc. )
MELI(MercadoLibre, Inc.)
URI(United Rentals, Inc. )
PHM(PulteGroup, Inc.)
BRO(Brown & Brown, Inc. )
WMT(Walmart Inc.)
LOW(Lowe‘s Companies, Inc.)
ACI(Albertsons Companies, Inc.)
LULU(Lululemon Athletica Inc.)
BKR(Baker Hughes)
EQT(EQT Corporation)
APA(PA Corporation)
CPE(Callon Petroleum Company)
HLT(Hilton Worldwide Holdings Inc. )
ANBN(Airbnb, Inc.)

・JPM、WFC、BAC、MS、MTB、USB、SHW、DAL、UAL、PEP、BA、DIS、PSTG、NVDA、LRCX、CDNS、TDY、DHR、CVS、3M、PHG、TDOC、CRM、MDB、SHOP、BABA、HD、BBY、CLXは決算発表後は上昇していたが、9/15終値で決算発表前の終値比で下落に転じているため、上記該当銘柄から削除。
上記銘柄の内、決算ミスが無く、決算発表前の終値比で下落が続いていたが、9/15終値時点でようやく上昇に転じた銘柄には★印を付けている。
詳細は下記「2023年度第2四半期米国決算結果」のPDFファイル参照ください。

JPMは9/15終値では714決算発表前日終値比0.0%の下落となり、当初の上げ幅をすべて削って下落していたが、ほぼイーブン。WFC、BAC、MSも同様に上げ幅を削っていたが少し戻している。
DELLは9/15終値で8/31決算発表後の終値比23.2%の大幅上昇となって、上昇継続している。
PEPは9/15終値では7/13決算発表前日終値比4.3%の下落となり、当初の上げ幅をすべて削り下落中。
LLYは9/15終値で8/8決算発表前日の終値比26.8%の大幅上昇となって、上昇継続している。
NVDAは9/15終値で8/23決算発表後の終値比6.8%の下落となっている。当初決算発表後に大幅上昇していたが、すべてを削った後、さらに下落中。
CTASは9/15終値で7/13決算発表前日の終値比4.5%上昇継続となっている。
CRWDは9/15終値で8/30決算発表日の終値比10.9%上昇継続となっている。今後も期待できそうであり、9月末頃の下押しで拾いたいところ。
MDBは9/15終値で8/31決算発表日の終値比5.0%下落となっている。
APAは9/15終値で8/2決算発表日の終値比8.8%の上昇となっている。

・現在ホールド中の銘柄について

これらの内、ホールドしていた銘柄はすべて決済した。理由は原油価格が上昇し、エネルギー銘柄が大幅に上昇したため、エネルギー以外のマイナス銘柄があったものの全体で利が乗ったため、一旦すべて決済しリセット状態。
9月末、10月末の押しを狙いたい。

2023年度第2四半期米国決算結果 注目銘柄リストの詳細は下記ダウンロードファイルを参照ください。
現在の基本戦略はインデックスVT、VOOをコアベースに、決算ミスが無く、その後も上昇している個別銘柄を軽く保有する程度が良いのではないかと考えている。9月末、10月末の押し目を狙いたい。

・今後の注目

  9/13発表の8月のCPI(前年比)は予想3.6%に対し結果3.7%、コアCPI(前年比)は予想4.3%に対し結果4.3%となった。9/1発表雇用統計では8月非農業部門雇用者数が予想17万人に対し結果18.7万人となり増加した。賃金インフレの観察となる8月平均賃金(前月比)は予想0.3%に対し結果0.2%となり低下した。この状況から判断すると、9月20日-21日のFOMCではFF金利はそのまま据え置きし、5.25-5.50%を維持するのが確実と思われる。データ次第だが11月のFOMCでさらにFF金利を0.25 %アップし、年内のFF金利は5.50-5.75%とする可能性はまだ残されている。ただ、現在のFedWatchToolによれば11月FOMCでのFF金利の据え置きの確率は69.0%と以前からアップし、FF金利を0.25%アップする確率が30.7%、FF金利を0.50%アップする確率が0.3%となっており、据え置かれる可能性が高くなっている。
 金利アップに対し株への影響が懸念される。現在、市場では7月のFF金利アップ後は年内利上げせずそのまま維持されると予想しており、11月でのFF金利アップに対してタカ派的な言及があると株への下落圧力が強まる可能性がある。また、アノマリー的に米国株は9月が下落しやすいため要注意である。9月末、10月末の押し目チャンスを待ちたい。


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