米国株2023年度決算発表結果 注目銘柄（2023.12.29）
・9/26～12/29で四半期決算発表された米国株注目銘柄について解説（2023.12.29現在）
・注目銘柄の内、決算ミスの無かった銘柄
米国株2023年度第3四半期決算発表のあった注目の銘柄について、EPS、売上高、2023年度通期ガイダンス、次期四半期ガイダンスの結果が予想に対して決算ミスが無く、決算発表日以降12/29終値時点で決算発表日の前日終値比（マーケット終了後発表の場合は当日の終値比）で上昇している銘柄は下記140銘柄となっている。銘柄詳細データは下記からダウンロード可能です。
・金融系
JPM（Jp Morgan Chase）
WFC（Wells Fargo）
C（City Citigroup Inc.）
BAC（BanK Of America）
MS（Morgan Stanley）
MTB（M&T Bank Corp）
CFR（Cullen/Frost Bankers, Inc.）
BK（Bank of Newyork Melon）
HBAN（Huntington Bancshares Incorporated）
BRK.ｂ（Berkshire Hathaway Inc.）
V（Visa Inc.）
MA（Mastercard Incorporated）
AXP（American Express）
PYPL（PayPal Holdings, Inc.）
SPGI（S&P Global Inc.）
MCO（Moody‘s Corporation ）
・航空系
DAL（Delta）
・飲食系
PEP（Pepsico）
KO（The Coca-Cola Company）
SBUX（Starbucks Corporation）
MCD（McDonald‘s Corporation）
DASH（DoorDash, Inc. ）
・制服レンタル
CTAS（Cintas）
・防衛系
LMT（Lockheed Martin）
GD（General Dynamics Corporation）
RTX（RTX Corporation）
PLTR（Palantir Technologies Inc.）
・通信系
T（AT&T ）
VZ（Verizon Communications Inc.）
CMSA（Comcast Corporation）
EQIX（Equinix, Inc.）
VSAT（Viasat, Inc. ）
・自動車系
GM（General Motors Company）
AN（AutoNation, Inc.）
PCAR（PACCAR Inc）
ORLY（O‘Reilly Automotive, Inc.）
・エンタメ・メディア系
SPOT（Spotify Technology S.A.）
SPHR（Sphere Entertainment Co.）
・コンピュータ系
IBM（International Business Machines）
ROP（Roper Technologies, Inc.）
HPE（Hewlett Packard Enterprise Company）
WDC（Western Digital Corporation）
SMCI（Super Micro Computer, Inc. ）
・半導体系
AMD（Advanced Micro Devices, Inc.）
LRCX（Lam Research）
STM（STMicroelectronics N.V.）
QCOM（QUALCOMM Incorporated）
CDNS（Cadence Design Systems, Inc.）
AMAT（Applied Materials, Inc.）
MU（Micron Technology, Inc. ）
INTC（Intel Corporation）
TSEM（Tower Semiconductor Ltd.）
MRVL（Marvell Technology, Inc.）
・産業機器
GE（General Electric Company）
CAT（Caterpillar Inc.）
DHR（Danaher Corporation）
KEYS（Keysight Technologies, Inc.）
・医療系
REGN（Regeneron Pharmaceuticals, Inc.）
BIIB（Biogen Inc. ）
ABBV（AbbVie Inc. ）
NVO（Novo Nordisk ）
ABT（Abbott Laboratories）
CVS（CVS Health Corporation）
GEHC（GE HealthCare Technologies Inc）
3M（3M Company）
MEDP（Medpace Holdings, Inc.）
CAH（Cardinal Health, Inc.）
BSX（Boston Scientific Corporation ）
SYK（Stryker Corporation ）
DOCS（Doximity, Inc.）
・IT系
AAPL（Apple Inc. ）
MSFT（Microsoft Corporation ）
META（Meta Platforms, Inc.）
AMZN（Amazon.com, Inc.）
CRM（Salesforce, Inc. ）
SNAP（Snap Inc.）
RBLX（Roblox Corporation）
TWLO（Twilio Inc. ）
DDOG（Datadog, Inc. ）
CHKP（Check Point Software Technologies Ltd.）
AKAM（Akamai Technologies, Inc.）
MNDY（monday.com Ltd. ）
TEAM（Atlassian Corporation）
PANW（Palo Alto Networks, Inc.）
ZM（Zoom Video Communications, Inc.）
CRWD（CrowdStrike Holdings, Inc. ）
S（SentinelOne, Inc.）
OKTA（Okta, Inc.）
MDB（MongoDB, Inc. ）
ANET（Arista Networks, Inc. ）
IOT（Samsara Inc.）
NCNO（nCino, Inc. ）
PINS（Pinterest, Inc.）
AFRM（Affirm Holdings, Inc.）
DUOL（Duolingo, Inc.）
STNE（StoneCo Ltd. ）
NICE（NICE Ltd.）
ZS（Zscaler, Inc.）
WDAY（Workday, Inc.）
INTU（Intuit Inc. ）
NTAP（NetApp, Inc. ）
PATH（UiPath Inc.）
DOCU（DocuSign, Inc.）
・オンラインショップ系
ETSY（Etsy, Inc.）
MELI（MercadoLibre, Inc.）
・レンタル系
URI（United Rentals, Inc. ）
・住宅系
DHI（D.R. Horton, Inc. ）
TMHC（Taylor Morrison Home Corporatio）
PHM（PulteGroup, Inc.）
・保険系
BRO（Brown & Brown, Inc. ）
AFL（Aflac Incorporated ）
AIG（American International Group, Inc.）
PGNY（Progyny, Inc.）
UNH（UnitedHealth Group Incorporated）
・百貨店・小売系
M（Macy's, Inc. ）
ANF（Abercrombie & Fitch Co.）
DG（Dollar General Corporation ）
RL（Ralph Lauren Corporation）
ACI（Albertsons Companies, Inc.）
ROST（Ross Stores, Inc. ）
COST（Costco Wholesale Corporation）
・衛生・家庭用品系
PG（The Procter & Gamble Compan）
CL（Colgate-Palmolive Company）
CLX（The Clorox Company）
・コモディティ・エネルギー系
MPC（Marathon Petroleum Corporation）
FCX（Freeport-McMoRan Inc. ）
BKR（Baker Hughes）
YPF（YPF Sociedad Anónima）
ENB（Enbridge Inc.）
・素材系
LYB（LyondellBasell Industries N.V.）
・ホテル・観光系
HLT（Hilton Worldwide Holdings Inc. ）
MAR（Marriott International, Inc.）
BKNG（Booking Holdings Inc. ）
ANBN（Airbnb, Inc.）
NCLH（Norwegian Cruise Line Holdings Ltd.）
DKNG（DraftKings Inc.）
CCL（Carnival Corporation & plc ）
RCL（Royal Caribbean Cruises Ltd. ）
・コンサル・リサーチ系
IT（Gartner, Inc. ）
ACN（Accenture plc）
BAH（Booz Allen Hamilton Holding Corporation）
これら銘柄の内、12/29終値時点での上昇率が最も高いのはAFRM（アファーム）で125.8％、次がSNAP（スナップ）で74.4％となっている。10月末のリスクオフのムードから11月に入ると一転リスクオンの状況となり、12月も上昇を継続した。特にIT系、半導体系の多くの銘柄が上昇している。今後の金利低下予測とAIブームが追い風となっている。また、住宅系も上昇してきているが、金利低下を見込んでいるようだ。
11月CPI（消費者物価指数）、コアCPIは前年比で予想通りの結果となり、また11月PCE、コアPCEは前年比で予想より低くなりインフレの鈍化傾向が見られている。市場ではFF金利のアップが打止めとなり来年３月からFF金利が下がることを想定している。そのため特にIT系銘柄の中でもスモールキャップ系が買われている。
詳細は下記からダウンロード可能です。
・現在ホールド中の銘柄について
これら銘柄の内、現在ホールドしている個別銘柄は下記である。
JPM（JPモルガン・チェース）
GE（ジェネラル・エレクトリック）
DOCS（ドクシミティ）
PANW（パロアルトネットワーク）
CRWD（クラウドストライク）
IOT（サムサラ）
MDB（モンゴDB）
MNDY（マンデードットコム）
S（センティネルワン）
ANET（アリスタネットワーク）
ZS（ジースケーラ）
現在の基本戦略は10月の押し目でインデックスVOO、QQQ、VTをコアベースに個別銘柄も買いで入れ、11月はさらに押したところを買い乗せした。12月も個別銘柄では特にCRWD（クラウドストライク ）、 IOT（サムサラ）、MDB（モンゴDB）、ZS（ジースケーラ）等は決算が良かったため追加買いを行った。今のところ順調に利が乗っているが、2024年に入って注意が必要かと思う。
個別銘柄は決算ミスが無く、その後も上昇している個別銘柄を軽く保有する程度が良いのではないかと考えている。
・2024年１月以降の注目
地政学的リスクも大きな変化がなく、2023年12月末で10年債利回りが3.86％程度まで低下し、特にIT系の上昇が大きい。
次回FOMCは2024年1/31（日本時間 翌朝3:00） に政策金利が発表されるが、現在のFF金利5.25-5.50％を据え置くことがほぼ確実と考えられている。（FedWatch Toolでは84.5％で据え置き）予定通りFF金利が据え置かれれば、これで5か月連続の据え置きとなる。次回FOMCでも今後もデータ次第でFF金利を上げるスタンスは変化ないと見るが、現在はいつ金利を下げるかに焦点が移っている。
市場では2024年3月からFF金利を0.25％下げることを見ている。（FedWatch Toolでは73.5％の確率）
市場は少し前のめりになっており、金利が予定通り下がらなければ株は大きく落ちる可能性があるため注意が必要である。2024年は大統領選挙の年でもあり、１月、２月の株価の動向に注目する必要がある。