ヒートシンク&ファン付きのラズパイ4を組み立ててみた!
こんにちは!
最近ハードをいじる機会に恵まれているBFT名古屋支店・インフラ女子(?)のやまぐちです。
すっかり夏らしくなってきましたね。
データセンタ・サーバルームのように常時冷却している場所ならいいのですが、そうではない場所では外気温に比例してハードウェアも温度が上昇し、突然シャットダウンしてしまうなど問題が発生することがあります。
全国の有志の方と一緒に作っている「混雑状況可視化サービス」は現在ラズパイで取得したCO2濃度&人数をクラウドに送信し、そのデータを画面で見る…という段階まで来ました。
が、ここへ来て
・突然ラズパイが落ちる
・人認識に時間がかかる
・モニタに出力しなくなる or AWS Systems Managerのセッションマネージャからも接続できなくなる(生きてるっぽいけど)
・とにかく熱い(から落ちるのか?)
という問題があり、せっかくなので最新のラズパイ4 モデルB(8GB)に買い換えようということになりました!
今回は購入したキットの紹介を簡単に行いますので、どのラズパイを買ったらいいのか悩んでいる方は一つの参考にしていただければと思います。
改めて、「ラズパイ」とは何か
Raspberry Pi(ラズパイ)とは手のひらサイズの超小型コンピュータです。
2019年に発売された「Raspberry Pi 4 Model B」はそれまでの「Raspberry Pi 3 Model B+」と比べると格段にスペックが上がり、特にメモリは1GBから1GB/2GB/4GB/8GBと選択できるようになりました!
みなさんが普段業務で使っているスマホ、パソコンだとメモリは4GB、高スペックでも8GBですので(メモリだけ見れば)同じかそれ以上の性能があります。
その割にラズパイ4の本体(8GBモデル)は¥10,000円くらいとお手軽。サクッとサーバを建てたり、電子工作をしたり、アレクサと連携したり、使い方はさまざまです。もちろん付いている機能は限られますが、最も安いと¥1,000円を切るモデルもあります。
ちなみに電子工作だと「あるどぅいーの」(馴染みのない単語でイントネーションがわかりませんが、「Arduino(アルドゥイーノ)」です)というハードウェアもあります。
5分で組み立て完了する、スターターキット!
前述したように発熱問題、メモリ不足問題を解消するため、ヒートシンク&ファン付きのスターターキット(約¥16,000)を購入しました。
中身は以下の通り、「モニタ」「キーボード」(「マウス」)があればすぐに使えるというありがたい内容です。
・ラズパイ4 Model B(8GBメモリ)
・MicroSDHCカード64G(OSプリインストール済)
・ケース
・アルミニウム合金ヒートシンク(ファン付き)
・カードリーダ
・5.1V/3A Type-C スイッチ付電源
・MicroHDMI-to-HDMIケーブル2本
親切にドライバーもついてます。
ラズパイの基盤をケースに置き、CPUやメモリの上にヒートシンクを固定する用のテープのようなものを貼り、ヒートシンクの四隅をネジで固定します。ファンはラズパイのピンの5V(急速冷却用)とGNDに接続しています。
説明書ではピン位置は4, 6なのですが、ここにはCO2センサーをつける予定なので2, 9に挿しています。
ここまできたら後はモニタ、キーボード+マウスを接続(手持ちは無線なので画面左側にUSBが2つささっています)し、電源をつなぎます。
電源のスイッチをONにすると…
こんな感じでファンがレインボーに光って回り始めました!
ここまでわずか5分。なんて簡単なんでしょうか。モニタには初期設定用の画面が表示されています。
終わりに
さくっと使いたいだけではなく、長時間稼働させるのであればどうしても発熱問題をクリアする必要があります。どうせヒートシンクやファン、ケースを後から買うなら元から付いているものを買うのが一番早くて安いですね!
ハードいじる時はピン曲げちゃったらどうしよう、挿すとこ間違えて壊しちゃったらどうしようっていつもドキドキなのですが、今回は5分くらいで簡単に組み立てできたので、このキットは本当におすすめです!
肝心の発熱問題、人認識時間がどう変わったかは、別記事でお伝えします。
ここまで読んでいただきありがとうございました〜 ^ ^
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