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営業とエンジニア、エンジニア同士は仲が悪い?

「聞いてくださいよ。だって何度も電話してるのに一回も出てくれないんですよ?お客様との打ち合わせですよ?なんでなんですか…(泣)」

こんにちは!BFT名古屋支店・インフラ女子(?)のやまぐちです。

外部の講習に行くと他の業種・職種の方とお話する機会があります。これは弊社と同じように営業とエンジニアがいる会社で営業をしている方から聞いたお話です。

今回は営業とエンジニア、エンジニア同士で時々聞く問題についてエンジニア経験10数年のやまぐちが個人的な見解を述べていきます。

営業とエンジニアの場合

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「それで上司にお願いして電話してもらったら、今度は即出る。ひどくないすか?社会人としてどうなんですかほんと…」

IT業界で営業がお仕事を取ってくる、エンジニアがその仕事をする、という形態をとっている場合、一般的には営業とエンジニアはあまり仲が良くない、という印象はあります。

少し古いですがこんな記事がありました。
どう反撃する?エンジニアvs営業☆壮絶バトルシーン

営業、エンジニア双方の主張はよく聞く内容ですね。私自身も以前の会社で営業・上司はプロジェクトにアサインすれば終わりで、後は現場でどうにかお願いね的な扱いを受けたことがあります。結局違うプロジェクトに入ったので危惧する状況にはならなかったのですが。

エンジニア同士の場合

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インフラエンジニアと開発エンジニアは仲が悪い。と言われます。
人それぞれなのは言うまでもありませんが、その理由は以下の記事にわかりやすくまとめられてました。

インフラエンジニアも、開発者も、お互いに想像力が足りなすぎるのです。

インフラエンジニアは、アプリケーションがどのように動作されるのかを理解する学習を怠りました。

開発者は、インフラがどのようなものか知らず、ただプログラムを書いて動作させることしか学習しませんでした。

お互いに完全に自分の領域だけの視点を持ち、自分たちの実現していることの正当性を認めてもらうことに尽力した結果、対立が始まったのだと考えています。

ちなみにインフラエンジニアの中でも、ネットワークエンジニアとサーバエンジニアは仲が良くないという話もあります。
これも上に紹介した通り、「お互いに完全に自分の領域だけの視点を持ち、自分たちの実現していることの正当性を認めてもらうことに尽力した結果、対立が始まった」と似ているように思います。

イメージ的にはハードに近づく方向で、そのレイヤーの上物(うわもの)から「何とかしろ!」と無茶を言われて「何も知らないくせに!」となっている感じでしょうか。

アプリ → AP基盤 → インフラ → ネットワーク → ハードウェア
(無茶を言う対象の方向。立場もアプリ側が高いことが多い。)
(AP基盤~ネットワークまでが広義でのインフラエンジニア)

根本原因とは

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自分たちの仕事はここまで、と線を引くのは言うまでもなくIT業界ではプロフェッショナルな態度です。そうすることが自分を、ひいては相手を守ることになります。でもどの職種でも曖昧な領域はあるものです。

その曖昧な領域の分担は話し合いで決めることもあるし、なあなあにすることもありますが何にしても完璧はなく、プロジェクト期間中に一度や二度は衝突するものです。

その衝突の際に大切なのは「相互理解」であることは間違いありません。
クラウドの台頭でコードを書くインフラエンジニア、インフラを操作する開発エンジニアと少しずつ交わる部分が出てきてもいると思います。ただ、根本的には相手を思いやる時間や余裕がその時にないということが原因なのではないかと…ふと思いました。

その時、とは障害が発生した時、試験でNGが出た時、リリース前などお互いの稼働が上がっている時です。死ぬほど忙しい時にどれだけ自分やチームを守りながら相手の要求に応えていくか、ということがとても難しい。

・自分の体力や精神力がついていけなくなるかもしれない。
・自分じゃなくメンバーがそうなるかもしれない。
・一度OKと言ってしまうと次から次と依頼が来たり、責任を押し付けられたりするかもしれない。
・お客様との信頼関係が崩れてしまうかもしれない。

この辺りのさじ加減で、自分やチームを守ることに比重を置いた場合に、他のチームからの見え方が悪くなるのだと思います。

逆に別チームに寄り添おうとすると自分のチーム内からは裏切者かのように思われたり、ダイレクトにNOと言われたりすることがあります。
・・・さじ加減は本当に難しいです。

ただ一つ、確実に言えることがあります。
衝突をして、貸し借りを繰り返しながらようやくプロジェクトが終わった時、そこには「戦友」と呼べる絆が生まれます。そしてその衝突や貸し借りは絶対に無駄にならず次のプロジェクトに活かせます。

「また一緒に仕事をしたい。」そういう風にお客様・別チームの方に言っていただけることを目標に仕事をしているように思います。

営業との不仲説もきっとこの一緒に何かを成し遂げる感が強くなれば変わっていくのかなぁと思います、が。…どうなんでしょうか?笑
立場や見ているところが違うとすれ違うものだと割り切った方がいいのかもしれませんね。


長々と書いてきましたが、言いたいことはこれだけ。

仲の悪さは必ずしも悪いことではない。ピンチはいつでもチャンス。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!







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