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大きな声では(普通)言えないお金の話② え?オンプレだとお金かかるの?

こんにちは!
BFT名古屋支店・インフラ女子(?)のやまぐちです。

システム構築にかかるお金をセキララに公開するシリーズ第二弾です。
第一弾は何をやるか決まっていない時にした見積もりと実際かかっている費用を公開しています。

第二弾では「こんどる?」を構成するAWSサービスの中で、想定外にかかってしまっている「Systems Manager」について懺悔的にご紹介しようと思います。

結論:オンプレを遠隔操作したい場合はお金がかかる

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いくらかかるのかというと

「1インスタンスあたり、1時間ごと0.00695 USD」

24時間起動しているようなインスタンスであれば約$5/ 月かかります。
1インスタンスあたり、なので台数が増えると費用は単純に比例します。読み取れなかった自分が悔しい限りです。

せっかくなので記載している文章を抜粋します。

アカウントレベルおよびリージョンレベルのオンプレミスインスタンスの設定は、スタンダードまたはアドバンスドのいずれにも設定できます。スタンダードオンプレミスインスタンスを使用すると、アカウントごとにリージョンあたり最大 1,000 のオンプレミスインスタンスを、追加料金なしで登録できます。
より多くのオンプレミスインスタンスを登録する必要がある場合、アカウントレベルおよびリージョンレベルのオンプレミスインスタンスの設定をアドバンスドに変更できます。こうすることで、アカウントおよびリージョン内の既存のインスタンスがすべてスタンダードから「アドバンスド」に変換されます。 また、アドバンスドオンプレミスインスタンスでは、Systems Manager セッションマネージャーを使用してオンプレミスインスタンスにインタラクティブにアクセスすることもできます。
参考URL:
<https://aws.amazon.com/jp/systems-manager/pricing/>

1段落目で「アカウントごとにリージョンあたり最大 1,000 のオンプレミスインスタンスを、追加料金なしで登録」できるとあり、よしOK!と思ったのです。これがいけなかった。

重要なのは2段落目にある「アドバンスドオンプレミスインスタンスでは、Systems Manager セッションマネージャーを使用してオンプレミスインスタンスにインタラクティブにアクセス」です。

つまりアドバンストオンプレミスインスタンスじゃないとセッションマネージャーを使用できないということなのです。なるほどー。

Systems Managerのセッションマネージャーとは

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「こんどる?」ではAIの機能を搭載したラズパイを店舗に置いています。当然ながらプログラムを修正したり改良したり、プログラム以外でも確認・調査したりするため、店舗に置いたラズパイへ接続する必要が出てきます。

わざわざお店に行ってラズパイに接続して…なんてやってられませんよね。

というわけでAWS Systems Managerというサービスのセッションマネージャーを利用してブラウザ上からラズパイを操作できるようにしています。

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Amazon Linux系のAMIには標準で入っている(ハズ)です。ラズパイだと公式には2021/10/07現在バージョン9(Stretch)までしかサポートされていません。Debian系だとバージョン10(Buster)までサポートされているので、使えるなら使っちゃおうというノリで導入しています。

導入の仕方は以下の記事にまとめています。

AWSのサービスを使う時は1にも2にもどんなことにお金がかかるのか、かからないのかを理解することが大事です。
やまぐちは今回読み違えましたが、その読み違えるという経験も今後のために必要不可欠ですね。

この「こんどる?」は自宅やちょっとしたスペースのCO2濃度を測定したり、人数をカウントしたりするのに使うこともできます。

ラズパイは自動構築できるようにしているので、遠隔サポートなしだったら自由に使ってください、みたくしてもいいなぁなんて思う今日この頃です。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました~ ^ ^

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