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あかちゃんが持っているチカラを知らずに苦労してしまう現代の子育て。

1.生まれてすぐから自力で移動するあかちゃん


あかちゃんが、生まれてすぐにおかあさんの体の上を自力で移動できるのを知っていますか?(*´ω`*)

おかあさんから出てきた後、おなかの位置から、ゆっくりと30分くらいかけておっぱいを自分で見つけるそうです。

疑う人は、ぜひ助産師さんに聞いてみてください。そうですよ~。という答えが返ってくると思います♪

もしその方が知らなかったら、医療介入のない分娩経験がすくないだけかもしれなません。通常産院では生まれたらすぐに計測や診断、保護に回されるため、「おかあさんのおなかにあかちゃんを抱かせて、自力で母乳を咥えるというところまで待っている」というところは少ないため、経験がない方もいるそうです。

先日も、一緒にベビーウェアリングを学んでいる助産師さんから、「目の前でそんな光景をいっぱい見てるのに、動画撮らせてください、、ってさすがに言えなくて💦」とも聞くほど、、あたり前のあかちゃんの能力なのです。


2.自分の身体を自分の手のチカラだけで支える新生児


新生児反射の中で、「掌握反射」や「モロー反射」というものを聞いたことがある方は多いと思います。名前は知らなくても、あかちゃんを育てたことがある方なら、反射自体はきっと出会っていると思います。

モロー反射は、頭が急に下がった時にびっくりするような表情と共に、手を広げるもので、親に抱き着いているあかちゃんの落下を防ぐための名残だろうといわれています。

掌握反射は、手に物をもっていくとギュッと握ってくる反射で、これも抱き着く能力としてとらえられています。

この、掌握反射なのですが、どのくらいの握力と持久力だと思いますか?

実は、youtubeにも昔の実験動画(かわいそうで見てられませんが…💦)やわが子に試してみたような動画を見つけることができると思いますが、能力としては、新生児は、数分間自分の手だけで大人の指や枝などにぶら下がることが可能です。

映像がご覧になりたい方はyoutubeで「reflexes baby graps」と検索してみてください。あかちゃんの状態や掴まるものによっては落下しますので安易に動画の真似はしないでください。

足の掌握反射というものもあり、さらに、M字開脚反射(これは新生児反射ではなく別の観点から見られるもの)という、あかちゃんを抱きあげると、自然と脚をM字に開くという反射もあり、あかちゃんは自ら積極的に「抱かれる」能力を持っている。ことがわかります。


3. 生まれてすぐから自己コントロールを学んでいる


これもあまり認知されていませんが、あかちゃんはうまれてすぐから、自分の体を自分でコントロールすることを学んでいっています。

仰向けの姿勢で寝ているときも、活発な時間は自分の手足をバタバタさせて(不規則な軌道を描きながら)身体を自分でコントロールする術を学習しているといわれてるんですが、、

実は、あかちゃんにとって、仰向けに寝ているときにはとても不安定。S字の背骨を持つ大人と違って、腰が丸みを帯びているあかちゃんにとって、平らな床に背中をつけて長い時間おかれるのは、落ち着かずストレスだと考えられています。

逆に、危険だと思われているうつ伏せが、本来、新生児から低月齢のあかちゃんが自分の身体をうまく動かせるような状態です。うつ伏せの時間を取ることを ”タミータイム” として、大切にするような動きも日本でも広がってきているようです。


あかちゃんはどう過ごさせてあげるのがベストなのか?


実は、あかちゃんが一番安心し、さらに自分自身の身体を上手にコントロールできる姿勢が、、

「縦抱っこ」

単に縦に抱けばいいということではなく、いくつかのポイントがありますが、難しいことではなく、(首すわり前は横抱きにするとか、あかちゃんは弱いなどという情報がはいってなければ)人間が本能的にする抱き方そのものが、あかちゃんが一番自分の身体に安心な抱き方なんです。

詳細は、次の記事でポイントを書いていきますが、安定した縦抱っこをされているあかちゃんは、バイタルサイン「生命(vital)の兆候(sign)」が安定している。とも言われていますし、さらに、そのような状態では、「クワイエットアラートネス」という状態を持ち、新生児が集中し学習できるチャンスが増えるのだそうです。

やっぱり、生命ってよくできていますよね!

ただ、ボノボやチンパンジー、そして人間のあかちゃんは、親から離れた状態(抱きつき姿勢ではなく対面で目と目を合わす)でもコミニュケーションを取れるように進化したといわれているため、他の霊長類ほど抱っこおんぶばかりではなく、床上でのタミータイムなど、あかちゃんの様子をしっかりとみながら、いろいろな状態や活動をさせてあげるのがベストだといわれています。

さて、では、そんな風にあかちゃんが、安心し集中もし、そして自分の身体のコントロールまでができてしまう、縦抱っこの3つのポイント☆


明日ご紹介します!




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この記事を書いたのは♪ 家族の幸せ分析家♪「木村まゆ」

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ひとりひとりに、その人が、その家族が、ぴったりくる想いと幸せがある♪
どんな些細な願いも、どれほど大きな苦手も、全部しあわせのモト☆

家族ができるとき、そのスタート、そして、家族の歩みを一緒に応援したいと思ってます♪

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