【事業承継NEWS】
「経営 × テクノロジー」の最先端を切り拓くメディア「経営ハッカー」さんに事業承継のポイントが分かりやすく説明されていましたのでご紹介します。
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ヒト・モノ・カネ
よく言われるように、事業は「ヒト・モノ・カネ」の集合体です。このため、事業承継を考える際には、その事業がどのような「ヒト・モノ・カネ」から構成されているかを認識する必要があります。
しかし、「ヒト・モノ・カネ」を、「人、物、金」と単純にとらえると、事業承継は上手くいきません。
例えば、ヒトの側面については、単独の人材について採用や教育を考えるだけではなく、事業を構成する「組織」のあり方、将来の姿なども含めて十分に検討する必要があります。
また、モノの側面については、生産設備や車両・備品、事業所などの不動産といった物理的財産だけではなく、特許や商標、ノウハウなどといった無形の知的財産も将来に渡って大変重要な役割を担っています。
最後にカネの側面においては、単に事業が動かしている金銭だけではなく、出資や借入金など資金の源泉も認識しておく必要があります。もちろん、上場による資金調達などもこの分野に入ります。
さらに重要なのは、これら「ヒト・モノ・カネ」はそれぞれ単独の概念ではなく、有機的に結びついているという点を理解することです。例えば、「ヒト」についての意思決定(人材採用方針など)は「モノ・カネ」に関する意思決定(設備投資や資金調達計画)に大きな影響を与えますし、「カネ」に関する制約(資金繰り)はそのまま「ヒト・モノ」の制約となります。
事業承継においては、これらの側面を「長い期間に渡り事業が継続して収益を上げて行くための仕組み」としてとらえることが重要です。
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