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ネジをメッキしてみる

番外編

スリーホイーラーのボディパネルを固定しているビス類はマイナス皿ネジを使用しているのですが、よくある頭が平らなタイプと、少しラウンドしているタイプがありまして。
一見するとほとんど変わりがないように思えますが、意外とラウンドタイプの方が雰囲気が良くなるので、ボディを工作するタイミングで入れ替えようと思います。

フラット皿とラウンド皿

木ネジに関しては普通にメッキされているものを購入できたんですが、ボルトナットに関してはいくつかの海外ショップを探したものの、どこもメッキ品が品切れしていたため鉄生地のネジを購入しました。

化粧ネジが鉄そのままというのはさすがに避けたいので、これまたDIYでニッケルメッキしてみようと思います。

←メッキ前 メッキ後→

テスト

DIYでメッキできるツールはいくつかありますがそれなりの値段がするので、一番シンプルな電池式でメッキ液を含ませたペン先で金属をなでることによってメッキ層を作る方式のものを、簡易的に再現してみます。

用意するもの

  • ニッケルメッキ液

  • 単三電池2本

  • 配線コード

  • 炭素棒(使い終わったマンガン単三電池を破壊して取り出す)

  • ワニ口クリップ(無くてもOK)

  • ティッシュペーパー

テスト構成

メッキキットを再現

単三電池は直列に繋いで3Vに。プラスを炭素棒、マイナスをメッキする勤続に繋ぎます。
炭素棒にはティッシュペーパーを巻き付けてメッキ液を含ませ、電圧がかかった状態であらかじめある程度磨いておいたネジの頭をゆっくりなでてやると、無事に記事2枚目の写真のようにメッキすることができました。

量産

ただ、この方式だと結構時間がかかって1本づつメッキするのが大変なため、直接メッキにネジと炭素棒を浸してメッキする方法で量産しました。

量産構成

最終的な構成

電池はマスキングテープで留めるだけだとさすがに接触が不安定だったので電池ボックスを使ってます。
やっていることはテストの状態と基本的に同じですが、メッキ液を含ませたティッシュを無くして、直接メッキ液に電気を流している形です。

作業完了

量産完了

もっとメッキの層を厚くなるように時間をかけてメッキした上で研磨すればもっと光るとは思いますが、完全にピカピカなメッキよりも少しむらがあるくらいの方が使用する車両に合っているので、今回はこの感じで良しとします。

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