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ぽこぽこたゆたう(31歳ラストデイの記録)

最近、悩むことがなぜか多い。これまでの人生で一番悩んでいて、毎日もやにかかった行き場のない小さな不安に包まれている。最悪だ。気持ち悪い。

時にそれは大きくなり、今日が夢でありますように、と思ったり、体調は悪くないのに朝から吐いたりする。それぐらい、なんか、変なのだ。そう、なんか、変なんだ。

去年から飲み始めたピルのせいであってくれ、そう願っている。テストステロン値がピルのせいで下がりすぎてるんじゃ、そうだよな?そうに決まってるよな?と今日も飽きるまでググって、次病院に行ったら先生に相談しようと決意を固めた。頼む、そうであってくれ…

さてと、気を取り直して。

明日で32歳になります(まじかよ)。去年も暗いブログを書きました。1年に一度しか書けていないのか、という凹みは一旦脇に置いておいて、ここ最近抱えているものを、一気に放出できたらと思います、ぽこぽこと。頑張ります。

変わらないものはない、ということ。

ずっと自ら変化をしてきたような気がします。それは決して、意識的に、意識高く、変化をしてきたのではなく、なかば後ろ向きで、仕方なく、変化をしてきたのだと思います。自分の負の感情を見捨てずに、我慢せず、環境を変化させ続けてきました。

わたしはきっと一生、定着したり、安定することがないんだろうな、と諦めかけていました。変化することはエネルギーが必要ですから、変化に伴うエネルギーを最小限に抑えられるような対策もしてきたつもりです(個人事業主になったのも、その一環です。正社員だと辞めたり入ったりするのが面倒なので)。

色々な方に相談もして、わたしは、足掻けるだけ足掻くことにしたのです。それで万が一、自分が落ち着きたい場所が見つからなかったとしても、それを受け入れる覚悟で、足掻くことを選びました。周りからはきっと、落ち着きがない浅はかなやつだと、呆れられていたりもしたことでしょう。それでも。

しかしそんな時、めちゃくちゃ心地良い日々を見つけることができたのです。これだ、と思いました。このまま生きられるなら、明日死んでもまあいいか、と思えるほど、しっくりくる生活だったのです。今から3年ほど前になります。

具体的に書くと、いまの職場、いまの仕事、スナックのバイト、そしてポッドキャストです。わたしのやりたかったことは、これだったんだなと思えました。

コミュニティーを一つにしないこと、時間に縛られないこと、私的自己意識を楽しく発散すること…… 職場や仕事についてもめちゃくちゃ書きたいですが、ちょっと長くなるので今回は割愛します。

ざっくりまとめると、これまでやってきたこと、やりたいと思っていたことが、すんなり一つの枠(わたしの生活)に収まったような気持ちでした。そのお陰で、少しずつ肥大化していった嫉妬や自己不信みたいなものが、すっかりなくなり、軽やかな日常を手に入れたのです。

ここに落ち着こう、そう思ったし、わたしが自ら手を加えなければこれが続いていくのだと思っていました。

でも、わたし自身が変化を望まなくても、変わらないものなどないのですね。少しずつ、環境や人間、そして関係性は変わっていくようです。これまで自ら変わり続けてきたので、これにはびっくりです。知らなかった。

チューニングが必要です。変わらないものはないことを受け入れて、それに合わせてチューニングしなければならない。そういうタイミングは、どんな環境でも必ずやってくるのだろうと思いました。

まだまだ答えが出ていないものがたくさんあるんですけど、ゆっくり考えて、チューニングしていきたいと思います。やっていくぞ


ゆるす、ということ。

ここまで書いてきて思いましたが、今回はあんまり具体的に書けないのだと思います。おゆるしください。

上の話とも繋がりますが、わたしは大人になってから、長く継続してきたものが全然なかったんですよね。それは職場や友人、恋人などの人間関係も同じです。あえて終わらせるというよりも、全てのものを自然に任せていました。長く、といっても3年以上というところですが。わたしにとってはとても長いのです、3年は。

そんなわたしが、いまの職場やポッドキャストなど3年以上も続けているのです、いや、続いているのです。なんとか頑張ろうとしたわけではなくて、辞めたくなくてやっていたら3年以上経っていた、という感覚ですね。

嬉しかった。これならいけそうだという感覚が正しかったことが、時間や感情を伴って自分自身に証明できたことが、とても嬉しかった。

物事を長く続けていくと、繰り返しになりますが変化があるので、少しずつ傷を負ったりなんかもする。傷を負わせることもある。これは、長くやっていかないと負わない傷なんだろうと思います。だって、これまではこんな傷を感じたことはなかったから。

蓄積していく傷をどうしたらいいのか、わたしにはよく分からなかった。なんならこれまでは、減点対象として蓄積して、その物事を捨てる材料にしていただけだったのかもしれない。はい、ここまで傷が溜まったのでもうここで終了です!さようなら〜、という具合に(実際はこんなにポップじゃないけど)。

いまでもたまに思います、もう全部捨ててしまいたい、と。捨て癖とかあるんですかね、わたしはサンクコストへの執着が本当になくて、気軽に色々捨てちゃうんですよ、キャリアとかも。

少し前ならすぐに捨ててたと思うんですが、いまあるものは、本当に大事なものだと感じられています。だから、一瞬浮かんだその悪いアイディアこそを、ポイっと捨ててやっています。大丈夫、このまま日常を続けられるから、と自分に言い聞かせて。押さえつけてるわけじゃないですよ、本当に大丈夫、捨てなくても、チューニングくらいでなんとかなるから、って。

そこで、その、傷です。その傷をどうするかって、きっと、ゆるす、ということなんだと思います。嫌なことは割とすぐに忘れてしまう方だったような気もするのですが、いま持っているものを捨てないでいる限り、簡単に忘れなくなってしまっているのかもしれません。

決して、執念深く覚えておくからな、とか思ってるわけじゃないんです。恨んだり、怒ったりしてるわけじゃ、全くないんです。解決もしてるんです、だからなんで忘れられていないのか不思議なくらいなんです。できれば忘れたい。なんなら1時間くらいで綺麗さっぱり忘れたい。それなのに、色んなことがずっと付き纏ってくるんです。頼んでもないのに。

そんな時、その傷に関係する全てを(もちろん自分のことも)ゆるしてみたいと思っています。ちょっとやってみたんですけど、なんかいい感じなんですよね。忘れようと思うよりも、ゆるそうと思った方が、なんだかいい感じです。「ゆるす」となると、自分が被害者みたいな感じがしちゃうのですが、そうではなくて、前向きに諦める、みたいな感覚でしょうか。意識的に前向きに水に流す、みたいな感じかも。現在まで付き纏ってきたソレを、振りかぶって過去に向かって放り投げる、そんな感じかもな。

「愛はゆるすこと」なんて言葉をよく巷で聞くけど、なにそれ美味しいの?くらいに思ってたんですけど、なんとなく分かってきたような気がします。なんとなくですよ、恋人とは3年も続いたことなんてまだないですからね。

あらゆるものの「関係性」は、全て物語だなと思います。いろんなことがあるけど、全部振り返れば物語です。おもろい方がいい。淡白な物語じゃ、これから続けていく気にもなりませんから。しんどいことも、全部、物語の1ページとして刻まれているに過ぎないのです。


ぽこぽこたゆたう

自分の居場所を発見してからは、自分というものへの興味が薄れて、これまた気軽な日々を過ごしていました。ただやりたいことをやる、なんて最高な日々だったのでしょう。できることなら戻りたいです。

でも最近はこんなだから、自分ってほんともう……(ため息・泣)みたいな、ちょっと懐かしくも苦しい感覚がたまに蘇ったりなんだりしてたんですよ。もうほんとさ、32歳だってのに……(明日だけどね)。

そんなタイミングですが、新しい発見もたくさんあって、最近は色々な音楽を聴かせていただいたりしております。感謝です。

これまでも音楽はもちろん好きではあったのですが、カラオケで歌うために聞くことがほとんどで、音楽そのものを楽しんでいた自信は全くなかったんですよね。歌うことが好きだから聞いていたって感じで…… 非常にアーティストさんに失礼極まりないことを言っていますが。

しかし、近頃は「耳が気持ちいい」という感覚があることが分かりました。気持ちいい、耳から入ってくる音たちが、わたしを気持ちよくしてくれている…… もっと大きな音で、もっと直接耳に入れたい…… そんな風に思うことも増えてきました。嬉しいね。

そこで、いまのわたしが気持ちいいと感じる音楽の傾向が掴めてきたので、紹介させてください。

それは、「高くて、速くて、ぽこぽこした音」なのです!!粛々とプレイリストを作っていますので、よかったら聴いてみてください◎ぽこぽこしてます!

これに気がついてから、わたしは他のものでも「ぽこぽこしたもの」に惹かれていることを発見いたしました。

お分かりいただけますかね?多分、不規則で揺らぎのあるぽこぽこが好きみたいなんですよ。

他にも、毎日つけてるアクセサリーとかめっちゃぽこぽこしてます。本当は、キャラ的にも、なりたいイメージ的にも、シルバーのゴッツゴツしたリングとかつけたいんですよ。でもなぜか買えたことがなくて。その理由がずっと気になっていたのですが、わたしはぽこぽこしたものが好きだから、ということみたいなんです。

なんだか安心しました。わたしは、きっとこれからもぽこぽこしたものを選ぶんだろうな、と。仕方ない、もっとかっこいいもの欲しいけど、でもわたしはぽこぽこが好きなんだから、と思えます。

そんなこんなで、意外な角度から自分を再発見できたりもして、なんだかんだうだうだ言ってるけど、全然楽しんでいるみたいなんです。

悩みは尽きませんよ。精神分析学的にも、20〜30代は「親密性 VS 孤独」のタイミングらしいですよ。笑っちゃいますよ、その通り過ぎて。面倒だからしばらく一人になりたいって思うのに、誰かを求めてるんです。いっぱい傷つくのに、それでも他者を求めてしまう。


まあとにかくわたしは、早く先生に相談してピルの種類を変える、これをいの一番に実行する必要があるみたいですけれども、明日からもぽこぽこたゆたいながらも、真面目に生きてゆこうと思います。

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のんにゃん
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