元意識高い系学生が社会人3年目でニートして思ったこと

みやさかです。

学生の頃から、いや、もっとずっと前から意識高くストイックに生きてきて、早25年が過ぎました。

早いですね、25年。自分が25歳になるなんて、本当に起こり得ることなのか、いまだに実感のないこどもです。

雨の日も、風の日も、骨が折れようが、体が壊れようが、ずーっと全力疾走してきたつもりだったわけですが、この度、初めて失速しました。

起業準備だ!と言いながら会社を辞めたわけですが、正直、ただの失速だったんだと思います。5ヶ月弱、ほとんどなにもせず、ただただぼーっと色々考え事をしていたように思います。

あ、ちなみに一応お伝えすると、新卒は大手に入って半年で辞めて、100名規模の会社に職種を変えて(営業→デザイナー)入って1年半で退職。それから5ヶ月弱が経ったのが、いまわたしが生きている時間です。

心配してくださった方、飲みに連れてってくれた方、叱ってくれた方、みなさんありがとうございました。

結論からいうと、明日からまた会社員として働き始めることにしました。新卒の気持ちで。4期目の会社です。

がっかりさせてしまった方、期待に応えられず申し訳ないです。

今回のブログは、なに書こうかけっこう悩んでたのですが、このニート中にわたしが考えていたこと(間接的ですがなんでこの決断をしたのかにも繋がるので)を書かせていただきます。記録として。


女性のキャリアってなんだろう

まずはこれです。わたしは昔からずーっと「男に負けたくない」「自立したい」と思い続けてきました。お嫁さんになりたいなんて、小さい頃でさえ1度たりとも口にしたことがありません。

でも、授かれるものならば、遺伝子を合わせたい相手がいるならば、母親になりたいと今は思っています。女ってそういう風にブログラミングされている生き物なんだと思う。

それを叶えるとしたら、少なくとも高齢出産と言われている35歳までには産みたい。でもわたし、昔色々やらかしてるからちょっと不安で、そうなるとやっぱり20代のうちに授かりたい。

わたし、いま25。

30歳まであと5年。・・・短い。

社会人になってからの2年間、どうもちょっとうまくいかなくて、学生の頃の方がたくさん仕事していた気がしてならなくて、焦って結局停滞してしまった。そんなこんなしてたら、あと5年しかない。

そして、妊娠出産は絶対に一定期間キャリアが中断される。

5年ってけっこうあるじゃんとも見えるかもしれないけど、それって10年後もある5年かもしれないです。

今は復帰もできるじゃないって話ですが、わたしがしたいのはお金のために頑張る仕事じゃなくて、全力で仕事だけのことを考えられるような仕事で。

子供ができたら、絶対子供のことを考えないなんて有り得ないし、というか考えたいし・・・

ビジネスで活躍されている女性は、やっぱり独身未婚か、DINKSか、シングルマザーが多くて、やっぱり気合いとかの問題じゃなくて、もう物理的に、もしくは生物的に、難しいのかなあなんて、ぼんやり考えてました。

こんななら、仕事が楽しいなんて思いたくなかったし、キャリアに夢を描きたくなかったし、なんならそこそこの偏差値である必要もなかったんじゃないか、そうしたらもっと素直に女を謳歌できたんじゃないか、なんて無意味なことを考えていた。

もしくは、これって自分に言い訳を作りたいだけなのかと思ったりもして。


で、どうしたかというと、この話は考えるの辞めました。だって、結婚できるかもわからないし、子供授かれるかもわからないし、両立できる方法が見つかるかもしれないし、明日死ぬかもしれないし。

起こるかどうか不確定の未来を不安視しても現実はなにも変わらないし、意味ないなーって。

でもやっぱ、母親って偉大ですよね。なりたいな。


無意識に妬んでる類の人たちがいた

傲慢ですが、わたしはこれまで他人を羨ましく思ったり、他人がキラキラして見えたりすることが、ほとんどありませんでした。

叶えたいことは全部叶えてきたし、いつも目標に向けて頑張ってきたから、他人を妬む必要なんてありませんでした。

でも最近気づいてしまいました。いつの間にか、ある類の人たちのSNSの投稿はいち早くスクロールして画面から消し、「でもわたしは・・・」と心の中で毎回正当化してました。

どんな類の人かって、学生時代は存分に学生を謳歌し、そこそこ大手の会社に入り、スクスク育ち、会社にも上司にも恵まれたーって言っている人たち。

怖いですね、いつの間にかもうわたしなんか遠く後ろに置いてかれてると思います。

そしていつの間にか、プライドでがんじがらめになって物事を斜めにしか見れなくなってしまった厄介な社会人3年目がここにいるわけです。「わたしは学生の頃から仕事してたから、こんなはずはない」と。

新卒でインターンしていたところではなくて、別の大手に入ったこと、半年で辞めて転職したこと、後悔はしてないですよ。してるって言ったら負けじゃないですか。いや、本当に後悔はしていないです。「つまんない」って思ってる時間ほどしょうもないものないと思うので。

妬んでる理由は明確です。わたしも仕事、いっぱいしたいしできるようになりたい。

この2年間、もっと成長できると思ってた。だから、この2年間を清算するのは、もう自分でやることで、そうすれば成長の角度ってものすごくなるはずだって思ってたけど、やばいんだよ。2年間も成功体験していないと、スキルないのは当たり前なんだけど、自信がどんどんどんどんなくなっていくんだよ。自信って積立方式だと思ってたけど、違うんだ。リズムよくコンスタントに経験してないといつの間にか減っていくみたい。

だからまた、ゼロになって、素直になって、コツコツ自信をチャージしようと思う。

わたしみたいに意識高いけど、自分でやるほどではない学生にはくれぐれも同じようにならないでほしい。いつの時も、謙虚であろう。


似合う髪型は存在する

これまでのわたしには、「やりたい髪型」しかなくて、「似合う髪型」の概念がほぼなかった。でもさ、輪郭とか瞳の色とか肌の色とか、そういう自分の色々な特徴があると、「やりたい髪型」とは別に、「似合う髪型」があるということが、なんとなくわかってきた。

もちろん、やりたい髪型を貫くことも正義だと思う。やりたい髪型がしっくりくるように、化粧変えたり、カラコン入れたり、、やれることはたくさんある。

でも、ふと思う。なにかもったいないことをしているんじゃないかな、ちょっとしんどくなってきたな、って。

似合う髪型にしていると、自然の自分でいられるし、人からも褒められるし、自分で鏡見た時もなんかいいかもって思って自己肯定感が出てきて、いつの間にかその髪型だけじゃなくて、自分のことも好きになっていたりするんですよね。

やりたい髪型をやってみるのもいいし、似合う髪型をやってみるのもいい。どっちも自分であることは変わらない。でも、より自分を好きになれて、より高みを目指せて、しっくりくるものは、すごく自分らしくいられる。

仕事と髪型って似てるなって思ったりするのです。

今は、素敵な美容師さんに、わたしに似合う髪型にしてもらっています。

自己認識がいかに正しいか、は幸せに生きるためにすごく大切だと思う。もちろん夢も、すっごく大事。


わたしの人生、こんなもんかって思いたくない

なんにでもなれると思ってた。願えば、努力をすれば、なんにでも。

でも、自分が行動してないとすべてが難しく思えてきて、もう全部諦めて、なんの夢ももたずただ息を吸っては吐く日常を送ろうか、とも本気で思った。

想像したら、すごくすごくすごくすごく怖かった。そんな日々を生きるなら、生きたくないと思った。

なにかを後悔して、生きる気力を無くして、ただただ休みの日だけが生きがいになるような、そんな人生は、わたしは送りたくない。絶対に、送りたくない。

悔しい。わたしは所詮ここまでで、ちょっと偏差値のある馬鹿で、クズで、いきってるだけで、生きてても死んでててもどっちでもいいような人間だったなんて自分で思って生きるのは、悔しすぎるし苦しすぎる。


なにが正解かなんてわからないし、満足する瞬間なんてもしかしたらやってこないかもしれないけど、わたしが定義している「自分の幸せ」をもう少し味わいたい。もっともっと、感じてから死にたい。

わたしが幸せにならないと、両親のことも、パートナーのことも、将来生まれてくるかもしれない赤ちゃんのことも、幸せになんかできないから。


ここからは本当に自分次第なのかも

これまで、人生について悩んだことってあんまりなかったんだなって気づきました。受験も就職も、これまでの人生の岐路は外部からやってくるし、わたしは白黒ハッキリするタイプなので「絶対これ!」という選択肢が必ずあった。

でもいまは、選択肢がどんどん増えていて、それはもちろんすごくいいことなのはわかってるのですが、自分の人生をどうするかは、本当にこれからのわたしの選択によって変わってくるんだなあって3年目になってようやく実感してきました。岐路やチャンスを生み出すのもわたし次第。

悩んだことのないわたしは気づかなかったけど、みんな悩んでる。ギリギリのところで決断して、あとは全力で目の前を生きる。

最も合理的な意思決定は、感情に任せることだって最近読んだ本に書いてあったように、少し感情的にもなってもう少し気楽に自分の人生をちょっと上の方から眺めて楽しむのも、いいかもなあとか思ったり。


ビリギャル観て感動しました。頑張ってる人の姿って、美しいなあって。わたしも頑張って、いつか誰かに勇気やパワーを少しでもあげられる人間になりたいなあ。


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2020/04/28:追記

実はこの記事は3年前の夏に書いたものです。今でもnoteのおすすめに出てきたりしているようで、最後まで読んでくださったみなさん、どうもありがとうございます。

3年経った今でも、当時から大きく気持ちが変化してはいないような気がします。当時よりはもう少しどっしり構えて人生を楽しんでいるようにも感じますが。

いまだに時々更新しているので、よかったらフォローしてくれると嬉しいです。

また最近、大学の同級生と元気にラジオを始めました。ブログに書いているようなことを友人との対談でさらに考えを深めています。こちらも赤裸々に話しているので、もしよかったら聞きにきてください

『アラサー女子の人間観察』
大学の同級生ながら全く別々の道を歩むアラサー女子、のぞみとひかるによるざっくばらんな人間観察。ソーシャル・ディスタンスが求められる今だからこそ、お家でゆっくり2人の雑談に参加してみてくださいね。
のぞみ:IT企業とスナックで働くフリーランス
ひかる:元英語教師。留学準備中

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