見出し画像

重さと痛さ

重さが消えることが
自分の中で当たり前になっていく

じゅわっと溶ける感覚

ある日
どぉーんと一瞬で重さを感じるほど
辛い想いを抱えた相談をもらった

相談を聴きながら
“そうなんだね”
本人に言うでもなく
重さに言うでもなく
受け止めていく

この相談は相談というより
ただただ聴いて欲しい
受け止めて欲しい
そんな感覚がひしひしと伝わってくる

当然のことながら
重さがどんどん増えていく
重さは頭の中にどんどん溜まり
むせるほど咳き込む

受け止めるのも
私の限界を超えるのを感じた
蓄積していく限界を超えると
それが痛みに変化してくる

重さも痛みに変わるんだ

そんなことを考えながら
話の流れを感覚として感じた

重さと痛みは
どんどん増していくが
不思議と感情の変化はない

ただ重さが痛みになり
痛みはどんどん鋭くなっていく

そしてその相談も終わった頃
私の痛みと重さはピークだった

そしていつものように
重さをじゅわっと溶かす

痛くても出来るな
そんな確認をする

重さは変化して
痛みが減っていく

そうなの?

重さが凝縮すると痛みになって
重さが減ると痛みも減る

新たな発見をした




いいなと思ったら応援しよう!