JACI寄稿 / 駆け出しのころ「一歩を踏み出す勇気を重ねて」
初めて通訳という仕事を意識したのは、12歳のころだったと思います。翻訳家である母の友人が、一冊の訳書を私にプレゼントしてくれました。マザー・テレサの生い立ちや活動を紹介した児童書です。巻末の同時通訳者の解説には、1982年にマザー・テレサが来日した際の通訳の様子が書かれていました。当時の私が、これを読んで何を感じたのかは記憶にありませんが、通訳や翻訳という仕事が憧れのような形で印象に残ったことは、今も覚えています。
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