コロナウイルスの状況@オーストラリア
オーストラリアに移住して14日間のself-isolation (自主隔離)を行っていましたが、ようやく解放されました♪ ありがたいことに、何事もなく、健康です。
オーストラリアは6つの州と2つのテリトリーから成り立っていて、私が住んでいるのは南オーストラリア州(SA)です。
先月、コロナウイルスに対するオーストラリア政府の対応は、日々目まぐるしく変化していました。 時系列で整理してみます。
[Week1]
3/1 ダイヤモンドプリンセスの乗客が 帰国後に感染・死亡
(国内でのコロナウイルス死因1人目)
イランを入国禁止国へ指定
3/5 韓国を入国禁止国へ追加
[Week2]
3/11 イタリアを入国禁止国へ追加
3/12 アメリカの俳優、トム・ハンクスがオーストラリア滞在中にコロナウイルスに感染していると公表 *この時点では、感染者数は140件くらい
3/13 オーストラリア人の海外渡航自粛を要請
[Week3]
3/15 500人以上集まる屋外イベント、100人以上集まる室内イベントを制限
3/16 海外からの入国者は14日間の自主隔離スタート
*違反者はAUD$11,000-AUD$50,000(77万円-350万円)の罰金あり
3/19 ★私、飛行機がガラガラの状態でオーストラリアへギリギリ入国し、
契約が始めるアパートに住めるまでの間、airBnBで自主隔離スタート
3/20 前日ルビープリンセスの乗客2,700人を検査せずに返し、
13件のコロナウイルス感染が発覚し、14日間の自主隔離を後手で要請
9pmからオーストラリア国民・住民以外の入国規制が決定し、
入国ラッシュとなる
呑気なオージーたちはシドニー近郊のBondi Beachに殺到し、
Social Distancingを守っていないとスコット・モリス首相ブチギレ、
そしてビーチは閉鎖
集会禁止を500人→100人へ制限 (場所問わず)
3/21 感染者数1,000件を越える (死者数7件)
[Week4]
3/23 NSW(シドニーがある州)とQLD(メルボルンのある州)はロックダウン
不要不急な国内移動も制限
全ての州で、ナイトクラブ・カジノは営業停止、
レストラン・カフェは持ち帰り営業のみに制限
Social Distancingをしつこく言い渡される
(1.5m以上の間隔を開け、営業中の店舗などでも入場制限を開始)
★私、airBnBのオーナーがパニックになり、追い出されそうになるw
3/24 WA(西オーストラリア州)とSA(南オーストラリア州)はボーダーを閉鎖
*他州からの訪問者は、14日間の自主隔離が要請される
3/27 集会禁止を100人→10人へ制限
感染者数3,000件弱、死者数13件
[Week5]
3/28 11:59pmから、海外からの入国者は軍監視の下、
ホテルでの14日間強制隔離スタート
3/30 ★私、契約するアパートへ入居開始
集会禁止を10人→2人へ制限
現金の使用禁止→全てクレジットまたはデビットカードのみに制限
買い物・通勤・通学・運動・通院を除き、家から出ないように要請
70歳以上は自宅待機するように要請
4/2 ★私、14日間の自主隔離終了!
最寄りのアデレード空港(SA州)の荷物担当者11人と
その家族2人にクラスター感染が発生
4/3 感染者数が5,000件を越える。検査数27万件、死者数は23件
改めて書き出してみると、すごい。。。
オーストラリアの人口は2,500万人なので、国民の約1%に対して検査が完了していて、感染率は0.02%、致死率は0.5%くらいですね。
私はかなりラッキーなタイミングで入国出来ました。まだ、ビザホルダーの入国制限がされる前で、オーストラリア人も強制隔離ではなかったので、飛行機がかなりガラガラの状態で帰って来れました。ラウンジも空港も機内も、ほとんど人がいませんでした。
ただ、数日前に最寄りの空港のバゲージハンドラー関係者でクラスター発生したということだったので、自主隔離ギリギリ14日目に当たるので心配して、どの飛行機の乗客がコロナウイルス感染者か調査してみると、成田→シドニーの便も、シドニー→アデレード(SA州)で私が搭乗した便には感染者0でした。
最近、オーストラリアに入国・帰国してきた方は、こちらから確認できます。
ここから、州ごとのページに飛んで、下の方に日付やフライトナンバーと、感染者の近くの座席の列番号が記載されています。
例えば東京→シドニーだったら上記ページからNew South Walesのページに飛んで、今のところ確認されているのは、3/23(月)に出て3/24(火)に到着したカンタスのQF26便で、座席番号が59,60,61,62,63に座っていた乗客の中から感染者が出ているのが分かります。
もし自身が該当していて健康状態が悪い場合は、直ちにGP(General Practice=日本で言う保健所?)に電話するか、自主隔離中で症状が急変したり重くなった場合は近くのED(Emergency Department=救急)に行きましょう!
★WHOのグローバルのコロナウイルスの状況
★オーストラリア国内のコロナウイルスの状況 (オーストラリア厚生労働省)
日本語が良い方は、日本大使館のページが分かりやすいです
オーストラリアの面白いところは、日本と違って国民が楽観主義で、政府がしっかりしている?!
私はビーチのそばに住んでいて、3/20のボンダイビーチの件もそうですが、すぐ気温が上がって晴れた日には泳いでいる人もたくさんいるし。集会もSocial Distancingも守られていないし。。。
マスクをする習慣がないので、マスクをしている人なんて外人や移民くらいしかいないし、スーパーなど空いているお店でも消毒液など入口に置いてないし。。。
スコット・モリスが毎日のように、『コモンセンス(常識)を考えて』と連呼し続けても感染拡大し続けていたので、集会の制限が500人→100人→10人→2人になり、政府側が制限をかけ続けて、オージーたちも現状を理解して、ようやく大人しくなってきたと言う感じです。
医療従事者の育児・教育費無料とかも発表されたし、しっかりしている政府で良かったです。
日本人は握手・ハグ・キスなど挨拶の習慣はないし、普段から距離あり、衛生面しっかりしているんだから、2週間ロックダウンとその後も罰則を課したり、日本が本気で対策に取り組めば、すぐに感染ストップすると思うんですけどね。。。やっぱりいつまでも中途半端。
★グローバルマップで見るコロナウイルスの状況
グローバルの状況はWHOでも確認出来るけど、wikipediaから情報取得しているグーグルのマップや、ダブルクリックして詳細が確認できるジョーンズホップキンス大学のも分かりやすいです。
ついに全世界で感染者数100万人、死者数5万人を超えましたね。。。
致死率は、5.2%?
CDC算出のインフルエンザの致死率が0.1%だから、52倍ってこと?!
おそるべし。。。
自主隔離が終わっても、なるべくstay homeしよう。自分のためにも、自分の大切な人たちのためにも、大切な人の大切な人たちのためにも。
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