新卒入社から5ヶ月で退職。本当にやりたいことを見つけて人生が一変するまで
こんにちは!
BEYOND BAR(ビヨンドバー)の青木です。
人生100年時代において、戦略的なキャリア形成をするために、転職は自己実現のための重要なステップのひとつ。はじめての転職を経験した20代社会人は、どんな理由で転職を決意し、どのように転職活動を進めたのでしょうか。同世代のはじめての転職ストーリーを知ることで、あなたらしいセカンドキャリアを歩む秘訣を探っていきます。
石川琴菜さんのキャリア史
入社2ヶ月で感じた違和感、やりたいことがわからないまま選んだ就職先
— 就活生のとき、就職に際して重要視していたことはなんですか?
今となっては浅はかだったと大反省なのですが、特にありませんでした。
就活当時の私は、将来やりたいことが全く思いつかないことが悩みで、それゆえにエントリーする業界を絞ることもできず、成り行きに任せていたんです。とりあえず選考に進み、運よく受かったところの中から1社を選ぼうと、そう思っていました。
強いて言えば、ある程度名の知れている会社であれば安心して就職できそうだなと考えていましたね。
— 実は、「やりたいことがわからない」という悩みは、「20代の仕事の悩みランキング」第3位(※1)になるほど多くの方が抱えているんですよね。
そうなんですね……!
やりたいことを見つけたいんだけれど、どうやって見つけたらいいのかわからず、誰に相談したらいいのかもわからず、とにかく一人で考えては「やっぱりわからない」をひたすら繰り返していました。
いわゆる就活軸を持たずに就活していた私は、本当にいろんな業界の会社をたくさん受けて、奇跡的に3社から内定をいただくことができて。その中のひとつが、1社目の山形銀行だったんです。
(※1)転職サイト比較Plus, “仕事の悩みランキング!【20代・30代・40代】”, 2020/12/09
— 3社の中で、山形銀行に就職を決めた理由はなんだったのでしょう?
当時の私は、なんとなく就職に将来の安定を求めていたところがあって、「銀行=将来安定」という漠然としたイメージで決めました。私は山形県の出身なので、出身地で最も有名で馴染みのある銀行だったことも安心感に繋がりましたね。
ただ、就職を決めた時も「銀行でこれがやりたい」というはっきりとした意志はなくて。今振り返ってみると、「受かるための就活」をしていたなと思います。面接では、「銀行に勤めることで地元を元気にしたい」と言っていたのですが、それが本音なのかそうじゃないのかすらもわかっていなかったなと。
やりたいことを見つける鍵は「過去の体験」にあり、その方法とは?
— 1度目の転職を考えるようになったきっかけが気になります。
入社2〜3ヶ月目に、仕事を楽しくないと感じている自分に気づいたことがきっかけです。
当時の私は、個人営業として通帳開設や相続税の相談を承る窓口業務に従事していました。クレジットカードや通帳を新規作成いただいた数が営業実績として換算されるのですが、先ほどお伝えしたように、銀行で何をやりたいのか、どうなりたいのかを何も考えずに入社した私は、銀行で営業実績を積み重ねることが将来の自分にどう繋がるのかが想像できず、目的なく過ごす日々にワクワクできなかったんです。
— なるほど。
とはいえ入社したばかりだったので、もう少し続けてみたら気持ちが変わるかもしれない、と思いながら6月を過ごし、7月にぼんやりと「山形銀行の人事として働きたい」という気持ちが芽生えてきたんですよ。
— なんと!どうやってやりたいことを見つけたんですか?
私の過去の体験の中で、ワクワクしたり楽しかったりした瞬間を振り返りました!
山形県の就活イベントで大学生向けに就活体験談を話す機会があって、私は山形銀行の内定者として登壇させていただいたことがありました。私の出身大学から地銀への就職が珍しかったこともあって質問が相次いだのですが、このとき、学生さんの質問に答えることがすごく楽しくて。
実は、私が山形銀行に入社を決めた理由がもう一つあって、人事さんの就活生に寄り添う姿に惹かれたんです。自分の心がワクワクした瞬間を振り返ったとき、「学生さんと関わる仕事をしたい」と思うようになったんです。その結果、当時の私が思いついた職種が人事だったんですよね。
— 石川さんは、過去に感じた「楽しさ」の中からやりたいことを見つけたんですね!実際、キャリア選択を考える際に自分の「好き」と「得意」を見極めることはすごく重要です。好きなことだから長く続けられるし、得意なことだから自信を持って取り組めます。
たしかにそうですね!
私も、日に日に人事職への憧れが強まっていくのを肌で感じていたので、山形銀行の人事さんに「山形銀行の人事になるにはどうしたらいいか」を尋ねることにしたんです。その結果、現場を約6年経験した社員の中から、さらに選ばれた方が人事になれると伺い、今の仕事を続けるか否かを真剣に考えるようになりました。
はじめての転職活動、誰かに相談する大事さを知った
— 就活のときは一人で考えながら進めた石川さんですが、このときはいかがでしたか?
まだまだ職種に対する理解が浅い自覚があったので、第三者からのアドバイスがほしいと思い、転職エージェントに登録してキャリアアドバイザーさんに相談しました!
Googleで調べて、いくつか検索にヒットしたエージェントの中から、自分に合いそうだなと思ったところに申し込みました。当時の私は、名の知れた大きなエージェントより、小さめのエージェントの方が手厚くサポートしていただけるイメージを持っていたので、そういったエージェントさんを選びましたね。
— 相談してみていかがでしたか?
キャリアアドバイザーの方とお話ししたことで、改めて「私がやりたい仕事」を認識できましたし、自分の考えに自信を持って「私はこれがやりたい!」と言えるようになりました!まさに、将来像が深まったと言いますか。
また、キャリアパスのイメージが具体的になったことも非常にありがたかったです!人事職のキャリア形成まで考えられていなかったので、入社後の自分の姿を思い浮かべられるようになったのは、プロのアドバイスがあったからこそだと思っています。
私の場合、そもそも転職するかから悩んでいたので、私のやりたい仕事ができるようになるためには、転職する道と現職に残る道のどちらを選択すべきか、客観的な視点を通じて相談に乗ってくださったこともありがたかったですね。その結果、転職を決意することができました。
— 石川さんの場合、入社5ヶ月目で転職という短期離職に対する不安もあったのではと想像しますが、はじめての転職に際して悩んだことはありますか?
まさに、短期離職に対して周囲から届く不安の声は心配でしたし、悩みましたね。両親にも「大丈夫なのか」と心配されました。私も、転職活動を始めたばかりの頃は、就職先が見つかるだろうか、やりたいことができるだろうか、と不安に思うことが多かったです。
ですが、就活時は見つけられなかった「やりたいこと」をやっと見つけられたワクワク感が、そんな不安な気持ちを打ち消してくれました。過去を振り返って見つけた「やりたいこと」だったからこそ、本当にやりたい仕事だという自信があったので、いきいき働く自分の姿を想像していると、転職に挑戦したい気持ちの方が強くなっていきましたね。
— 転職先の入社の決め手はなんだったのでしょう?
人事の業務の中でも、新卒採用に携われることです!過去の体験から「学生さんと関わる仕事をしたい」と思っていたので、まさに、やりたい仕事ができると思い、入社を決意しました。
転職先は、人材事業を含む事業を多角的に展開しているメガベンチャーだったのですが、銀行就職を経て、より若い頃から挑戦しやすい環境の方が私には合っているという実感があったので、年次に関係なくチャレンジできる社風にも強く共感しました。
— はじめての転職を経て、どんな心の変化がありましたか?
見違えるほど仕事が楽しくなりました!業務内容としては、会社説明会の会場準備やエントリー対応、面接担当などに従事したのですが、学生さんと関わらない日が1日もないので、やりたい仕事をできている充実感を常に感じていましたね。
自分の心に素直になってしっかりと自分と向き合い、思いきって転職して本当によかったと思っています。
— はじめての転職を考えている方へ一言メッセージをお願いします!
私は、「本当にやりたいこと」が見つかったことで働く日々が一変しました。毎日、会社に行くのが楽しくて仕方ありませんでした。
私と同じように「やりたいことってなんだろう」と悩んでいる方こそ、自分だけで考え込むのではなく、誰かに相談してみてほしいです。そして、「本当にやりたいこと」を見つけてほしいです。モヤモヤを抱えたまま過ごす毎日と、ワクワクしながら過ごす毎日と、あなたはどちらを選びますか?
自分のことは自分が一番よくわかっているようで、実は見えていないこともたくさんあります。はじめての転職だからこそ、自分をよく知り、あなたらしいセカンドキャリアを掴んでほしいです!
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