生まれて初めては楽しい
今日は2回目のprep to Jumpレッスン。軽くウォーミングアップして、コース取りの練習を2周したところで、はいじゃ飛びましょう、とインストラクターのハリエット。
私以外はみんなジャンプ経験があるということで、わりとスパルタなハリエットも気にかけてくれていたのだけれど、当の私はなにも知らない故に怖いもの知らず。ライトシートは外乗でも慣れていたこともあってなんともあっけなく、ひょいっと人生初の障害飛越を達成したのでした。
飛んだ後、駈歩から速歩に落としたところで、ハリエットが「これ初ジャンプ?」と聞いて来たので、「そう、生まれて初めて!」と言うと、私の前にいた人からサムズアップを頂きました。みんな、優しい。
その後、障害を少しずつ高くして(といってもまだまだ低い)数も増やして、その度に気にかけてもらったのだけれど、当の私は、100%ロキシーを信頼していたのと、ロキシーが良くやってくれているおかけで、怖いどころかひたすら楽しくて、終始「やってみたい!」とちびっこの気分だったのでした。
実際、そこまで高さのないジャンプだと、ほぼ全部の仕事は馬がやってくれるので、人間は馬をきちんと障害の真ん中に真っ直ぐ向けるのと、馬の邪魔をしないのと、前をしっかり見ることくらい。そしてあとは、1mmの迷いもなく「意思を持って馬を信じる」。
これを体感として学べたことはすごく大きいです。そしてそういう心持ちで乗っていると、物凄く深いところで馬と繋がっている感じがして、心の奥の方からしあわせな気分に。
馬は空気どころか人間の心もきっと読めているはずなので、人間が迷いをゼロにしてやると決めて、前を向いて、馬をこれっぽっちの隙もなく信じたら、そっちがその気なら!と心をひとつにしてくれている気がとてもします。で、宇宙も同じなのです、きっと。私が馬を愛してやまないのは、こんな風に馬を通して宇宙を感じるからなのかも、なんてね。
まあ、そのうち怖い思いもきっとするんだろうけどね。ちなみに馬を誘導するという部分は、チャリティスクールのプライベートレッスンで、手綱を使わずに複雑な経路を正確に通るという練習をこれでもかとさせられたのが役立っています。
写真はレッスン後、真剣に夜ごはんを食べるロキシー嬢。左たけ白いまつ毛がとってもかわいい。