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乗馬レッスンと最近のこと

ヘッダーの写真は、私が勝手に仲良しだと思っている牝馬のロキシーです。先週のレッスンでようやく再開を果たしました。去年の年末から年明けにかけて毎週のように一緒にレッスンを受けていたのですが、それからしばらくは厩舎の前でいちゃいちゃするだけだったので、久しぶりのレッスンパートナーでした。

レッスン中に砂埃を浴びては咳をしていたので、レッスン後、スタッフが1頭ずつ厩舎へ馬を戻すを待っている間に(今はウィルス対策で、馬場でしか馬と触れ合うことができない決まりになっています)、レイキのてあてをこっそりしていたら、彼女が首を私の方に曲げて顔を近づけてきて、そのままじっとしていました。

今週はロキシーの背中には他の生徒がいて、私のパートナーは初めましての牝馬、ステラ。蹴り癖があるからとグループの1番後ろにつくことになりましたが、そんな風には見えない穏やかな顔をした美人さんです。私の身体の使い方に敏感に反応を示してくれて、とても勉強になりました。レッスン後には、スタッフがステラを馬場に引き取りに来るまでの少しだけの間、寄り添って静かな時間を過ごせたのはラッキーでした。

ここ2週間は、本当に毎日朝から晩まで仕事再開準備と、受給している福祉手当に関する事務作業(不正受給対策でやたらと証拠書類の提出を求められます)と、顧客の問い合わせ対応とで、脳みそが爆発しそうなくらいてんやわんやだったので、その中での週に一度の乗馬レッスンは、スクールまでの自転車で片道1時間の道のりも含めて、唯一正気を取り戻させてくれる機会です。

仕事の方は、少しずつ対面での施術も開始しています。PPE(個人用防護具)をつけての施術は相変わらずキツいながらもだいぶ慣れてきた感じがします。驚いたのは、私の手の感度が驚くほど上がっていたこと。もともと私は、テストよりも触診から得る情報を頼りにするタイプではあったのですが、今の手から伝わってくる情報量のすごさにちょっとびっくりしています。反面というか、そのせいで、理論的な部分を頭の引き出しから引っ張り出すのに時間がかかっていて、さらにフェイスシールドの閉塞感も手伝って、気を付けないと軸を失ってしまうような感覚にも。

今1番難しいと感じているのは、クライアントごとにウィルスに対する恐怖感とか気を付けている加減が違うので、それを察知して、すごく気にしている人に対してはいかに安心してもらえるかを考え、特にあまり気にしていないタイプの人には最低限の協力を得られるように説得する、というところだと思います。ルールでがんじがらめにはしたくないし、それでも守るべきこと - それは国が定めたルールだけでなく、普通の人より多くの人と濃厚接触をする私の立場や責任を含め - をきちんと守る、そこは譲らない、という態度をやんわりかつはっきりと示すというのはなかなか難しいものです。特にやれと言われれば言われるほどやりたくなくなるこちらのみなさんが相手なので。笑

一瞬でも気を抜いたら倒れるんじゃないか、という緊張感たっぷりの2週間でしたが、ようやく今日は1日ゆっくりすることができました。

先月に引き続きくみちゃんこと山下久美子さんの配信ライブを、フレンチトーストとコーヒーのブランチをいただきながら観て(今日のセットリストは反則!ってくらい最高でした)、ちょっと細々としたことをしてから、つい先日発見した、徒歩1分のところにあるイタリアンレストランでテイクアウトしてきた本格ピザとティラミス、金曜日にクライアントからお帰りプレゼントとしてもらった赤ワインで、遅めのランチ/早めのディナー。そこからずっとだらだらと飲みながら、久しぶりにゆっくりnoteを読んだり書いたり、愛車ブロンプトン自転車のアクセサリーを探してみたり。

不安はたくさんあったけれど、あのフルロックダウンの頃のゆったりした時間がちょっとだけ懐かしい気がしています。


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