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キラキラあたりと情熱の矛先

1ヶ月ぶりに大学に行ってきました。今回の校外実習期間中は2週間に一度登校日があります。1回目は休養に入ってすぐの絶不調期だったのと、そもそも実習を取り消したのに行く意味とは?と思って休んだのだけれど、モジュールリードの先生から、あなたの状況では出席は必須じゃないけれど、みんなの話を聞くのはきっとためになるから、来れそうになったら来たらいいと思うと言われていました。そうこうしているうちに2回目の登校日がやってきたのです。一番仲の良いクラスメイトからは「来るよね?」と連絡があり、今回のテーマはちょっと復習しておきたかった分野だし、ファシリテーターが私の好きな先生だということもあって、行くことにしたのでした。

それでもなんとなく気合が入らずにぼんやりしていたせいでちょっと遅刻しそうだと思っていたら、学生証まで忘れていて受付で仮のものをつくってもらっているうちにレクチャールームに到着した時には結構な遅刻をしていました。とはいえそこには半分くらいの生徒しかいなく、来ただけでも大出来だった様。先生は笑顔で迎えてくれたのでした。

しかし30分もしないですでに来たことを後悔する私。みんながあまりにキラキラすぎて。彼らの情熱たっぷりに実習の様子を話すのを聞けば聞くほど、私には現場に対する興味も情熱もあまりに不足しているという事実を突きつけられたのでした。好き嫌いや興味のあるなしがとてつもなく極端な私なので、そりゃ身体も拒否反応を起こすわけだとある意味納得するものの、実習をせずに卒業はないコースなのでじゃあどうする?

もともと受験(というほどのものでもないけれど)の面接時からすでに「ものすごいニッチな分野に興味があるのね」といわれていたので当然といえば当然なのだけれど、当時はそれが何を意味するのかまで分かっていなかったなと、今になって自分のナイーブさを思い知らされています(遅い)。もう辞める方向で考えるのが懸命なのではないかと思わなくもないものの、この学問が嫌いなわけではないし、研究分野に足を突っ込んでひとつくらい物申したいという野望がないわけでもないので(そしてそのためにはまずは卒票しないといけない)、堂々巡りを頭の中で繰り返しては八方塞がり感に絶望するわけです。

なんて疲れる生き物なんだ、自分。

そんな日曜日、もうひとつのモジュールの総括的評価の課題用ケーススタディが発表されました。いろんなアイデアやリサーチしたいことが浮かんできて、私の情熱スイッチ・オン。去年の今頃は、課題より実習の方が(仕事での経験もあるし)上手くやれると思っていたのに、全くの真逆になっているという。まあ、締め切りが近づけばそうも言っていられなくなるほど切羽詰まるんだけれども。笑

その昔友達から「あえて逆境に向かっていくよね」と友人たちからよくいわれていました。当の本人は「できるだけ楽をしたい」と思って選択をしているつもりなのに、気づくと藪の中で七転八倒しているという不思議。本当は四つ足動物たちと穏やかに暮らしたいだけなのになあ。

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