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おかゆ夜ごはん

規則正しい勤務形態ではないため、午前中に仕事がない朝は、眠気より食い気が湧いてくるまで、いつまでもベッドの中でまどろんでいる私。生米から作る朝おかゆがすっかり気に入ったものの、お腹が空きすぎてベッドから出たのに、そこからさらに1時間弱おかゆが煮えるのを待つのが辛すぎて(でもそのために早めにベッドから出る気はない)、考えた挙句、スロークッカーに辿り着きました。

料理器具を増やしたくなくて、ずっとあったらいいなと思いながらも、フードプロセッサーもエスプレッソメーカーもヨーグルトメーカーも圧力鍋も、もちろん炊飯器も、ないならないなりに、ル・クルーゼの鍋とモカポットとIKEAの保温バッグとブランケットでなんとかしてきました。

なのにここにきてスロークッカー買うの?とすごく思ったのです。それにスロークッカーが絶賛されているのって肉系煮込み料理が多くて、私はお肉を食べないし、野菜はさっと火を通したくらいの方が好きだし、としたらおかゆ以外にあまり使い道がない気がして。ヨーグルトとか発酵系に使えたら決め手になるかも、と思ったけどどうやら保温機能でも発酵に使うには温度が高すぎる模様。

でも朝起き抜け出トロトロのおかゆが食べられるのいいなあと、目星をつけた小さいスロークッカーを、往生際悪くamazonのバスケットに入れたり出したり。そんなある日、見つけちゃいました。ミニホームセンター的なお店で、1.5リットルの小さいスロークッカー£10(感覚的には1,000円程度)。ロンドンでは£10じゃラーメン1杯も食べられません。これなら、おかゆ専用でも惜しくない。というか£10でおかゆ毎朝食べ放題だよ、と思ったら迷いはあっさり消滅。笑

ということで白菜と生姜とバスマティライスとたっぷりの水をセラミックで出来た内鍋に入れて、スイッチを押して就寝。翌朝、卵と醤油麹を落として、ああ、素晴らしき朝ごはん。身体もぽかぽかです。

ただ問題がひとつ。私は目覚ましをかけないと10時間以上眠ってしまうことが良くあるので、タイマーなんて付いていないこのスロークッカーだと、いくらスローにクックするとはいえ、目覚ましをかけて手動でスイッチオフにするなり保温に切り替えるなりしないといけません。決まった時間に起きなくてもいい日に目覚ましかけるの嫌だ。。。

ということで、今度はお昼過ぎに仕込んで、仕事に出かけて、帰ってくると生姜とホタテの入ったおかゆがとっても良い匂いを漂わせてお出迎え。手を洗って、出来上がったおかゆに生でも食べられるほうれん草と醤油麹とラー油を少し。帰ってきて秒速でご飯が食べられます。

ロックダウン中、初夏あたりから夜6時以降に食べないようにすると調子が良いことに気付いて、できる限りそうしているのですが、仕事の時間によってはそれが難しい日もある。でもおかゆだったら、実際に食べている食材の量は少ないし、満足感もしっかりあるし、何よりワインもビールもおかゆと一緒にという気にはとてもならないのが良い。どうしても疲れてお腹も減って帰ってくると、お酒飲みながらつまむスタイルに走りがちなので。

ということで、やっぱり買って良かった!買って良かったもの2020はもう書いちゃったけど、スロークッカーも追加です。

(言いたかったのは最後の3段落分だけだったんだけど、気付いたら1000文字超えてた。。)

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