使わないと衰える恐怖
最近誰かと話をしているときに、英単語が耳の右から左へと、くぐもった音として通り過ぎていくことが多発している気がするのです。あと、「え、なんて?」と聞き返す頻度も上がっている。それすら面倒な時は、適当に「へー」とか「わお」とか雰囲気で相槌してやり過ごしたり。
特に、乗馬レッスン中はひどい。インストラクターとのフィジカルな距離と高低差がある上に、ロックダウン後はずっと屋外馬場なので風向きとかで、声が単語として聞こえてこないことが多くて、結果言われたことを無視してるからさらに叫ばれるという負のスパイラル。てか、聞こえないし!とこちらも叫び返すんだけど。笑
老年性難聴がすでに始まったとか?と恐ろしくなって調べたけれどさすがにそれはまだっぽい。特に爆音で音楽を聴いたりすることも何年も前からしなくなったし、耳の機能の問題とは思いづらい。
あと考えらえることといえば。かれこれ半年近く、話す機会も、雑音が周りにある状態で話を聞く機会も、ものすごく減っているからなのではないかと思ったのです。特に仕事があまりない週は、会話自体ほとんどしなかったりするし。そういえば最近、言葉というか単語がするする出てこないことも多かった。
もともと話したがりではないので、話さないこと自体、苦痛でもなんでもない(というかむしろ楽でいい)のだけれど、話す/話を聞くということも仕事の上で重要なファクターなので、これは不味い。ということで、今日は朝からずっとBBC World Service Newsをバックグラウンドに英語力復元に努めています。とはいえクリアな発音なので聞きやすすぎてリハビリになっているのかは微妙だけれど、やらないよりはきっとマシなはず。
早く言葉がなくてもコミュニケーションが取れる世の中になるといいのに。
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追記:一応覚え書きまで。
その後、何かの拍子に、聴覚情報処理障害(APD: Auditory Processing Disorder)という言葉に遭遇。聴力に問題はないのだけれど、言葉がよく聞き取れないという障害だそうです。日本語だと、ここに色々書いてありました。
NHSによる説明を読むと、結構心当たりもあるんだけど、(生活にはあまり困らないとはいえ)まだまだ英語力の問題もあるからなんともいえない。日本語で検証したらもっとわかるんだろうけど、あまり日本語環境がない生活だしね。まあ英語でも、音が聞き取りやすい環境にいれば、「いま、なんて?」という時も、音が通り過ぎるといよりは、「今のは知らない単語」と認識できるので、どうなんでしょう。