気まぐれスイッチ
5週間前にロックダウン解除に向けてのロードマップが発表されて、ヘアサロンなどのClose contact services(濃厚接触サービス:って直訳するとなんか怪しいサービスみたいだ)は、うまくいけば4月12日から再開可能ということになっていました。そして今週の月曜日、ようやくそれが確約されるという発表があったのです。
ロードマップが発表された時には、6週間の準備期間を有効に使おうと思っていたのに、結局それまでに増して、だらけにだらけた日々を送っていました。
朝は目が覚めても、特に何もない日は2度寝するかベッドでスマホを眺めているか。お昼頃にブランチを作って食べて、今度はMacBookでインターネットの海を徘徊。勉強しなきゃ、事務仕事しなきゃと思いながらも、気力ゼロで罪悪感を感じながらもだらけてるうちに夕方になって、自分のぐうたら具合にうんざりしつつ、今日はもう無理だなとあきらめて、早めの夕食を作って、グラスにワインを注ぐ。
今日はもういいやと思った瞬間に気が楽になるのか、明日はあれとこれをやろうと、考えてワクワクして、めっちゃ前向きな気持ちで眠りにつくのだけれど、翌朝になるとまた非生産的な1日を過ごしているという繰り返し。
でも、もうあと1週間しかない。結局読みたかった本も全然読めてないし、やりたかった勉強も全然出来てないし、なんならチェロの練習だって全くやってない。ここまで長期にわたって飽きることなくだらけられるのって、ある意味特殊能力じゃなかろうかと思うほどです。
そんな私でも唯一続けられたのは参加しているメンタリングコースの週ミーティング。いつもカメラオフで参加していたのですが、今日はブレイクアウトルームでのディスカッションがあったので、慌てて(背景がそこそこ片付いている)机に向かってカメラオン。同業の知らない人たちとのディスカッションはちょっと緊張するけど、楽しい。普段のミーティングで発言するやり手の人たちの話を聞いているだけだと、私とは次元の違う人たちだわと、感化されるどころかそんなの私にはむーりーと項垂れてしまうけれど、こうしてグループになると、ネイティブで言葉の壁なんかなくても私と同じように感じている人たちが大多数なんだなと安心して、私ももうちょっと頑張ろうという気持ちになれました。
おかげで今日はスイッチが入って、夜遅くまでホームページの更新データを作ったり、SNSに対面セッション再開のお知らせをしたり、ビジネスプランを考えたりと、なかなかにプロダクティブ(私比)な1日になりました。テンション上がり過ぎて、あっちゃこっちゃに手をつけてしまってどれもまだ完成していないのが、アレではありますが。。
もっとテキパキサクサクと色々できるようになるといいんだけど、これはきっと子供時代に頑張り過ぎたツケを払っているんだということにします。ゆっくリハゆっくりなりに、ビジネスに対する意識や考え方はちゃんと前進はしているということを、ホームページの何年も前に書いたままの古いステートメントを見て思ったのでした。
しかしこの「追い込まれないとやれない」っていうのは直らないものなのでしょうか。夏休みの宿題は余裕を持って終わってる派だったのに、大人になってから、というかイギリスに来てから、余裕を持ってやるということがどんどん出来なくなっている気がします。なんで?