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気持ちが通じるワードレスの会話

今週、来週と、BHS(ブリティッシュ・ホース・ソサエティ=英国乗馬協会?)のチャレンジングアワードというコースに参加しています。

ゆくゆくは人間だけでなく馬への施術もしたい、という気持ちが大きくなって来たので、そろそろ、毎週なんとなくレッスンを受けるのではなく、もう少し体系立てて基本からちゃんと学びたいなと思っていたところ。

このコースは、内容がスーパーベーシックだったので物足りないかなとも思ったのだけれど、本格的なコースを受ける前に、どんな感じなのかを知るお試し的に気軽に出来るかなということで、とりあえずやってみることにしたのでした。

ロックダウン緩和後、普段のレッスンでは厩舎をうろつくことが禁止されていたので、ほぼ半年ぶりに厩舎での作業。私はレッスンそのものより、こちらの方にうんと興味があるので(なぜなら馬上にいるよりずっと馬といちゃいちゃできるから)、これだけでもコース参加した甲斐があるというものです。

今日の相棒は牡馬のトミー。牡馬はどこか威張ったところがあって、人間の方からすると試されてる感満載なことが牝馬以上に強い気がしているのですが、トミーも例外にもれず。学校の馬なので、温和なのは温和なのだけれど、隙を狙うそぶりには間髪入れず、ダメなものはダメですとはっきりお伝えします。力では絶対確実に負けるので、力勝負になる前に。

レッスンが終わって、厩舎に連れ戻すと、一目散に干し草の入ったネットへ。鞍を外している間と喉&鼻革のバックルを外している間は、はひたすらむしゃっていて非協力的でしたが、頭絡を外す段階になると、ピタッと止まって頭を下げてくれたのが、食べるのに邪魔だったんだろうなとおかしいやら、可愛いやら。

本当はもっといちゃいちゃしてたかったけれど、当のトミーは食べるのに忙しいので、とっとと馬具を馬具置き場へと片付けたのでした。一度はそのまま帰ろうと思ったのですが、その前にもう一度だけトミーの馬房を覗いてみたら、引き続き一心不乱に食べていたのに、ふと私がいることに気づいて(さすが視野が広いだけある!)、ニコニコ顔で挨拶をしに来てくれました。これにはハートの芯からとろけました。可愛すぎる。

こういう言葉のいらないコミュニケーションが、私には本当に心地良く感じるのです人間同士もこんな風に会話できたらいいのに。

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