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19週 職場のこと
ここ最近は、体調がだいぶ落ち着いている。
ごはんも普通に食べられるようになってきた。
うちの職場にはサークルがある。
コロナ禍で活動が休止し、そのままずるずる休止が続いているが、サークルで仲良くなり、会えば気軽に話せる人が部署の外にいるのは安心する。
その内の一人の男性に久しぶりにばったり出会ったので妊娠のことを告げてみる。
「そうなん?お腹大きい気がしてた」
話しているうちに、奥様も合流。
「やっぱり?お腹大きい気がしてた」
夫婦で似たような反応をされたことに内心ニヤニヤしてしまうが、それよりも、うちの部署の制服はボディラインがかなり出にくく、産休に入る直前まで妊娠に気付かれないことが多いのに、お腹の膨らみに気付かれていたことに驚く。さすが。
仕事で納品されたものを片付ける作業がある。
大体一箱10kg入りのものが多い。
自分の中で、持ち上げるのは重くても6〜8kgまで、と決めて、軽いものや中身の少ないものを運んだり、見当たらないときは周りの細々した別の作業をする。
積んだ段ボールが倒れそうになっている場面に遭遇。
助けに入ろうと思ったら、「近づかないで!」とのこと。倒しそうになっている人は経産婦の先輩。
後から、「巻き込みそうで怖いから、ああいうときは近づかないで。」とのこと。
高い棚に書類を上げようとしたとき。
本当に高いところにあり、背の低い私はもちろん、高身長の先輩ですら机に登って片付ける。
周りに誰もいないし、まあまだ大丈夫だろうと思って、机に乗ってみた。
降りるとき、なんだか怖い。
次に書類を上げようとしたとき、高身長の先輩に頼んでみた。快く引き受けてくださる。
「実はこの前机に乗ったらちょっと怖かったんですよね」と言うと、「えー!乗っちゃったの!?もう乗ったらダメだよ!置いておけばいいから!」とのこと。
次に、未婚の後輩。彼女は、休憩中によくお腹を触りたがる。触るだけでお腹可愛い〜!と言ってくれるので、悪い気はしない。その彼女から、仕事中はぶつかったらどうしようと思うと近付けない。と言われた。
自分が妊娠する前にも、職場に妊婦さんはいた。
未経験ゆえに何が辛いのか分からないなりに、重い物持ちます!とかやっていたわけで、でもいざ自分が妊娠してみると、この作業も意外と辛いな、私やりますって言えば良かったな、なんて過去を思い返していたが、当たったらと思うと近付くの怖い、と思っていた感覚はすっかり忘れていた。すれ違うのも怖かったのに、それを忘れてこれまで通りにしてしまっていたということに気付く。
親切のつもりで手を差し伸べるのも状況によってはやめた方が良いかもしれないし、出来るだけ人の少ない通路を通った方がいいのかもしれないし、今はまだ出来ると思うことでも人に頼った方がいいのかもしれない。と思った。