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突然やってくる反抗期…あなた次第でカンタンに乗り切れます!

反抗期...我が家には13歳の娘がいます。周りは10歳ころから「家の子反抗期で大変」とよく聞きます。あんなに可愛かった我が子が、まさか!目も合わせず、話さなくなる。そしてなにより感情の起伏が激しく、ふてくされたり、不機嫌だったりと面倒くさいお年頃。パターンとして男の子は基本会話無し…女の子は口達者でああ言えばこう言う…

こういう日は少なからずどこの家にも来ると思いますが、我が家では上手ーく回避してきました。うちの子が素晴らしいから、とかそういうことではまったくなく、私が反抗期に苦しまなくていいように先を見越して10年間育てたからです。我が家の娘は強烈です!ジャンルでいうと高いIQ持ちのHSC・ハイリー・センシティブ・チャイルド!でもおとなしくないし暴れん坊気質。

反抗期に苦しまないようにするにはどうすればいいか?

答えは簡単です…「子」育ては小3の終わりごろで終了です。

小4からは「子ども」ではなく、「プチ大人」の仲間入り。小3の途中から徐々に「干渉」するのを止める!ほっといてあげる!失敗をしても、回り道をしていても口を出さず見守る。本当にこれにつきます

娘にとって我が家は現在ホームステイ先のような感覚になってくれていると思います。そして私は娘のことを長期で預かっている他の国(宇宙)から来た子のように接しています。これは昔から娘が思春期になったらそうしようと決めていました。

9歳頃から「ママはあなたのホームステイ先のママみたいなものだからやって欲しいことは言ってね、言われないことは分からないからやりません」と伝えています。

そしてもう一つ伝えてある大事なことは、彼女が生まれた時から彼女のファン第一号は私と夫だということ。ファンはいつでも「応援」するのが仕事です。ただ、頼まれていないことは一切やりません。朝起こしてくれと言われなければ起こしませんし、遅刻しても学校に自分で電話させています。

そして、娘から頼まれたことは引き受けた場合は完璧にしてあげようとも思っています。例えば、今日の夕ご飯の時間は18時にして欲しい。メニューはこれを食べたいというような簡単なことです。今日のリクエストはなぜかパンプキンスープとサラダ…

余談になりますが、私自身子供の頃体操が大好きで、熱心に大会に出場したりと頑張っていました。そこで夏休みなど、大会ごとに2週間ほどその土地の選手のお家にホームステイしていましたが、本当に勉強になったことばかりだと今になってみると思います。

LAに住んでいる時に南部に試合に行った際、南部の人は毎日夕ご飯がこれか?これで終わり?コーラは飲み放題なの?フランス系のお家は洗濯機を回すのは1週間に1回?お風呂入らないの?ドイツ系のお家の掃除は病院なみに清潔、窓に指後つけると怒る!夜ごはん冷たいサンドイッチ?等々。

そしてどこも共通していたのは、基本こちらから「介入」して欲しいと頼まないと子どもでもほっておいてくれるところが10歳ころからとても心地よかったのです。また、どこのホストファミリーも遠くから見守っていてくれて、これは危険というようなことがあった場合には頼まずにもいつでも介入してきてくれました。

私は10歳以降この関係が心地よかったので、娘のこともあえて干渉せずにほっといてあげるようにしています。

娘や息子が反抗期で大変だといってくるご両親には共通したものがあります。それは自分自身の子どもに多大な理想や期待をしているということ。こうなって欲しい、ああなって欲しい、どこそこの大学に行って欲しい等々。自分の夢を子どもにたくして自分のかわりに実現して欲しいと強く願う。

子ども自身の選択を尊重せず、信頼していないこともあり、視野が狭く、自分の人生のやり遂げたかったことを娘や息子ではたそうとしていること。自分の人生のリベンジは子どもを使ってではなく自分でやりましょう。

父親母親の思い通りに生きて欲しいと譲らず、周囲がどんなにアドバイスしても自分の選択が絶対に正解だと疑わない親です。自分はこうして成功した、だから絶対子供にも同じようにするべき。

逆に自分はこうして成功しなかった、だから子どもには自分と違うことをすれば成功するはず。という思いから何から何まで指示を出し続けます。そういう大人がお年寄りなるとまた上から目線で他の誰かに指示を出し、自分の思い通りに相手をコントロールしようとするので本当に厄介です。誰も近くに寄り付きません。

*干渉しない

*自分の精神的なスペースをあげて、そこには無断で入らないでほっといてあげる

*自分で失敗して回り道をさせてあげる

また、我が家では娘に干渉しないでいいように赤ちゃんのような可愛い保護犬が仲間入りしました。本当にベビーちゃんのように可愛くて、娘に干渉する暇があったら、犬の目ヤニを取ったり、ブラッシングしたりと大忙しです。

それと同時に今まで10年間専業主婦だった時と教師時代にやっていた「インターナショナルスクールお受験コーチ」という仕事も始めました。これがありがたいことに時代とマッチして驚くほどに好評で、忙しくしています。娘が10歳になったころに彼女の手を放し、私自身に熱中できることがあって、今は本当に幸せです。

これらと同じくらい大事なのが0歳から9歳くらいまでの親子関係です。それまでとてもいい親子関係が築けていると、干渉せずにほっといてあげるだけで反抗期は乗り切れますが、それまでお父さんやお母さんが苦手でも、我慢していた子は10歳以降、爆発し噴火します。

その怒りは本当にとても激しいもので、多くの大変なケースをみてきました。それまではお母さんお父さんのいうとおりになんでもやっていた子が急に爆発し、「うざい」を連発し引きこもったり、暴れたりするようになります。家の中は地獄絵図。

子どもが親の思い通りになるのはせいぜい9歳ごろで終わりです。ある意味それまでが勝負。対人関係、モラル、生活習慣、勉強習慣、読書習慣、お金に関する価値観等々しっかりと教えてあげましょう。もちろん自分の教えが絶対でもないことも教えてあげましょう。世の中には自分以上にプロフェッショナルがたくさんいます。

10歳以降、親は基本しっかりと遠くから観察しながら、見守る。そしてもしもなにかあったなら命をかけても介入することを伝えておくことだけです。13歳の娘に今私がやってあげられることは、「聞かれたら」彼女にこういう道もある、ああいう道もあるということを提案してあげられることくらいです。

そしていつも伝えていることは、「あなたの人生はあなたのものだから。上手くいくのも失敗するのも自分次第。例えるならばママはあなたの車の助手席には座ってあげられるけど、運転席に座り、どこに行くのか、どの道を通るのか決めるのはあなた自身。」

もし夜更かしすれば、次の朝ベストなパフォーマンスが出来ないことを学ぶでしょうし、ゲームをし過ぎて頭や目が痛くなれば考えるでしょう。お野菜を食べなければニキビが増えますし、テスト勉強をしなければ点数はもちろん悪いです。

全て自分次第なので失敗と改善は基本です。彼女の部屋の中はプライベートな空間なので、換気のために窓を開けに入りますが、部屋がどんなに汚れていても、お願いされなければキレイにしません。ホントに汚い時は、どうしても入ってキレイにしたいので自分との闘いです。

そして唯一嫌な顔をされても、今でも彼女に何度でもいうのは「感謝」の気持ちを持つ大切さです。何事も当たり前ではなく、「感謝」の気持ちを持っていないとこの先大人になって、とても孤独な寂しい人になってしまいます。例えば仕事ではないのに、彼女の希望を叶えようと頑張ってくれる学校の先生だったり、お友達、いつも優しく応援してくれる祖父母や親戚たちへの感謝は大事です。母はここは譲りません!

私は娘に、教育コンサルの仕事をやっていてとにかく伸びる子の親は間違いを訂正するスピードが「速い」。お悩みに対してこうやってみたらどうですか?とアドバイスをすると素直に素早く改善するという話をします。上手くいくか、いかないかとりあえず、素早くやってみる。反対に出来ない言い訳ばかりする親の子どもは伸びない、という話もします。問題の根本が改善されないので、当たり前です。

そして、こういう話をしても娘がどう解釈していても私は構いません。基本「ふーんそうなんだ!」とか無反応で頭にくることも言われますが、彼女のいう通りかもとも思います。

また、とても大事なことは娘に対して多大な期待もしていません。選択肢の提示はしますが、どこの大学、どこの国、どんな職業も好きに選んで欲しいです。好きな道、好きな人生、好きな人たちに囲まれて幸せに暮らして欲しいとだけ思っています。ただそれも全て彼女が望めばなので本人次第です。

彼女がどんな選択をしようとも、自分自身や他人を傷つけるなど、人としてモラルに反すること以外は「応援」だけは必ずします。彼女が生まれた時から彼女のファン第一号は私と夫です。ファンはいつでも「応援」するのが仕事ですからね。

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