生きたい世界を生きるために、今からできること
今日は、ちょっと苦手なAさんと関わる必要があった。
「Aさんと話す必要があるけど、いやだなあ。」
このままだとズルズル先延ばしして、さらに事態が悪化するパターンだ。
それは避けたく、同じくAさんを苦手としているけれど、
うまくコミュニケーションしている感じがするBさんに、
どんな気持ちで関わってるか聞いてみた。
そしたら
「うーん、そうだな、Bさん大好きです、と思って話しかけてるかな」と。
なるほど、確かに…!
「もうちょっと加えるなら、“本当に”好きと思って話しかけてる」と。
うぉぉぉぉぉとうなってると、
「あなたならできるよ」と言ってくれたので、その気になってやってみた。
まずは苦手なAさんを、本気で好きだと思い込むプロセスだ。
念仏のように好き好き…と唱えてても、本気で好きになれそうにないので
Aさんのいいところを書いてみた。
(思うだけじゃなくて書きだすのがミソ)
1個書いてみて…止まった…けど…い、いいじゃないか!!
1個もあるんだ、好きなところが!そうだ、この1個が大事だ。
みんなのためを思ってやってくれるAさん(ちょっとみんなとはズレてるけどそこもご愛敬)、素晴らしいよな…。
Aさんが普段どんなふうにみんなのことを思ってくれてるのか、
じっくり想像してみる。
そうすると…あれれ…。
こわばってた気持ちがちょっと緩んでくる。
Aさんなりに精いっぱい考えて動いてくれてるんだよなあ。
…ありがとう…Aさん…。
そんな気持ちになってきた。
その気持ちで自分をぐぐっと充満させてから、話しかけみた。
最初は警戒気味で顔がこわばるAさん。
以前はその様子を見て「なんだこいつ」と思ってた私。
今日は違う。
ああ、そんなに警戒しないでいいんだよ、Aさん。
そうさせてしまうような体験を過去にさせてきちゃったんだよね、私が。
ごめんね、Aさん。でも私は今までの私と違うんだ。
だからそんなに警戒しないで大丈夫だよ。
…と本当にそんな感じで話してたら…
あれ。なんか空気ゆるんでる。
笑ってる。いい感じ。
そして円満なコミュニケーションが実現。
ほおおおおお。これ、使える。
愛する人と関わる時、私たちはとても優しく寛大になれる。
そしてとても満たされた気持ちになる。
いつも、こんな気持ちでいたい、と思う。
そう、私はいつもこんな気持ちでいたいのだ。
だったら、愛する人に対してだけでなく、
そんなに愛してない人に対しても、そういう気持ちで接すればいいのだ。
とてもシンプルなこと。
なのに、苦手な人を前にすると、
とたんにあれこれ言いだして、複雑な状況に自分を追いやってしまう。
「ああ、嫌だなあ」と思って関わると、
「ああ、嫌だなあ」という世界が現れる。
「〇〇さん、大好き」と思って関わると、
なんか、いい感じの世界が現れる。
これ、対・他人だけじゃない。
自分に対してもそう。ものごとに対してもそうなんだろうな。
「私ってダメだなあ」と思って自分に関わると
「私ってダメだなあ」という世界が現れる。
「私ってちょっといいかも」と思って自分に関わると
なんかちょっといい世界が現れる。
世界はとってもシンプルだ。
見た世界が見えてくる。
それなら、周りがどうあれ、
生きたい世界を、まずは自分が生きればいいのだ、今ここから。