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日記No.25 たった50分のOVAを見るために、往復2時間半以上もかけてなんばの映画館へ見に行った男

 前回の日記から2週間以上も経ってしまった。
 日記を書かない間も色々と大変だったとはいえ、こんなに期間を空けるつもりではありませんでした。
 前回の日記で『2次創作を書き始めた~』みたいなことを言ったけど、その2次創作が思ったより難航してしまって、2週間以上書き続けています。日記が書けなかった理由は大体それです。

 それ以外にも実家からアパートに帰って来てダラダラし始めた……とかもあるんだけど、その話はあまり面白くならないのでしません。
 今回は、この2週間の間に見たものや読んだものについてボチボチ話そうかなと。

・デビルマンOVA 誕生編

 2/14より、全国の映画館でデビルマンのOVAが期間限定上映されるというので見に行きました。
 自分はデビルマンを読んだことがないんだけど(強いて言うならマジンガーZ対デビルマンを見たぐらい)、今回のOVAは原作を忠実になぞらえたモノらしく、だったら初見の自分でも楽しめるんじゃないかと見に行った次第。

 結果としてはかなり良かった。面白かった。
 今日の副題にもある通り『たった50分のOVAを見るために、往復2時間半以上もかけてなんばの映画館へ見に行った』んだけど、それだけ時間をかけたかいはあったと思う。

 まず、作画が物凄く綺麗で丁寧。
 調べてみるとこのOVAは1987年頃に作られたものらしいけど、その頃ってどうやらOVA全盛期だったらしいですね。
 個人的に、その頃のアニメで見たことがあるものと言えばAKIRAぐらいなんだけど、(流石にAKIRA程とはいかずとも)かなりヌルヌル動く作画で満足度が高かったです。

 このOVAを見た後で原作のデビルマン全5巻を読んだんだけど、それと照らし合わせたら、このOVAが原作の第1巻を忠実に再現したものだということがよくわかる。
 若干テンポがゆったりしているところはあるものの(時代性?)、終盤のデビルマン初変身に向けてガーッと盛り上げて、いざ不動明が初変身して大暴れするシーンはとても見応えのあるものだったように思う。

 というか、原作を読んでなくてもしっかりとストーリーラインがわかるのはやっぱちゃんとしてるしえらいと思うよ(それを期待して見に行ったんだけども)。そういうところも推せる。
 OVAから原作に入っても、ちゃんと齟齬なく飲み込めたのはよかった。

 しかし、原作は超ストレートなバッドエンドでかなりビビってしまった。現代の漫画ではあそこまでのバッドエンドは中々作れないんじゃなかろうか。
 個人的には救いが欲しかったけど、それでもめちゃくちゃ面白い漫画だったのでまあええか……と溜飲が下がった。でもやっぱあの終わり方は悲しすぎると思うな……。

 今週はOVA誕生編に続いてシレーヌ編も見に行きます。楽しみ。

・ドリフターズ

 去年、ヘルシングを読んだ後に続けて読む予定だったんだけど、何となく今まで積み続けてしまった作品。
 最近人に勧められたのもあり、重い腰を上げてようやく読んでみたんだけどめちゃくちゃ面白い!!!!!!なにこれ!!!!!!

 同作者が書いていた前作のヘルシングも面白いなぁとは思ってたんだけど、味方も敵もかなり狂ってて、その狂い方の癖もかなり捻じ曲がったものに感じられたので、好みだけどオールタイムベスト級かって言われるとそんなにだったんですよね(でも人間だった頃のアンデルセン神父は好き)。

 ところが、今回のドリフターズは味方側(漂流者たち)はほぼ全員『戦バカ』として狂い方が統一されていて、その癖もかなり真っ直ぐストレートなものに感じた。これがとてもよかった。
 オールタイムベスト、入ります!!

 中でも好きなのは、主人公の島津豊久。『首置いてけ!!』が決め台詞な主人公も中々いないよ。
 どこまでも戦バカでありながら、それ故に死に場所を求めているというどことなく悲しいキャラクター性なんだけど、それを吹き飛ばすほどの豪快な戦いぶりにこっちもつい応援したくなってしまう。
 やってることは人殺しと言ったらそれまでなんだけど、ものすごく爽やかにズバズバ殺していくのでこっちもつい楽しくなってしまう。夢があるキャラクターだと思います。

 他に好きなキャラクターを挙げろと言われたら菅野直かなぁ。
 このキャラも豊久と同じで破天荒系のキャラで、やはり見ていて気持ちが良い。
 やっぱりバカやってくれるキャラが大好きなんですよね。

 そんなこんなであっという間に既刊全巻読んでしまって、今は第8巻が出るのを今か今かと待っています。ヒラコー大好き……。

・四畳半神話大系

 最後はこれ。四畳半神話大系です。
 元々こういうジャンルはあまり読まないんだけど、ネッ友と月一で開いている読書会で何か読む物はないか、ということになり『気になってたけど一人で手を出すほどではなかった』この作品を推して、読むことになりました。

 大体一週間ぐらいで読んだんだけど、これもかなり面白かった。
 大学生活と並行世界という、本来は交わらないようなジャンルが交わったような話で、ドラえもんのようなSF(すこしふしぎ)味を感じた。

 元々はアニメを先に見る予定だったんだけど(湯浅監督作品だし)、こっちを先に読んでよかったと思えた。
 主人公とその親友・小津のネチョネチョしたやり取りにはとても唸らせられたし(大体大学生の友人関係ってネチョネチョしてるよなぁ、と)、明石さんは身近にいるちょっと変な女子大生感が満載で、これもよかった。

 自分のところには岬ちゃん(NHK)も明石さんも来なかったんですよ……(泣)(唐突)。

 でも、やはりこれを大学生の内に読むことが出来て良かったと思う。当事者意識……とは違うけれど、何というか『主人公と同じ大学生だからこそ味わえるような何か』があったと思っている。
 大学生活ってドタバタしててかなり徒労感があるけど、それでも確実に時間は進んでいくんですよ……だから最後には、4年間を通して何かを得なければならない、得たいんですよ。
 四畳半神話大系はそういう話でもあると、自分は思ってる(???)。

 何の話か分からなくなってきたけど、とにかく『四畳半神話大系は面白かった』ということを言いたかった。お勧めです。


 という感じで今回の日記は終わり。
 またボチボチなペースで日記投稿も再開したいんだけど、何分小説も書いているから一日のキャパがギリギリなんですよね。
 何とか頑張りたいけど、また二週間後とかになってしまう可能性もある。
 なるべく努力します……それでは。

(見出し画像引用:「デビルマン 妖鳥シレーヌ編」より。 - OVA「デビルマン」誕生編・妖鳥シレーヌ編の期間限定上映でポストカード配布 [画像・動画ギャラリー 17/27] - コミックナタリー

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有本カズヒロ
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