日記・2024/09/19

 祖母が亡くなった。

 1ヶ月ほど前に、90代の祖母は老人ホームへショートステイしたのだけれど、そこでコロナを移されてから長らく寝込んでいた。
 半月ほど前にはコロナが治ったものの、その後長らく続く後遺症に苛まれ、段々弱っていき、ここ数日はほとんど目も覚まさず寝たきりだったらしい。
 最後の2,3日に限っては自然に逝けるように、と母と担当医の人は判断して、点滴を入れるのを止めたと聞いた。

 コロナに罹る前、祖母は90代ながらもとても元気で、一人暮らしを(買い物を除いて)こなせるぐらいの体力があった。
 でも、それでもコロナには勝てなかったみたい。

 なんで一人暮らしが出来るのに老人ホームなんかへ短期間入居したかというと、調子の悪い自分のために母が地元から大阪へ来てくれることになり、それに伴って祖母の世話を老人ホームへ頼むことになったらしい。
 つまり、祖母がコロナに罹った遠因は自分にある訳で。

 本当はこんなことをネット上の日記に書いたら、祖母の死が消費、あるいは軽くなってしまうかもしれない……と恐れていたけれど、それでもどうしても何かに書き残しておきたかった。
 紙に書けばいい話かもしれないけど、自分がいつも使っているこの場所で書いておきたかった。
 でもこんなことをここに書くべきじゃないのは自分が一番わかっている。

 なんというか、ポエティックな文章になればなるほど祖母の死が軽くなってしまう気がして、そんなことは絶対に嫌なのだけど、それでも自分の心情を赤裸々に書き出すとこうなってしまう。もどかしい。

 誰かに見てもらうためでもなく、自分が見返すためでもなく、ただ祖母が生きていたということを何かに書いておきたかった。
 まだ気持ちの折り合いがついてなくて、このことを考えると著しく体調を崩しそうだから、本能的に忘れる前に覚書として残そうとしているのかもしれない。

 とりあえず、明日地元に帰って葬式に行きます。
 葬儀が済んだら、また平常運転でユルユルやっていく予定。

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