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日記No.10 そろそろ真面目に文筆業を目指したい、という話

 ここの日記では毎回毎回、それこそしつこいくらい就活について書いてるんだけど、今回も就活の話です。

 色々な会社を調べていても感じるけど、やっぱり自分に向いてるのは文章を書く仕事だと思っている。
 いや、それでもクオリティは全然で……という話もあるんだけど、今日はそれについても話していきたい。

 そもそも自分が小説やブログを本格的に書き始めたのは、大学に入ってから。
 だから、文章を書き始めてまだ3年も経ってないペーペーなんですよ。
 でも、その3年弱でそれなりに努力はしてきたと思ってる。
 めちゃくちゃ努力してる人からすれば少ない量だとは思うけど、3年弱で小説を50万字程度、日記も合わせると60万字を超えるぐらいは書いてきた。

 やっぱり『それなりに努力してきた人』として自負はある訳で、さらに自分に執筆適性があるのもわかっているつもりである。
 というか単純に文章を書くのが好き。めちゃくちゃ好き。普通に3大欲求に比肩するぐらい好き。
 そんな人間だから、将来はやっぱり作家やライターになりたいと思ってる。

 でも現実として、そういう仕事で生活できる人は少ないわけで、何より自分はまだ売り物になるレベルの文章は書けてないと感じる。
 「締め切りが守れて、それなりに読みやすい文章が書けるのならライターにはなれるんじゃない?」と知り合いからも言われたんだけど、そうなんだろうか。
 だとしたらこれ以上嬉しい話はないけど、だからと言って文章クオリティはこのままでもいい、という話にはならないわけで……。

 ここまで書いていて思ったけど、やっぱり自分は『自分の文章に自信が持ててない』のだと思う。
 この文章にも頼りなさが若干現れているので、見る人が見ればわかる気がするけど。

 やっぱり何か箔が付くような実績が欲しい。
 自分で自信を持てないのなら、他者が自信を持たせてくれるような……それこそ賞とか。
 でも、そんな後ろ向きな気持ちで賞を目指すのもどうかという気はする。
 そして何より、自分は賞を獲れるような文章クオリティではない。

 作家やライターという職業を目指せば目指すほど、自分の文章クオリティの低さが露呈していく。
 書けば書くほど『あぁ、やっぱり自分はまだ趣味人の域なんだな』と肩を落とす日が続いている。

 それでも、自分の中で『極まった』という感じがしないのは救いなのかもしれない。発展途上。
 もしも『極まった』文章が書けてもプロになれてないのなら、自分の実力はそこまでだった、ということになるから。

 ただ、『文章クオリティをプロレベルに上げるまで待って欲しい』なんて戯言が社会に通用しないのはわかっている。
 それこそ、自分は卒業するまであと1年と少ししかないわけで。あと1年で働き口を見つけないといけない。
 いくつかシナリオ制作会社を受けてみようと思っているけど、正直通るかどうか……。
 キチンと対策は取るつもりだけど、大学の先輩たちの阿鼻叫喚な就活状況を見てると一筋縄ではいかないだろうな……という気がしている。

 まぁ会社に受からずフリーターやニートになっても文章を書き続けるのはやめないけどね。
 さっきも言ったように、自分の中では執筆欲って三大欲求と同じぐらい大きいものなので。

 あと1年、就活をかけながら死ぬ気で文章を鍛えようと思ってる。
 果たして自分は会社に就職できるのか、それともフリーターやニートになるのか、はたまた大学院に行くのか、まさかの書籍化とかしちゃったりするのか。
 2025年も生暖かく見守って頂ければ幸いです。

 

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有本カズヒロ
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