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VRChatで行くバーチャルマンション
※ご注意:いくつか記事を書いてみたところ、どうも自分語りが出る傾向があるようです。書きたいことの背景として必要な情報とは思うのですが「うざい」とお思いでしたら適当に流し読みしてくださいませ。
VRChatでのアバター改変・自作に必要な知識を探し求め環境を整える作業は思いのほか大変でした。前回の記事を書いてからはほぼVRChatにログインせず、noteや検索にかかったブログ等を渡り歩いてノウハウを集積しつつインストールする毎日。とりあえずVRoid Studio、VCC、Unity、BOOTHまではOKかな。Blenderは次の段階にしよう…。
noteを開くとトップページがVRChatとかアバターとかに偏りまくりですが(笑)おかげで日々新しい情報に触れることができます。そこからまた枝分かれしていくので時間が溶ける溶ける…。
さらにはVRChatのワールド方面にも関心が分岐してしまい「自分の居室」と呼べそうな(事実そういう使い方をしている方が紹介記事を書いてます)ワールドを見つけたのでフラリとログインしてみました。
バブル前はこんなでしたよ確かに
東京勤めをしていた若い頃、バブルがはじける前はブラック企業なんてものもなく(たまに残業はあったけど)仕事のあと同僚たちと飲み会に行く機会もあったし上司に連れられて高層ビルの上階にあるレストランで食事してこんな風景を眺めることもありました。
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「東京の夜は美しい。人々の雑然とした営みが闇に覆われ、灯りが星のようにまたたくからだ」なんてキザなセリフを吐いた記憶が…。その時の自分の気持ちとしても、日常の雑多な部分から解放されて自分を自由に飛翔させられる世界で生きてみたいというものは確かにありました。
その頃は電話回線でつながり文字でのみ行われるネットの世界を「電脳空間」と捉えていましたが、今風に解釈すればバーチャル世界への憧れだった訳でしょうね。サイバーパンク小説を読んだりしてたのも同じ頃だったかと。
こんな暮らしをしたかったのに
若いうちに東京を離れ諸事情あって田舎の中でも片田舎と呼べそうな場所に引っ越してもう30年近くになります。いろいろ不便。不便すぎてネットとPCとクルマがなければ生存が危ぶまれるほど。決して大袈裟ではなく一番近いコンビニでもクルマがないと行けないし熊や猪、猿が出没します。先日は野犬が集団で出たそうな。町内の子供たちもお月見行事などで出歩かなくなりました。
人にはよく「自然に囲まれた暮らしっていいでしょ」と言われますが一度くらいは「囲まれてみれば?」と答えてみたい(笑)。人生には何度も選択を迫られる分岐点があると言いますが、私にとっては都会を離れたあの瞬間が最大の分岐点だったし下降の始まりだったといえます。「こんな暮らしをしたい」という夢が吹き飛んだ瞬間。こういうの「都落ち」っていうんでしょうか。
そんなモヤモヤがあったせいか「せめてバーチャルで」とばかり、noteの記事で見つけた居室ワールドを訪ねてみました。
SuRroom
「5千億円ください。ここに住みたいです。もちろんリアルで」そんなお部屋です。
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落ち着いた雰囲気で整然としており、それでいてギミックが盛りだくさん。VRChatらしくアバター選択機能も設置されているので早速試しました。
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なぜか美少女ではなく一風変わった子供を選んでしまう傾向があるようです(笑)。私ってロリ? いや、単に子供好きなだけだと思いたい。思いたいけど、今の世でそれを口にすると警戒されそう…。ひどい世の中だ。
日本人ならコタツよね
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このSuRroomは二階仕立てで、たしか下のフロアには広々としたベッドルーム・浴室、テラスなどがありました。壁面にはプロジェクター投射のスクリーンもあるしBGMオーディオセットもあるし、落ち着いた造りながら至れり尽くせりのルームデザインです。ログインした時の初期ルームより断然いい!お気に入りにセットしたのでちょくちょく遊びに行こう。
なりたい自分になり、居たい場所に居る
この部屋で選択したサンプルアバターは「るるこ」というそうです。
ジト目がイイ(笑)。先日のネメシスのように美しい寄りでおとなしい感じの子より、これくらいのこましゃくれた感じのする子の方が楽しいかもしれません。小学生くらいの年齢なのに世の中すべて見通したような顔して億ションで一人暮らししてる。そういうのもアリかと。こんなのもメタバースなのでしょう。「心のありようはユニではない。メタなんだ。多様なんだ」とばかりに、ね。
バーチャル美少女ねむさんは「なりたい自分になる権利」を掲げてメタバース草創期から活動していらっしゃいます。今年からさらに忙しくなるようですが、どうか理想の実現にまい進していただきたいと思っています。私もメタバース原住民の一人となって、草葉の陰、もといメタバの陰から応援しておりますので。
ここまで読んでいただきありがとうございました。