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VRChatで行くバーチャル宇宙博物館

VRChatで行くシリーズ(いつシリーズ化した!?)早くも第2弾の公開です。ハロウィーンも終わり、街は霜月。スーパーにはもうクリスマス商品が並び始めています! この時期は季節感もバグります。おせちの材料とかが並んでいたとしても私は驚きませんよ、ええ。

秋の夜長は心を宇宙に飛ばそう

前回の記事では軍港都市ヨコスカのバーチャルワールドを散策した訳ですが「お次はどこを歩こうか」ということでお勧めワールド一覧(そういうのを展示している案内ワールドがあるんです)を見ていてピピッときたのがこちら。

VR宇宙博物館 コスモリア

どうやら宇宙をテーマにした博物館がワールドになっているようです(語彙力…)。プラネタリウムとかあったりするのかな。小学生の頃、町内の子供会の企画で横浜の青少年センター?こども科学館?だかにあったプラネタリウムを見学した記憶があります。光量の弱いプラネタリウムからぼんやりと映し出された星座や惑星を見ても夜空を見ている気分にはなれず自分の頭で宇宙を想像する必要がありました(笑)。
あれから幾星霜。天文学も飛躍的に進歩し宇宙望遠鏡が打ち上げられデジタル技術も発展したおかげで、バーチャルワールドのプラネタリウムであっても段違いの美しさなのではないか!?と期待に胸ふくらませて訪ねてみました。

段違いすぎました

天の川銀河の美しいこと! 広いドームに据えられたプラネタリウムはアバターが自由に操作できます。日時を指定して星座の位置を確認したり時間を早送りで全天をぐるぐる回転させたり。一人でも楽しめるしフレンドさんたちとワイワイ楽しむのもアリでしょう。そもそもリアルではプラネタリウムなんてなかなか行かないだろうし、人口密度が極端に低い地域に住んでいないと夜空に星々なんて見えませんしね。
いつでもフラッと行けるコスモリア。お勧めです!

人類の歴史と宇宙開発

何を隠そう、私は小学生の頃から宇宙とかロケットが大好きです。生まれる少し前に人類初の人工衛星スプートニクが地球を周回し、小6の夏にはアポロ11号が月面着陸を果たしたのですから(年がバレ…)夜空を見上げては星々の美しさに感嘆し、そこへ至ろうと手を伸ばす人類の英知と探求心に胸を打たれたものです。授業中でも液体ロケットの構造とか月着陸船を月の周回軌道に乗せる大博打のことばかり夢想していました(学業とは…)。
プラネタリウムとは別の展示室には生命の歴史パノラマと人類の英知の極みである宇宙開発・宇宙探査の歴史が展示されています。
第1展示室は生命誕生から人類の登場まで。

すべてはプロテインから始まった

***我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか***
タンパク質のスープから生まれた生命が、そのタンパク質の分子の生まれ故郷である宇宙空間を目指して長い長い旅路を歩んだことに胸が詰まる想いです。…と感慨にふける間もなく第2展示室は宇宙開発の歴史です。

これの実物は大阪万博で見ました

いきなりアポロです(笑)。サターンロケットです! 実物大です!
サターン5型ロケットは巨大すぎて3段ロケットのうち1段目だけが横たわっています。画像の右に見えているF-1エンジンの実物は大阪万博で見ました。あ、2025年にやるとか言ってるアレじゃありませんよ、1970年の方です。いやもうこのモデリングにかける情熱には笑うしかありません。

中国の花火から始まったロケットの歴史

画像左に見えるゴダード博士の液体ロケットを皮切りに米ソのロケットがズラリと並んでいます。ロケットマニア垂涎の展示!さすがに縮尺模型(笑)。

人類、月に立つ

このような月面展示はアメリカのスミソニアン博物館あたりにはありそうですね(知りませんけど)。

展示室はまだまだある!

たしか第7展示室まであったと思います。最終的には最新宇宙論にもとづく宇宙のすべてがわかるようになっていますが、私も時間的に全部を回ることができませんでした。絶対また行く!

みなさんもぜひ時間に余裕のある時に、そうですね休日を丸1日かけるくらいのつもりで訪れることをお勧めします。展示には細かい解説もついており、読みながらギミックの動作を楽しみながら見ていると時間が溶けます!

最後になりましたが、このような壮大かつ啓蒙的な素晴らしいワールドを構築してくださった有志のみなさんの長期にわたるご尽力に敬意を表します。

コスモリアの企画から実現まで
プロジェクトチームの紹介パネル

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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