「みんなが平等に使いづらい自販機」。平等を目指す社会をハック。
こんにちは、BEUYSで企画やコピーを担当している上田です。
この記事は、前回書いた「お卒暮」の続きで、ふたつめのアイデアです。
このアイデアは、現代の課題について考える際に、奥田氏がポロッと口にした、「最近のポリコレの対応は行き過ぎていると思う」。という話から端を発し、行き過ぎだと思える多様性や、平等・同一化についてのアンチテーゼとして「同一化による不便」を「日常風景にある自販機×右利き優位なデザインの撤廃」で表現したものです。
なんでもかんでも、フラットにすることで本当に豊かな社会になるのか?考えるきっかけになればなと思っています。
ちなみに、行き過ぎだと思えるポリコレの例をあげると
・男女兼用トイレ「オールジェンダー・トイレ」
・ドラえもん「お風呂シーンへの抗議」
・強まる「言葉狩り」の傾向などがあげられます
自分達のスタンスとして、差別や偏見を防ぐ政策や活動が行われることにはもちろん賛成なんですが、多様性のゴールとして「なんでもかんでもフラット」にしていこうという世界観にはどうしても違和感を感じてしまいますし、表現の自由が失われていく窮屈さに怖さもあります。
みんながそれぞれ違うものを持っているので、フラットにするのではなく、実はある程度の違いを認める社会にならないといけないと思っています。
それぞれの不便を、お互いが許容できる社会になるといいなという思いを込めて。
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