見出し画像

文房具コンペにトライした話し。Rememo(リメモ)

こんにちは、BEUYSで企画やコピーを担当している上田です。
活動記録として、最近参加したデザインコンペについてnoteを書いています。

参加したのは「コクヨデザインアワード」のコンペで、テーマは「UNLEARNING」。※現在は最終に進む10組のファイナリストが決定し、最終審査は3月となっています。残念ながら私たちは残ることができませんでした。これは悔しい!

という悔しい状況なので、成仏させるためにも振り返っていこうと思います。

このテーマの募集対象は、「働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる文具・家具・道具全般」。つまり、アウトプットは”何かしらの道具”である必要がありました。

その道具によって何を「UNLEARNING」するのか?という独自の視点、解釈のユニーク性はもちろんのこと、コクヨさんの特性的に、その解釈が最終的には「商品化の可能性」があるもの、つまり実現を目指せる必要がありました。

コンペはまぁ、いつも悩むんですが、今回は特に”アイデア”だけではだめなので、発想の広げ方というか、商品化に近いところで、狭いところから考えてしまったなという反省があります。

そんなこんなで、いつものようにデザイナーの奥田氏と定例でディスカッションしつつ、お互いが考える「UNLEARNING」をひとつひとつ出しながら今回も進めていきました。

でたきたアイデアとしては、こんな感じです。
・座ると瞑想したくなって、仕事が手につかなくなる椅子とか
・重たすぎて、書くと同時に筋トレになってしまうペンとか
・書いたことがランダムに消えて、脳のワーキングメモリを強制的に広げてくれるメモ帳とか
・スマホ立てにしか使えない筆箱とか

昭和・平成的な直線的な努力ではなく、回り道の先に”学びや成長”を見出せるのではと思って、「なぜか違うことに集中してしまう」とか、「気づいたら他の能力が進化している」とか、モノ自体は従来といっしょだけど、使い方はこれまでと違うとか、不便にして使えなくするとか、従来の機能にオンライン時代に必要な機能を付け足すととかとか

今回のお題であるアンラーニング(忘れる・学び直す)な道具って何?を繰り返しつつ、最終的に落ち着いたのがこのRememo(リメモ)です。

Rememo(リメモ)は、オンラインの特性”リセット”をオフラインのツールに持ち込んだガジェットで、消せるボールペンのように、メモ帳を一冊丸ごと削除できるというプロダクトです。

これを考えたときの僕たちは、「無限ノートじゃん!」とか「消しゴムで消す時代は終わった!」とか「紙の無駄遣いという概念は過ぎ去った!」とかなんとかいって、すこぶる興奮していたのですが、ファイナルに残ることはできませんでした。orz

そんな感じで、コンペはダメだったんですが、今回のアイデア「無限に使えるノート」のアイデアは、環境とか今後の資源問題を考える上では実現できた方がいいなと思っていて、何かしらで実現できたらなと思っているわけです。

今回のテーマ「UNLEARNING」は解釈ももちろんですが、”道具”としての落とし所が非常に悩ましいお題でした。
今後も、活動とかいろいろ備忘録として残して行きたいと思いますのでよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?