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【映画感想】『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最後の七日間』@新文芸坐

『ツイン・ピークス ローラ・パーマーの最後の七日間』於:新文芸坐

おそらくスクリーンで見るのは4年ぶりぐらいかな?シネマート新宿で観たのが最後。あれ?なんでだっけ?『The Return』のオンエアがあったからリンチ特集したんだっけ?

それはさておき。

今回はboid sound映画祭の一環でした。爆音上映と異なり、音響機材は映画館で通常使っているものを使用するのが、爆音上映との違いとのこと。

なんて説明できるのは、上映前に少し樋口さんのトークがあったからです。知らなかったー!ご挨拶できなかったけど、久しぶりにお姿を拝見できて嬉しかったです!

で、その時におっしゃってたのが、この作品が、音の調整で一番手応えがあったということです。

トロトロになる音に酔いしれて下さいという事だったので、そのつもりで観てたんですけど…

すみません、そのトロトロになる音響で覚醒してしまいまして、しずかにテンション高くなってました(笑)。

トロトロになるどころか、ギンギンに目が冴えて、踊りたーい!酒飲みたーい!ローラかわいいー!やっぱりクーパーカッコいい!好き!ダイアン(テープレコーダー)になりたい!私に毎日喋って!!それにしてもジェームスはほんとダメだな!このシーンでタバコの長さが長くなったり短くなったりするんだよね!ドナが違うのはララフリンボイルがリンチと別れたからだっけ!?アタシ、ローラに似てるって言われてたな!で、ビニール巻いてコスしたな!懐かしい!!

……すみません。落ち着きます。
いや、無理なのよ。落ち着くのは。『ツイン・ピークス』は、作品にも、それを一緒に楽しんだ友達にも思い入れがあるんですよ。新宿で行われたローラのお葬式イベントにオードリーっぽくして行ったとか、ロンドンでこの映画を観たとか、公式のレシピ本の翻訳版が出る前に頑張って訳してチェリーパイ作ってカルトQのキング&準キングのお祝いしたとか、うちで名作回を見る会したとか。

そんな思い出と共に観て、バタラメンティの音に酔いしれ、テンション爆上がりになったわけです。

まあ、あとオギーさんと20年ぶりぐらいに一緒に『ツイン・ピークス』を観たのもあるのかな。

とにかく、懐かしさと、変わらぬ面白さと、The Returnを観てからは初めて観るのでそこへの繋がりを発見したりと、頭も心も大忙しでした。

テレサ・バンクスのトレーラーハウスでコンセントが一瞬でアップで映るとか、当時はなんとも思わなかった訳ですよ!でも、今見ると、クーパーが穴空き靴下でコンセントから出てきた事と繋がってたりする訳ですよ!ちなみにそのシーンは大好物です。

ほら、なんか長くなっちゃったじゃん。

ま、それが、私にとっての『ツイン・ピークス』だから仕方ない。

はー、ほんと、もう一回言うけど、ダイアン(カセットレコーダー。人間の方じゃなくて)になりたい。毎日、私に報告したり、思った事を吹き込んで欲しい。

キリがないのでこの辺で。

さて、『The Return』を観直すかな。まだ2週ぐらいしかしてないし。

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