『イカゲーム』感想※ネタバレあり
TikTokでなんだか流れてくるようになった大きな女の子のお人形。そして大きな円形の型抜きや、エッシャーの絵をカラフルにしたような階段を歩くジャージの人たち。プレステのボタンみたいな〇△□が描かれたマスクを着けて鮮やかなピンクの服を着ている人たちの動画。
なんだこれ?と思っていると、どうやらNETFLIXの韓国オリジナルドラマのよう。
そこで、ツイッターで皆さんに知っているか?見たのか?と尋ねてみたところ、数人が見たとリプをくれました。
ああ、この人たちが見てるなら、見てみよう!と思い立って見始めた結果、前半はクリフハンガーがうまくてついつい続けてみちゃいました。後半(終盤)は、次回に引っ張るというよりは、その回をしっかり終わらせる感じでしたので、それはそれで見やすく、結局3日で9話全部見ました。
で、途中で気が付いたのだけど…私、そんなにデスゲーム系の映画やドラマに興味なかった(笑)
邦画のデスゲームの多さに飽きていて、あんまり見ないんですよ。数か月前に見た『今際の国のアリス』は友人がエキストラで出ているというので見たのをきっかけに、なんとなく最後まで見ちゃいましたが。
舞台が渋谷だったり、金子ノブアキが好みのタイプだったりしたのでね(笑)
ただ『イカゲーム』はゲーム内容が伝承遊びなのが面白かった!
最終回で、なぜ伝承遊びなのかがわかった時に、ちょっとグッと…あ、いや、グッとはこなかったけど、スッキリした!
ココからはバンバンとネタバレするので、回避したい人は逃げて!自分の身は自分で守って!さぁ!
というわけで、ネタバレ感想です。
基本的には、先が読めちゃう感じが物足りなかったです。
例えば、ビー玉ゲームの時。
二人組を選ぶ際に、ジヨンがセビョクに「どんな手を使っても勝たせてあげる」と言った時点で、自分が犠牲になることはわかっちゃいますよね。
ノスタルジックな町並みに入った瞬間、選んだ相手と二人でゲームするのもわかっちゃう。
001番は乱闘の時の様子で何か怪しいと思うし、脱落した時に撃たれたシーンは音だけで映っていない。
これもうラスボスじゃん?
と、ストーリー的にはドキドキが私には少なく感じました。
ただ、キャスト陣が素晴らしく、おそらく彼らの演技によって、ゲームに誘われる前からラストまで、目を奪われ、彼らを好きになり、嫌いになり、そして『イカゲーム』という作品を楽しみました。
っていうかさ!イ・ビョンホンのカッコ良さヤバくないですかね!?なんなのあれ!!ズルい!惚れちゃう!
話を戻して。
後半のVIPが出てきてからがたまりませんでした。
VIPたちのいる特別室が、好きすぎる!人間がテーブルになってたりするの!
部屋に置かれたミニチュアなども併せて、ちょっと『家畜人ヤプー』を思い出したりしてました。
あと、たいてい韓国作品を見るとお腹が空いたり、出てきたものを食べたくなるんですけど、今回は特になかったですね。あ、ゆでたまご!…と思ったけど、ゆでたまごはいつでも食べたいぐらい好きですので、別に本作品を見たから食べたいというわけではないか。
ちなみに、私は小学生の時に「放課後も遊べるじゃん!」という理由で部活動を「伝承遊びクラブ」に決めた天才ですので、もしイカゲームシチュエーションになったら、仲間にしてみて!
ただし、そのゲームがうまいかどうかは別ですけどね。