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ベーコンたべた?

この1週間、カリカリベーコンが食べたくて仕方がなかった。

アメリカに留学していた頃に、友だちのお母さんが朝焼いてくれたカリカリベーコン。ふと、フライパンに向かうあの後ろ姿と、香ばしいにおいと、パチパチという楽しい音が思い出されて、頭から離れなくなった。

と、書きかけてすっかり忘れていた1年前の下書きを見つけた。このころ、仕事のストレスでまいっていたわたしは、週末の朝ごはんが数少ない気分転換だった。夜になると気がめいるけど、まだ時間があるという気持ちの余裕、そして日光のおかげで、朝は一番元気でいられる時間だった。そして朝ごはんといえば、ベーコン。この頃のわたしは、ベーコン熱が頂点に達していたらしい。

1年間の留学から帰国したのが2016年の春。日本に帰ってきてすぐに恋しくなったのは、留学先の友だち、寮やキャンパスのにおい、そしてなによりハグの文化(やっぱりハグすると幸せ物質が出て元気になる気がする)。それから、気がつくともう7年も経った。そして今、一番恋しいものはなにかと聞かれたら迷わず、「カリカリのベーコン!!」と答えるかもしれない。

この下書きを書いていたころ、わたしはとにかく友だちのお母さんが作ってくれたやつみたいに、とびっきりカリッカリのベーコンが食べたくてしかたなかった。でも、知ってしまった。そもそもアメリカのベーコンと日本のベーコンは製法がちがうから、日本のは脂身の多いアメリカのと比べて、カリカリになりにくいということを。わたしはうつろな目をして、YouTubeで「カリカリのベーコン 焼き方」と検索をしては試していた。

ちなみに、当時のわたしが最終的にお世話になった動画はこちら

この動画でもいっているし、他の動画でもやっていたし、別のブログでもみかけたけど、カリカリのカギは「油」ではなくて、「水」らしい。これをみながら作ったのが写真のベーコン(だったと思う)。

あのころ、わたしのベーコン愛はとどまることをしらず、なんかもう垂れ流しになっていた。大きめの黒いTシャツが欲しくて下北沢の古着屋さんを探し回っていたはずが、気がつくとこれを買っていた(しかも色は紺)。

My Favorite "got bacon?" T-shirt

そのときはなにも考えずに買ったんだけど、あとからこれはなんのTシャツなんだろうって調べたら、アメリカにベーコンを山のように出すレストランがあって、そこの店員さんたちが"got bacon?"ってかかれた制服を着ていたってブログをみかけた。そのお店、いってみたいなあ。でも調べても、店名がはっきりわからない。

ここだろうか。動画をみると、デザインちがうけど"got bacon?"Tシャツを着た店員さんたちがたくさんいるっぽい(~27:00)。


そんなわたしのベーコン熱は気がつくとすっかり落ち着き、いまでは朝ごはんにサックサクの食パンを食べることにはまっている。あと、キウイ。それでも、"got bacon?" Tシャツはやっぱりわたしのお気に入りだ(着すぎて文字のプリントがちょっとはがれてしまい、どうやったら直せるか思案中。いいアイディアがあったらおしえてください)。

ともだちのママが作ってくれた、カリカリベーコン~バナナシナモントーストに添えて


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