音楽を人に届けること(お仕事編3)
かなり間が空いてしまい、申し訳ありません。
前回は具体的な制作物のリリースや公開方法を書きましたが、
この後が一番大変な『人に届ける』と言うパートになります。
ここに関しては、私自身は全くダメ人間だと自負しています(笑)
過去には、宣伝に繋がることを考えてあらゆる事を試してみました。大抵のソーシャルメディアのアカウントを作り、告知をし…ここまではどのミュージシャンも日常的に行っていると思います。
WEBサイト制作はもちろん、ライブがあればフライヤを作り、お店に置かせて貰ったり…一応あらゆる努力をして来たつもりです。
しかし、ピンポイントで自分たちの音楽に本当に好きだと感じてくれる人と繋がらないと世界を拡げていけません。
そして、お店や会社で言うところの、新規顧客、は来ない。行き詰まる訳ですね。
皮肉な事に、頑張って動いた時期は全く上手く行きませんでした。
私がAirBlueでアルバムを出した直後
業界で有名な事務所の方に直接お会いして感想を頂いたけれど、英詞ではダメとのこと
相棒はTV出演しましたが仕事には繋がらず。
FMラジオの生放送ライブ出演は知らないファンを獲得出来ず終了
世界コンテストへの応募
3位になり、地方遠征するも会場への集客を主催者はしなかった。
評論家にも聴いてもらいましたが、私の容姿があまりお好みでなかったようでスルー
地方遠征の店頭でのデモ演奏依頼があり車で向かうも、混雑で辿り着けず、話はナシになり、その上、費用を取られる…
他にも枚挙に暇がなくて書いていて凹むより笑ってしまいます(笑)
良い話もありましたが、人間関係は難しくなかなか繋がっていきません。
バンド形態で動こうにも、バンドを創り上げるのは時間がかかります。特にクオリティを求めるならば。
すぐにこなせるスキルを取れば、プロをお願いして自分たちで彼らにギャラを払います。
プロの方をお願いすると、充分なリハーサルの時間は取れないので、最終的には作曲したTrinity氏と私の2人で活動するようになったのです。
こんな感じでしたが、音を持っていけば、必ずノルマなしでやらせてくれるライブハウスさん達には今でも感謝しています。
都内でのコンスタントなライブをやらせて頂いても、私たちを知らない人には音楽は届きませんよね。
ほぼ音楽関係の知り合いにしか届かない。
そして、知り合いというのは、相互扶助なので、お相手の活動にも参加していかないと、こちらには興味を持ってもらえません。
来てくれたから行く、と言う世界に一旦入れば楽なのでしょうが、私はそのやり方が出来ませんでした。
音楽仲間の誰かのライブに行き、その仲間が義理として来てくれるという互助会的な所から脱却して活動するのは簡単なことではありません。しかし、私たちにはその時間や経済的な余裕がありませんでした。
大きな仕事のチャンスはあったけれど、時期が悪かった。これは運でもあるし、もっとベターなやり方があったのかも知れない。
そんな音楽制作以外のことで疲弊していきました。
私達の音楽が悪い訳ではないと信じています。
全てにおいてある程度の評価は頂きましたが、本当に欲しいのは支援でした。
今回は愚痴と言うかマイナス面ばかりになってしまいましたが、
私がそのような活動をしていたのは10年以上前なので、現在は違うやり方があるはずです。
しかし、変わらないのはWEBでの告知
ソーシャルメディアでの告知
では宣伝にはならないと言う結論です。
何だか救いようが無い話で申し訳ありません。
上記の経験から、私は今はソーシャルメディアでのお知らせはかなり減らして、と言うかリリースした時にしかしません。基本的に放ったらかしにしています。
これからどうするかは、制作した音楽のクオリティに任せようと今は思っています。
と言う訳で、私のアルバム💿とシングルのプレイリストを載せておきますね。あ、これも宣伝かも知れませんけど💦
この記事を読んでどんな音楽やってるんだコイツは!と気になったら聴いてみて下さいませ。