奔放でグラマラスな…

もっとしっかりと握ってください。もう少し強くこんなふうに…と言いながら日焼けした肌、左利きの長い腕の男性から、強く手を握られました。そこから二人は…

はい、昨日のテニスのボレー練習時、先生によるグリップの指導でした。部屋に戻った後、衣替えに加えて、諸々冬仕様も終えて気分が良く、夕暮れ時から眠りについてしまったのです。そのうち、ヨギー片岡鶴太郎氏のような就寝時間になってしまったら、どうしようかと、

恋人との、めくるめくお戯れ時間に影響がでちゃうじゃない？
だって毎日はしないでしょ？
そんなこと教えないわ、明け透けなのは苦手よ私。
あらやだ、そうよ、そうよね。そもそもアナタは女王姫さまなんだものね。チューだぎゅーだ下着だ、逆にそんなこと言わないでほしいわ。

そうよ、きまってるじゃない、わたしが言うわけないわよ。

夜中に目が覚めて、こんなガールズ・トーク場面が降りてきたのです。私の中で奔放な女と、明け透け女は、まったく別物なのです。

ナンテンの実って早朝、肩をすくめながら窓を開けると、視界に入ってきた瞬間に煌めきを感じる。難を転じるガールズブラボー感や、鬼門を除けたりするアマゾネスのような…艶のある赤は乳ボムとか、尻ぷりなどを彷彿させてくれるじゃない。寒い朝に、とにかく奔放でグラマラスなのよ。