見出し画像

メビウス・リミテッドエディションのスペックは?味は?香りは?どこで売っているの!?吸ってみました!

 どうもべっちょです。


※この記事は喫煙を推奨するものではありません。ただの当選自慢です。


■また当たったよ

・まぁ、煙草は当たりやすいよね。

あー、いつものサンプリングたば…ん?

リミテッドエディション…?

あー、そういえばCLUB JTで応募してたわ。


■ってことで喫レポ(販売店は最後の項目です)

・今回はリアルタイムレポと、ちょっとした豆知識で行くよ

ふむふむ

セブンスターの価格帯なのね。

リーフレットが付いてる

このリーフレットに書いてる「国分葉(薩摩藩)」「水府葉(水戸藩。御三家領なので実質直轄領)」「秦野葉(直轄領)」の三大銘葉は、まあ、煙管用の刻み煙草である「こいき」を知っている人にとっては有名ですね(秦野市は今でもたばこ祭りをやっているし)。こいきは5ブレンドだっけ?まあ、こいきをシャグにして手巻きを作ったことのある変人もある程度予想できるかな?


・というか、外箱のシュリンクを開けた瞬間

めっちゃスパイシーな香りが鼻を通り抜けます。

なんか、雑に投函されていた。日本郵政株式会社さん、これはあかんて。
(宛先の紙を抜いて再現)

というか、無理矢理郵便受けの「入り口」からねじ込まれていた。出口から入れろ!


箱潰れ

■まあ、喫味と香りに影響は無いので(パッケージシュリンクあるので)、ある程度の予想をしながら箱を眺めながら開封

・パッケとスペック

ブラックパッケの紙巻きメビウスの新製品って久しぶりだな。
10mgの0.9mg。ニコチンだけレギュラーメビウスより0.1mg高い。

■ビニール開封(ヴェポライザーでこいきを吸った経験者なので、香りの予想はついている)

まあ、
新製品にありがちな「セールスカード」は付いているよね。

・来た!

だいたい予想通りだけど、この匂いは好みが分かれるぞ!



よっしゃ!予想通り!


これ、味も香りもすごく特徴的。

・点火前の香り(ここが一つ目のピーク)

・特徴的だけど、こいき経験者にはこの時点である程度の予想はつく。

咥えた段階で鼻への薫りは消えて、火を点けていないのに、吸ったら薫香がする。
これは圧倒的に秦野葉の特徴。

ちなみに葉の色。

色は国分葉が入っているので薄いかと思いきや、

右が通常メビウス。

ノーマルメビウスの方がブレンデッドされている葉が多いので色はノーマルメビウスの方が濃いですね(国産葉は色が薄め)。
ここまではこいきの経験で予想は付いている。フィルターを通したときにどう違うのか。というかこいきをシャグにして紙巻きにしてる人、贅沢とかそういうことじゃなく、刻みが細すぎて全くこいきの良さを活かせてないからやめた方がいいと思うよ(今回の葉は巻き煙草用の刻み方です)。
点火して吸いますか。


■喫味

・ゆっくり吸った時

!?

えっ!?ふわりと喉に入ってきて癖が無いの!?
何だこれ!?
えっと…無香料の紙と「20本500円未満の葉巻」で、葉の種類が少ない場合って、味が淡白になりがちで舌への刺激と喉越しもきつい(俗に言ういがらっぽい)んだけど、ちょっと別次元というか…

セブンスターボールドブラックは「薫りと喫味の暴力」。

メビウスプレステージは「薫りと味のマリアージュ」
この両方とも違う。

しかも国産葉のみだからヴァージニア葉が入っていないのに何故か柔らかい(ヴァージニア葉は香り豊かで味は柔らかい)…
これが水府葉の特徴なのか…?


・深く早く吸って喉に入れた時(マジでおすすめしない)

これは

推奨されている吸い方とは違う。
あっ!(ゴホッゴホッ)

辛い!これはメビウスらしくない!
そしてヤニクラが来る!
(1本目から20分置いてます)
これは正に煙管の為の葉だ!(国分葉と無香料の影響)
この吸い方はお勧めしません。15分経っても目が回ってる…


■そもそも何故この葉をブレンドして「メビウス」ブランドで出そうと思ったのか

・一番はブランド訴求力

これが「こいきブランドの紙巻き煙草」として出されても、「こいき?なにそれ?」ってなるでしょ?そもそもこいき自体が「煙管用の刻み煙草」なわけで知名度が低いし(たばこ屋でしか売っていないし、煙管自体がニッチになっているし)。
そこで、「メビウス」という世界に通ずるタバコブランドの名前を冠して「限定品」として出した(だからタールを合わせたのと、『ゆっくり吸う』ことによってメビウスと近い喫味にした)と言うのが狙いかなと。


・「煙管」と「紙巻き煙草」の折衷

そもそも煙管というものがもはや「粋な趣味」の領域になっている(煙草盆がある家なんて見たことないし)

煙草盆ってこれね、


※閑話休題-同じ葉を使っていて、フィルターが無いのに煙管ではヤニクラを起こさない理由-

煙管はまず長い。本当に長い。家で吸うための煙管は33~40cm程(一尺~尺三寸程)、外で使う煙管は携帯性を重視して18~21cm程(六寸から七寸程)。これぐらいの長さだと途中で熱が冷めるしヤニが管内に付くし、少ない葉を丸めて三喫程で吸い終えるのが「小粋」とされるので、口の中でゆっくり味わうのが主流(その後に肺に入れる人も当然居たが)だった為、喉を通り抜ける際にヤニが喉を通らないどころか、そもそも喉に入れない人が多数だったというのが理由ですね。まあ、パイプや葉巻と同じようなもんです。


■吸っていて気付いて、分解して「やっぱり」ってなったこと

・煙草本来の喫味を味わって欲しいという思いが伝わる。

まあ、リーフレットを見て若干予想はしていたけど、

紙巻きの喫煙者ならわかるでしょ?

そう。チャコールフィルターが入っていません。
これはもう「煙草葉本来の喫味と喉越しを味わって欲しい」という開発陣の意志ですね。チャコールフィルターを入れたら「良い意味でも悪い意味でも」煙草葉本来の味わいに影響が出るので。本来ならフィルターすら入れずに両切りにしたかったと思うんだけど、それだと吸いづらくなるのでこうなったんだと思う。


・これは何を意味するのか

国産葉オンリーの煙草を紙巻きの長さで口内喫煙してゆっくり吸う贅沢」という選択肢を「メビウスブランド」で出すことで、そこにどれだけの需要があるかのマーケティングリサーチと、セブンスターと同じ価格帯で全く違う吸い方で楽しんで欲しいと言う開発陣の試行錯誤が伝わってきます。
ちなみに、「口内で溜めてゆっくり吸う」と、メビウスの特徴である「スムースなキック」と「煙を吐いた際の喉越し」も味わえます。これも狙い通りなんでしょうね。


■普段メビウスを吸っている俺が付ける評価点(個人の感想です)

80点/100点満点

○この点数の理由

・国産煙草葉のみでこの喫味。ヴァージニア葉と香料を使わないのにメビウスブランドを名乗れるレベルの再現度(推奨通りの吸い方をすれば)。
・国内の煙草農家が世間の風当たりや財政的にも厳しい中でこの煙草を出す精神。
・ほかの煙草にもある程度当てはまるけど、吸い方によってキックがここまで極端に千変万化する面白さ(開発陣は狙っていないだろうが、チャコールフィルター抜いた影響)。
国産葉の再認識と農家へのリスペクト
・同じ価格帯のセブンスターレギュラーと好みがかなり分かれる。
吸い方が繊細(口内喫煙に慣れていない人はキツい)。
レギュラーメビウスより高い。
・販路が限られる(次の項目)。

こんなところですかね。


■販売店は?

CLUB JTの通販と、JT特約店の一部だそうです(喫煙を推奨する喫煙では無いのでリンクは載せません)

発売開始日は2013/12/11からだそうですが、リミテッドエディションの名の通り、数量限定販売です。


※この記事は喫煙を推奨するものではありません。ただの当選自慢とレビューです。


■おわりに

セブンスターボールドブラックは「セブンスターらしさをとことんマッシブした煙草」、メビウスプレステージは「メビウスらしさという核を残しつつも、ブレンドと薫りをとことん追求した最上級の紙巻き煙草」だったが、今回のメビウス・リミテッドエディションは「煙草というものの再認識」という別方向のアプローチで、それぞれ限定品(メビウスプレステージはちょっとレベルが違ったが)の中でもコンセプトがまるで違うセブンスターファミリー(メビウスは元々セブンスターをマイルドにした系統…というか、元々が「マイルドセブン」と言う名前だったので、セブンスターファミリーです)のバリエーションで試行錯誤しているところを見ると、紙巻きを何としてでも残したいという思いと、世界最高峰のブレンド技術を惜しみなく出してくる姿勢が素晴らしいと思いました。


※喫煙を推奨する記事ではありません。

何度も警告したからな!

ではまた。

いいなと思ったら応援しよう!