報道に騙されないために〜言葉の定義を掘り下げる習慣を
■「国の借金」は心配しなくていいので「お金ください」
やっとこさ、経済対策ですって。やらないよりはマシなんですが、問題はその中身です。ぜひ、大胆な財政出動をお願いしたい。ちゃんと使うので、僕らにもお金ください。
ただ国が支出を増やそうとすると、メディアが財政問題を前面に出してくる。「財政膨張」ってなんでしょう?まあ、国の借金が膨らむってことなんでしょうが、恐れる必要はないんですよ。
その理由を、筆者が頑張って説明した記事がこちらです。
「国の借金」は嘘だってことが、世の中にバレ始めていることに薄々気づいたから、「財務膨張」と言い換えてるんでしょう。数字が膨れ上がっていることは嘘ではないので。
■財務省の自己矛盾
筆者が頑張って説明しなくても、財務省だって「日本が破綻するわけないだろ!」と公に明言しているんですけどね、20年くらい前に。
一方では正しいことを言っておいて、真逆の政策をやり続けるという自己矛盾。それがずっと国民を苦しめている。もういい加減に、ちゃんとしてほしいところです。
■新しい資本主義
これに加えて、冒頭の記事によると、
だそうです。出ましたね「新しい資本主義」。内閣府の資料によると「新しい資本主義」とは、
つまり、「新自由主義」やグローバリズムからの転換ということですね。だったら、「財政膨張」なんて気にしちゃだめでしょう。積極財政で、民間の需要を喚起してください。
■変えられるのは民意
ただ、やっぱり期待は薄いです。ここまで事実が分かっていながら、真っ当な政策を打ち出せないのは、我々には及ばないパワーが存在しているとしか考えられません。
それが何なのかは知る由もありませんが、社会をいい方向へ変えられるのは、国民です。ひとりの力ではとても太刀打ちできないので、束になっていくしかありません。
■言葉の定義を掘り下げよう
というところで、ようやく本日の主題ですが、社会をより良く変えていくためには、微力でもひとり一人が、強くならなければなりません。そのためには、報道を鵜呑み(あるい看過)せずにキーワードの定義を掘り下げてみることが大事です。
今回で言えば、「財務膨張」や「新しい資本主義」ですね。メディアに流されず、自分の頭で考える習慣を身につければ、本質に迫っていくことができます。そこに、微かな希望が見えることを、切に願っております。
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